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「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」★★★ [映画日記]

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マンガ映画です!

 

「無限列車」ですよ、「無限列車」。

 

「やみつき無限キャベツ」じゃありませんから!

 

当ブログを読んでくださっている多くの方は、「鬼滅の刃」の概要をあまりご存知ないと思うので、ザックリ説明させていただきます。

 

大正時代の男児が、化物を退治するお話です。(←ザックリしすぎてますか)

 

おぉぉぉりゃぁぁぁぁ〜〜っ、ぐぇぇぇぇぇぇ〜〜っ、みたいなやつですよ!(←抽象的すぎますか)

 

刀を使った大活劇で、あらゆる登場人物の性格がまっすぐ。

 

白黒ハッキリしたお方たち!

 

すぐ顔に出んの!!

 

とっても分かりやすいので、子どもに人気があるのも納得〜。

キャラクターの深みは薄めと思うのですが、バイオレンス表現が過激で、大人客まで楽しめるバランス構造になっています。

 

わたくしが「鬼滅の刃」で好きなところは、大正時代を踏まえた衣装の柄ですよ。

主人公、炭治郎が着ている、市松模様の羽織りがオシャレです。

 

アニメーターさんが、いちいち模様を描いているところが良いんですよね〜。

 

大変な作業ですよ、市松模様をいちいち、いちいち〜!

 

こないだ近所のバス停に、知らない男の子が炭治郎の羽織りを着て立っていて、「アッ」と思いました。

 

知らない男の子に、「アンタ、それ炭治郎っしょ?」と言って肩を掴みそうになりました。(←逮捕されます)

 

子ども服に落とし込んでも映える、良いデザインだと思いました。

 

テレビアニメ版(全26話)を、サブスクで鑑賞済みだったわたくし。

テレビアニメの最終話は、「無限列車」に飛び乗る場面で終了〜。

 

「無限列車」は謎の多い汽車。

 

ミステリー鉄道ですよ!(←西村京太郎さんかい)

 

劇場版の物語は、テレビアニメ版の続きになってました。

「ダウントン・アビー」の劇場版が、ドラマ版の続きだったような感じです。

 

「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」は、主に、列車内にいる化物(鬼)をやっつけようとするお話なのですが。

炭治郎の先輩にあたり、ものすごく強い剣士の「煉獄さん」がフィーチャリング。

 

「煉獄さん」の読み方は「れんごくさん」です、「ごくつまさん」じゃありませんから!(←誰も間違いませんか)

 

煉獄さんが急に出てきて、主役みたいになっている映画でビックリ。

他の脇役は、あんまり出番がありませんでした。

 

煉獄さんは、すでに無限列車に乗っていて、車内で炭治郎と合流し、共に戦う感じで物語は進むのですが。

 

煉獄さんは、イケメンといえばイケメンですが。

変わり者ですよ、瞬き一切しないし!

 

言葉使いもハキハキしているというか、ハキハキしすぎというか〜。

 

「よし!!」「うむ!!」みたいな口調で、良い意味で熱いです松岡修造さんみたいに!

 

日本人のはずですが、なぜか金髪の煉獄さん。

劇場版では煉獄さんのご家族も、回想シーンの中で出てくるのですが。

 

煉獄さんのお父さんも弟も、同じ顔で、同じ髪型をしていてい笑ってしまいました。

 

変な家系ですよ!

 

そして金髪は地毛だったんですね、染めてナーイ!!

 

煉獄さんのお母さんは、黒髪の普通の美人。

父の遺伝子を強く受け継いでいたんですね〜。

 

そんな煉獄さんがクライマックスをご担当。

 

まるで「アベンジャーズ:エンドゲーム」ばりの死闘が繰り広げられてました。

 

ひとりエンドゲームですよ!

 

「これは映画化してスクリーンで観るにふさわしい」と思える名場面になってました。

 

100%「鬼滅の刃」ファン向けで「一見さんお断り」という作品でありながら、一見さんを巻き込む勢いの出来映えでした。

 

 

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「ダーティー・コップ」★★★ [映画日記]

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これ観たかったんだよね〜。

 

役者の顔合わせが変わってる。

 

珍しいコラボレーションなんですよ、珍コラ!

 

2016年の旧作なのですが、ニコラス・ケイジとイライジャ・ウッドが警官コンビ。

 

デコボコ・コンビですよ!

 

でっかいニコラス・ケイジと、永遠の少年イライジャ・ウッド。

 

「これ以上のデコボコ・コンビを見たことがない」と思うくらい、見た目からデコボコでした!

 

タイトルから察するに「不良警官が悪人を捕まえようとする、軽快なノリの映画かな。ビバリーヒルズ・コップとか、リーサル・ウエポンみたいな。(←古いです)」と思ったら全然違う〜。

 

360度違う〜!(←一周回って元に戻ってます)

 

ニコラス・ケイジとイライジャ・ウッドは、警官の同僚。

 

まさかの仲良し!

 

冴えない警官生活を送るコンビが、謎の人物が所有している巨大金庫を開けて一攫千金を狙う、という犯罪スリラーなんですね〜。

 

「悪徳もの」ですよ!

 

作風も相当なオフビートで、めちゃめちゃクールな空気が漂っていて、雰囲気も真っ暗〜。

 

陰気映画ですよ!

 

物語も、ほとんどがコンビ2人の会話だけで進行するという、「2人劇」ふう。

冷たく乾いた世界観の中で、ポップな存在はニコラス・ケイジとイライジャ・ウッドだけ、という面白いバランスを持つ作品でした。

 

2人で犯罪を実行するうちに、警官の意識に変化が生じ、徐々に裏の顔が見えてくる、という点が見どころ。

ニコラス・ケイジもイライジャ・ウッドもプロ中のプロの役者さんなので、演技は上等でした。

 

確かに見た目はデコボコ・コンビでしたけども、意外と2人の相性は良いのかも〜。

 

実生活では2人とも親日家だしね!

 

イライジャ・ウッドはB'zが好きだし。

 

ニコラス・ケイジはアジア人女性を抱いてるしね!(←話がそれてきてます)

 

物語のクライマックスは、「金庫の中身は何なのか?2人はリッチになれるのか?」という感じで観客の興味を引き、まあまあそこそこ盛り上がるのですが。

 

鑑賞中は、基本的に「あんまり面白くない」という印象になるのが、もったいない。

これで面白ければ最高の映画なのですが、上手くいかないものですね。

 

イライジャ・ウッドは、撮影当時の年齢は30半ばのはずですが。

普通に20〜22歳くらいに見えるから、スゴイです。

 

冒頭では、イライジャ・ウッドが女性を抱いていてビックリ!

 

「何やってんだい、子どもが!」と、思わず叱りつけたくなりました。

 

よく見ると、抱いているんだか、抱かれているんだか分からないアングルでしたけども。

どっちにしろ、性的な場面では使いづらい人材だと思いました。

 

抱いても抱かれても変態臭が出てしまうんで!

 

 

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アナ・ケンドリックもドラマに主演する時代!女子ドラマ「LOVE LIFE」に夢中。 [海外ドラマ日記]

いや〜、スーパー!ドラマTVで放送されている女子ドラマ「LOVE LIFE」(全10話)な〜。

アナ・ケンドリックもドラマに主演する時代ですよ!↓

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*番組・放送情報はこちら。

 

アナ・ケンドリック扮するヒロイン、ダービーの交際遍歴がひたすら語られる内容。

舞台はニューヨークで、パーティなどの飲み食い場面もふんだん。

海外の女子ドラマは、やっぱりこうでなくっちゃネ!↓

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このドラマの特徴は、女子ドラマでありながら、オシャレ感はほどほどに。

どこかリアルで、共感を呼ぶ「恋愛あるある」仕様になっているところでしょう。

 

ただいま5話まで観たのですが。

毎話、ダービーのボーイフレンドが変わってます。

毎話、別の男に抱かれんの!

 

こちらが歴代ボーイフレンドの一例です。

広く浅く抱かれるタイプなんですよ!↓

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最終回でダービーは誰かと結婚すんのか?

年貢を収めるのか?…という点で興味を引くお話。

話数も適度だし、「ひとりセックス・アンド・ザ・シティ」みたいだと思いながら楽しんでます。↓

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アナ・ケンドリックといえば。

実生活の元カレは監督のエドガー・ライトですけども。

 

2014年頃からは、撮影監督のベン・リチャードソンという男性と交際しているらしいです。

こちらがツーショットですけども。

クレア・デインズもそうでしたけど、アナ・ケンドリックも女優スイッチが切れると庶民に戻るタイプなんですね。

灰かぶり姫に戻るんですよ!↓

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バッグの「斜めがけ」が庶民的すぎる〜。

女優スイッチが入ってるキラキラ時とは、まるで別人!

シャツの柄は「パイナップル柄」をチョイスしちゃってます。↓

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ホットパンツ姿もイマイチ冴えぬ!

しかし、この子は、これでいい。

ああ、どんどんアナ・ケンドリックのことを好きになっていく〜!↓

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*「海外ドラマBOARD」でも「LOVE LIFE」」について書かせてもらいました。

ぜひぜひご覧ください。(タイトルをクリック↓)

 



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映画・海外ドラマのイラストを集めた「インスタグラム」アカウント開設のお知らせ。 [その他]

かねてから。
「生きた証として、今まで描いてきた自作のイラストを集めた”ギャラリー”があるといいな」と思っていたのですが。
 
色々と考えた挙句、「インスタグラムに、公私の自作イラストを、新旧織りまぜて投稿していこう」という結果に辿り着きました。
 
本日2020年11月23日より、イラストに特化したインスタグラムのアカウントを開設・公開いたします。
よろしければ、フォローなどをしていただけると幸いです。
 
●インスタグラム公式アカウント : nomura2054
 
 
・インスタグラムを見る3つの方法
その1、上記のURLにアクセスする
その2、インスタグラム内で「nomura2054」を検索する
その3、スマートフォンで見る場合は、こちらのQRコードを読みこませる
insta-QRcode.jpg
 
当ブログをパソコンでご覧の場合、ブログ画面の左端にある「関連リンク」からもアクセスできます。↓
insta-link.jpg
 
すでにイラストを数十枚ほど投稿しているのですが。
「映えの無さ」に驚いた!
 
「こんなに映えないインスタってあんの?!」っていうくらい。
 
自分に「映え」は無縁でした。
 
寄ってくるのは「ハエ」だけでした!
 
一度、のぞいて見てくださいね。
 
それでは、今後はインスタグラムも更新していきますので、どうぞよろしくお願いします!


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「ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒」★★★ [映画日記]

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「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」などを手掛けたアニメーションスタジオ「ライカ」による、ストップモーションアニメ作品です。

 

ディズニーやピクサーほど明るくない。

 

ノーテンキにバカやんない!

 

少し枯れた、シックな世界観がたまらないライカ作品。

 

古い臭みがクセになる!

 

タンスの臭いするアニメ!!

 

今作のジャンルは「冒険もの」で、時代設定などを含めて「インディー・ジョーンズ」ふうでした。

 

主人公フロストは冒険家ですが、貴族っていう。

 

カネがあんの!

 

だから、冒険していながら汚くありません。

 

身ギレイ!

 

着ているものもお高そう〜。

 

アウトドアグッズはワークマンで買わないお方でした!

 

声はヒュー・ジャックマンが担当しているからか、フロストの顔デザインは、どこかヒュー・ジャックマンっぽかったです。

 

未知の生物を探しているフロストが、ビッグフット(雪男?)と遭遇。

 

大発見ですよ、物語の序盤から!

 

ビッグフットを相棒にして、さらなる冒険に旅立つという展開です。

 

フロストとビッグフットのやり取りも軽快で、コメディっぽいノリで話は進むのですが。

 

話の途中で、フロストは、元カノで現・未亡人のアデリーナと合流する、という、人間関係が大人仕様。

 

フロストとアデリーナの会話劇には「昔は抱いていた」感が!

 

人形によるストップモーションアニメですが、なにやらセクシーでした。

 

セクシー人形ですよ!

 

ストップモーションアニメとは思えぬ、ダイナミックで複雑なアクションも満載。

観れば観るほと「ホントにこれトップモーションアニメなのかな?CGに見えるんだけど?」と疑惑の目に。

 

検察官のまなざしですよ!

 

観賞後に調べてみたら、本当に一コマずつ撮影しているトップモーションアニメなんですよね〜。

 

疑惑は晴れたわい!

 

CGアニメに目が慣れているからか、変な感じ〜。

 

「未知なるもの」を探し出そうとする登場人物たちですが、見つけたものは自分自身、という物語もステキです。

実は「自分探し」の旅だった、っていう。

 

冒険ロマンを粋でかわいいアートとして表現した作品で、ゴールデングローブ賞を受賞。

 

アカデミー賞にもノミネートされて評価は高いのですが。

本国での興行は、歴史的な大コケを記録したそうで残念〜。

 

物語のメイン・キャラクターに子どもがいませんのでね。

 

子ども客が食いつけなかったのかも、エサが無くて!

 

フロストがアデリーナを「昔は抱いていた」感が作品の魅力でしたし〜。

 

お子さまには、まだ早いアニメだったのかも。

 

商売が下手なところも憎めないアニメーションスタジオ「ライカ」さんでした。

 

 

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「俺たちホームズ&ワトソン」★★★ [映画日記]

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名探偵シャーロック・ホームズを題材にした、新企画です。

 

新たな儲け話ですよ!

 

なんと、シャーロック・ホームズ役がウィル・フェレル、相棒ジョン・ワトソン役はジョン・C・ライリーという、楽しいコンビ。

 

あの名探偵が活躍するお話を、おバカ・コメディ化しちゃったという罪深き新機軸!

 

*ちなみに、Netflixのメニュー画面では、タイトルは「ホームズ&ワトソン」という表記になってます。

 

シャーロックのイメージに、ウィル・フェレルという人材が意外と合う〜。

 

「変わり者」「ふてぶてしい」「あつかましい」「上から目線」っていうイメージですよ。(←散々なイメージですが)

 

ジョン・C・ライリーも、主人公にくっついている「二番手」感がピッタンコ〜。(←ホメ言葉)

 

今回の鑑賞で、ジョン・C・ライリーって、本当にブサかわな愛され系のおじさんだな〜と、改めて思いました。(←ホメ言葉)

 

シャーロックのライバルであるモリアーティ教授も出てきますけども。

 

それを演じているのはレイフ・ファインズっていう無駄遣い!

 

無駄遣いした割には、レイフ・ファインズの出番が少なくて残念〜。

顔だけ出してくれた感じ〜。

 

飲み会に顔だけ出して、お金だけそっと残して帰ってしまう専務みたいな存在でした!

 

見てみたかったな〜、ウィル・フェレルとレイフ・ファインズの、しばき合いとか!!

 

作品は、パッと見がゴージャスなんですよね〜。

セットや衣装も、これまでのシャーロック・ホームズ作品と変わりない本格時代劇ふう。

 

そんなビジュアルの中で繰り広げられるのは、いつものウィル・フェレル系のお笑い、という感じです。

 

日本未公開作品にありがちなお笑いですよ、寒いやつ!

 

劇中でウィル・フェレルがえずいて、何度も嘔吐する場面があるのですが。

 

ゲロで笑いを取ろうとするんですよ、米国コメディにありがちな!

 

ウィル・フェレルのえずき演技が上手くてビックリ。

 

観ていると、こっちまで気持ち悪くなってきた…。

 

あやうく「もらいゲロ」するところでした!

 

今作でのワトソンは、いつもシャーロックに媚び、ゴマをすっていているキャラというのが笑いました。

 

ある場面では、いきなりミュージカルになって、シャーロックとワトソンがデュエットをするのですが。

2人ともお歌がお上手〜。

 

ジョン・C・ライリーは、ミュージカル映画「シカゴ」(2002年)でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされた実績がありますしね、そんなことは完全に忘れてましたけども。

 

そんな感じで、映画ファンには見どころはありますが、やはり、このコメディ・センスは日本人には合わないかな、と思います。

 

監督・脚本を担当したのはイータン・コーエンというお方。

巨匠イーサン・コーエンをモジったペンネームなのかな、と思ったのですが。

 

松田聖子に対しての、まねだ聖子みたいな!

 

しかしイータン・コーエンは本名だという。

 

映画関係者として幸か不幸かその命名!?

 

名刺を交換するときに、「イーサンじゃありません、イータンです」と、良いネタにはなりそう〜。

 

 

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「レベッカ」★★★ [映画日記]

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「レベッカ」といえば、ヒッチコック作品でおなじみですけども。
 
ええ、おなじみですよ。
 
み〜んな知ってますよ、有名!(←どうやら観たことはないらしい)
 
同じ原作を、Netflixオリジナル作品として再映画化したのが本作なのですが、オモローイ。
ダークなシンデレラ・ストーリーなんですね。
 
不幸な逆玉物語ですよ!
 
ディズニー実写映画でもシンデレラを演じたリリー・ジェームズが主演です。
 
富豪の小間使いとして働いていたリリー・ジェームズが、高級リゾート・ホテルで出会ったのはアーミー・ハマー。
 
セクシー紳士ですよ!
 
すぐに恋愛関係に発展した2人。
 
抱かれたわい、浜で!
 
そしてスピード婚ですよ、ヤンキー・カップルみたいに!!
 
セクシー紳士の豪邸で貴族のような生活をするものの、夫の亡き前妻レベッカの影がチラつき、家政婦にはイビられるしで。
 
落ち着かぬ後妻!…という基本構図です。
 
高級な陶器が割れた事件では、「誰が割った?お前か?」と使用人が責められている中、後妻が手を上げ、涙声で白状しました「私が割った」!
 
手癖の悪い後妻!!…というのが第二・基本構図でした。
 
クライマックスでは、前妻レベッカの死因をめぐるミステリーが繰り広げられる、という盛り沢山の内容でした。
 
1930年代という大昔に、こんなエンターテインメント・ラブ・ミステリーを書き上げるなんて、原作者のダフネ・デュ・モーリアって人はスゴイな〜、と思いました。
 
女性の描き方には、毒があって良い感じです。
 
ヒロインが小間使いをしていた頃。
 
小銭を稼いでいた、下積み時代ですよ!
 
毒舌でヒロインを苦しめる雇主を演じていたのが、ドラマ「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」でイジメ役だったアン・ダウドっていうのがストライク。
 
ドラマでは何シーズンにも渡って女性をイジめていただけに、その演技にはイジメ慣れを感じました。
 
「イジメ根性」という醜さも見事に表現できていたと思います、顔で!(←ホメ言葉)
 
豪邸でヒロインをイビる家政婦役はクリスティン・スコット・トーマスなのですが、今回のクリスティン・スコット・トーマスは最高〜。
 
表情が冷たい、能面女!
 
あんな冷ややかな目線で見られたら、背筋が凍るわい。
 
時折ヒロインを小馬鹿にする態度を見せ、ヒロインの味方をしたと思ったら裏切る、という、結構な悪女役でした。
見せ場もあるし、この役で何か賞をとってほしいな。
 
ヒロインの義姉は、知らない女優さんが演じているのですが。
 
初対面からヒロインには愛想が良い義姉なのですが、会話の節々でヒロインに向かって「前妻レベッカはステキだった。あたしたち凡人はダメよね」と、後妻であるヒロインに「凡人同盟」を結んできて笑いました。
 
初対面で凡人認定されるんですよ、小姑から!
 
前妻レベッカは、一切登場しないのに存在感を発揮。
レベッカ自身が、毒のある女性の象徴として描かれているのも良かったです。
 
また、ヒロインも最終的には成長を見せ、現代的な解釈が伺えました。
 
図太くなんの!
 
クラシック作の現代アレンジ版として、優等生な出来栄えでした。

 

 

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「ストックホルム・ケース」★★★ [映画日記]

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誘拐事件などの被害者が、犯人と絆を感じてしまう現象が「ストックホルム症候群」。

 

犯人に対して「抱かれてもいい」くらいに感じてしまう怪現象。

 

神秘の症候群ですよ!

 

その「ストックホルム症候群」の語源となった、実際の事件を再現した作品。

 

丸ごと1本、事件です!

 

時は1973年で、場所はスウェーデンのストックホルムにある銀行。

1人のアメリカ人男性がマシンガンを片手に人質をとり、銀行内に立てこもることになるのですが。

 

なんでも、スウェーデンでの「人質立てこもり事件」は初めてということもあり、どこか現場が牧歌的。

 

危機感を感じづらい、フンワリ犯罪!

 

立てこもっている犯人の元に、次々と面会者がやってくるのです。

警察とか、人質の家族とか、フラリと銀行内に入ってきます「おーい。立てこもりは、どんな感じ〜?」くらいの気分で。

 

小料理屋ののれんくぐる感じですよ!

 

犯人がキレ気味で「てめえら、勝手に入ってくるんじゃねぇ!」とツッコムし。

 

ちょっぴり吉本新喜劇ふうのノリ〜!

 

現代の殺伐とした犯罪現場とは、ちょっと違う空気感が新鮮でした。

 

そのまま数日間も立てこもることになる、犯人と人質。

 

金庫室でお泊まり会!

 

おトイレとか、どうしたんでしょうね〜。

 

お札で尻を拭いたのかな?

 

それはそれで、贅沢気分〜!(←コラーッ)

 

人質は政府や警察の対応にイライラしはじめ、やがて犯人と共に逃走したほうが楽なんじゃないか、と思いはじめるという。

人質が「ストックホルム症候群」に陥るまでの手順が、丁寧に描かれていました。

 

二転三転する展開で、観ている間は「こんな話が本当にあったなんて」と思いながら楽しみましたけども。

幕切れがバッサリ。

 

のどごしがスッキリすぎる〜、のどごし<生>みたいに!

 

余韻が無くて、「さすがスウェーデン。終わり方が寒い。冷え込む」と思いました。

実際の事件に、面白いオチが無かったのかな〜。

 

犯人のラース役はイーサン・ホークで、メインの人質ブリジッタ役はノオミ・ラパスという、ボクちゃんのお気に入りスターが共演〜。

 

イーサン・ホークは、アメリカ的なやんちゃキャラ、ノオミ・ラパスは十八番の「やられ芸」を披露して、申し分ございません。

 

立てこもりの現場にて、解放された囚人クラークが、犯人と合流するところが物語のアクセントになっていますけども。

クラーク役を演じているのはマーク・ストロングなんですね〜。

 

本来は薄毛のマーク・ストロングですけども。

 

今回は、役作りでロン毛のヅラをかぶり、持ち味の「セクシー・ハゲ」を封印!

 

ブルース・ウィリス、ドウェイン・ジョンソン、ジェイソン・ステイサム等、薄毛男優は時々ヅラをかぶって笑いをとる戦法を取りますけども。

 

観客の心を掴むんですよ、ヅラで!

 

マーク・ストロングの長髪姿に関しては、普通のイケメンに仕上がりすぎてる感。

 

この人が観客を笑わせるには、ちょんまげのヅラをかぶるしかないかもよ。

 

 

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「母の残像」★★★ [映画日記]

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2015年の旧作です。
 
イザベル・ユペールが母親役なのですが、冒頭から既に死んでいる!
 
出演シーンの全てが、回想か空想というフンワリした存在のママ。
 
まるで亡霊マザーですよ!
 
「母の残像」という邦題に納得できる役柄でした。
 
ママの職業は戦場カメラマン。
回想シーンでのイザベル・ユペールは、確かに信念を持った写真家っぽい振る舞いをしていて、演技の上手さを見せつけておりました。
 
イザベル・ユペールを母とする4人家族が絆を確かめ合う「家族ドラマ」というジャンルなのですが。
既に母が死んでいることを活かした構成に。
 
母の死後に遺品を調べていくうちに、いろいろと秘密が明らかになっていく展開ですけども。
そういうのって、よくある話。
 
「遺品あるある」だと思いました。
 
父にも、長男にも秘密があり、その全てが性的だというのが良い感じ。
 
仕方ありません、大人だもの。
 
抱いたり、抱かれたりしてるんですよ!
 
ママの存在はファンタジックなのですが、内容は赤裸々で生々しくて現実的。
 
そのバランスが魅力の作品でした。
 
また、ママ役がイザベル・ユペールで、父役がガブリエル・バーンというのが性的な役にふさわしい。
 
最適な人材ですよ、抱いて抱かれる60代に!
 
イザベル・ユペールの長男役がジェシー・アイゼンバーグっていうのも「なるほど〜」と思います。
なんとなくテンションが合う2人。
相性バツグンの、母子役でしたけども。
 
ジェシー・アイゼンバーグといえば、持ち味はクセ毛。
 
天然パーマが強みの男性!
 
…のはずですけども、なんと今回のヘアースタイルは直毛の短髪に。
 
ドライヤーで伸ばしてきたわい!
 
そうなると、若干味が落ちるジェシー・アイゼンバーグ。
 
鮮度が落ちんの、3日目の豚肉みたいに!
 
どうにかして天然パーマを復活させたい気分になりました、頭からバケツでお水ぶっかけてでも!!
 
母の仕事仲間で、ジャーナリストの男性役を演じているのはデヴィッド・ストラザーンなのですが。
持ち前の目ヂカラで、出番は少なくとも印象を残すストラザーンが流石なのですが。
 
小汚い「おじさんジーンズ」が似合いすぎ〜。
 
ストラザーンは細身だから、「おじさんジーンズ」の着こなしが貧相!
 
「ベストおじさんジーニスト」の称号を与えたくなりました。
 
 
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「続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画」★★★ [映画日記]

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「キャラもの」です。

 

すっかり忘れてましたけど。

 

サシャ・バロン・コーエンって、2006年の話題作「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」でゴールデングローブ賞の主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門) を受賞していたんですね。

 

「キャラ」で一発当てた人なんですよ、ふなっしー(の中の人)みたいに!

 

「ボラット」では、カザフスタン人ジャーナリスト「ボラット」に扮し、どっきりを仕掛けていたサシャ。

 

「ボラット」が有名になりすぎて、「もう、どっきりが仕掛けづらい。やりづらい」という理由もあり、映画の続編は見送られてきましたけども。

コロナ禍のトランプ政権という絶好のタイミングで大復活。

 

密かに続編製作が進められ、アメリカ大統領選を控えた2020年10月下旬、amazonプライム・ビデオでサプライズ配信〜。

 

大成功ですよ、茶の間へのドッキリも!

 

今だからこそ楽しめる、今しか楽しめない旬な映画になっています。

 

今すぐ食べないと腐るお刺身みたいな映画ですよ!

 

近年のサシャ・バロン・コーエンは、シリアスな映画や、ファミリー向け映画にも出てますけども。

やっぱり、「ボラット」のサシャ・バロン・コーエンは切れ味スゴイ。

 

鋭利ですよ、スパッとトマトが切れる包丁みたいに!

 

性、人種、宗教、銃社会、政界、コロナ、あらゆるタブーに踏み込んだ体当たりの「どっきり」映像を観て、ドン引きし過ぎて、逆にアッパレ。

 

むしろ称賛!

 

現代の炎上社会において、ハリウッドスターが、ここまで毒を吐き、一般人に対して失礼な態度ができるのはサシャ・バロン・コーエンだけだと思いました。

 

マネしたくても出来ぬ存在!

 

意地悪を徹底的に、容赦なくやっているのが素晴らしい。

 

ズバ抜けてんの!

 

なんたる性根!!

 

続編では、ボラットの娘トゥーター(15歳)まで登場。

似たもの父娘のユニットが、どっきりで見事なコンビネーションを見せるのですが。

 

娘トゥーター役を演じた見知らぬ女優さんが、「いくらなんでも」というくらい自分を捨てとる。

 

禁じられた女体ネタを惜しみなく体現。

 

まさに「女ボラット」!

 

「この子は、ギャラは1億円もらったほうがいい」と思いました、多分お嫁にはいけないから!!

 

娘トゥーター役を演じた女優さんは、オーディションで抜擢されたとのこと。

 

無名の女だからこそできる、あらゆる性的どっきりが衝撃的でした。

 

映画のクライマックスは、娘トゥーターが、トランプ氏の側近で「無類の女好き」と評判のルディ・ジュリアーニさんにハニートラップを仕掛けるという大ネタですよ。

 

まんまと引っかかるルディ・ジュリアーニさんにア然。

 

リアルに伸びてる鼻の下!

 

これは本当にルディ・ジュリアーニさん本人なのでしょうか!?

 

あまりにも鮮やかに引っかかりすぎて、役者さんに見えてしまいました。

 

サクラかと思いました!

 

このように、トランプ氏本人よりは、側近から狙い撃ちするという、いやらしい戦法ですが仕方ありません。

 

なかなか楽しめる映画でしたが、そのうちサシャ・バロン・コーエンが暗殺されないか心配になりました。

 

気をつけてやってほしいです。

 

 

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