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当ブログお引越し(予定)のお知らせ [その他]
当ブログ「ラヴ・ハリ映画日記~ときどき海外ドラマ~」は、SSブログから、Seesaaブログにお引越しします。
●SSブログ営業終了に伴うお引越しです。
●SSブログは2025年3月31日(月)12時で、見ることができなくなります。
●お引越し日時は2025年2月中くらい(予定)で、お引越し先アドレスが確定しましたらお知らせします。
引き続き当ブログ「ラヴ・ハリ映画日記~ときどき海外ドラマ~」を、どうぞよろしくお願いします。
「セキュリティ・チェック」★★★ [映画日記]
2024年12月に配信された、Netflixオリジナル映画です。
ロサンゼルス空港を舞台に、冴えない航空保安官が、テロリストの兵器密輸を「荷物検査」の時点で阻止しようと奮闘するお話ですね。
お荷物チェック・サスペンスですよ!
タロン・エガートン演じる主人公イーサンは30歳。
乗っかりました、三十路の大台!
冒頭から、抱いてるガールフレンドの妊娠発覚。
冒頭から大写しですよ、妊娠検査棒!
見せつけられました、「陽性」印!!
喜んでいるのはガールフレンドだけのよう。
主人公イーサンは「あ~あ、妊娠か〜。俺、出世できずに安月給なのに、今度どうすんだよ、養育費?!」と浮かぬ顔!
少年面のタロン・エガートンに、そんな頼りなさげな表情が似合っていました。
そんな基本設定の元、テロリストが主人公イーサンを脅迫して、犯罪を手伝わせる展開に。
サスペンスの舞台は(ほぼ)航空機関内という「航空縛り」というものニクいです。
まあまあ無理ある犯罪で、予定調和な展開であるものの、常にバタバタしていて飽きないし、配信映画としてなら上出来の作品かと思います。
日時の設定はクリスマスで、テロリストとの交渉場面、敏腕警官の存在など、どことなく「ダイハード」っぽい空気が漂っていますね。
別題は「三十路のダイハード~デキ婚編~」で良いと思います。
監督は「無名の巨匠」こと、ジャウム・コレット=セラさんなんですね。
納得の演出力でした。
今作での共感ポイントは、なんといっても主人公イーサンが万年平社員として、くすぶっているところですね。
上司に能力をアピールしようと書類を書こうとしても、上手に出来ないという場面も泣けてきます。
文章ひとつ書けない子なんですよ!
テロリストにも「お前に犯罪を手伝わせる理由は、お前が冴えない万年平社員だからだ。お前の自慢は、高校時代ちょっとかけっこが速かったことくらいだろう」と、ものすごい嫌味を言われていてかわいそうでした。
テロリストからモラ・ハラされてるんですよ!
こんなキャラクターは、もう応援するしかないじゃないですか、仕方ない。
バカな子ほどかわいい、そんな映画ですよ!
日本では、万年平社員でも(大抵)幸せになれるものですが、米国では出世しないと生きるのが辛そうですよね。
そんなお国柄も感じる作品でした。
「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」★★★ [映画日記]
日本では2024年に公開された「apple TV」オリジナル映画です。
同年12月に、「apple TV」で配信が始まったので再生して観てみました。
製作・主演がスカーレット・ヨハンソンということで、ヨハさん主体のロマンティック・コメディですね。
ヨハさんお仕切りの飲み会みたいな映画ですよ!
1960年代のNASAを舞台に、アポロ11号の月面着陸・中継映像は捏造されていた、という都市伝説を背景にした物語。
「陰謀論は本当だった」というブラック・ジョークですよ!
米国大統領側から依頼され、ヨハさん演じる敏腕マーケティング・プランナーが捏造映像を制作するけれど、捏造の反対派である、チャニング・テイタム演じるNASA勤務のセクシー・イケメンと恋仲になってしまう、という展開です。
仕事とイケメンの板挟みですよ!
舞台となるNASAの外観から内部までの描写が細かくて、ロケット発射系・映画として本格派ですね。
監督はテレビ界の人材で、2大スター出演で大作映画の演出ができるからでしょうか、かなりの気合いが伺えます。
ヨハさんからすると道楽映画かもしれませんが、テレビ界から抜擢された監督としては勝負作ですからね。
ヨハさん演じる女性が「虚偽」を表すキャラクターだとしたら、チャニング演じる実直な男性は「真実」を表しているかと思います。
最終的に、真実の中継映像と捏造映像、男女が持ち合わせる「虚偽」と「真実」が溶け合って1つになる、というオチはステキですね。
お話のまとまり方は、すごく良かったです。
ロマンティック・コメディとしては硬派かと思います。
ユーモア薄めで、現ハリウッドの2大セクシー・スターが共演していながら、ひとつもエロくないのが残念です。
チューひとついたしません!
「抱く」なんて夢のまた夢ですよ!!
ロマンティック・コメディのパートは「面白くない」と言っていいでしょう。
ヨハさんが脱ぎたくないのは良いですけども、せめてチャニングくらは上半身裸にして踊ってみてほしかったですクルクルクルクル〜ッ!(←「マジック・マイク」でも観てりゃあいいですか)
ヨハさん演じる敏腕マーケティング・プランナーも、「嘘を上手に使えば世の中は回せる」と思っているような人物像で好感度は低いですね。
この映画を見て、ヨハさんの演じた女性を好きになる観客も少ないでしょう。
「陰謀論は本当だった」というブラック・コメディ映画として観た方が楽しめるかもしれません。
雇われ監督としては、「陰謀論とロマンティック・コメディを融合させてくださるかしら。ラブストーリーにエロな無しよ。あたくし演じるヒロインの背景はややシリアスにね」というプロデューサー・ヨハさんからの指示は、難しいお題だったかもしれません。
むちゃ振りされて、指示を実行した結果、恋愛やヒロインの魅力を表現する機会が失われたような気がします。
「陰謀論」のパートも大きくて、尺を取りましたね。
それに負けない存在感を見せたヨハさんとチャニングは流石スター様、肉厚な2人でした!
Netflixドラマ「ブラック・ダヴ」育児と女スパイを両立!ヒロインは大忙しだけどキラキラ・ステキ~。 [海外ドラマ日記]
Netflixオリジナル・ドラマを色々観てますけども。
毎晩ボンヤリ眺めているんですよ、気の抜けた顔で!
キーラ・ナイトレイとベン・ウィショーが共演している、英国製・女スパイ・ドラマ「ブラック・ダヴ」(全6話)が「案外いいかも」と思ったので、お知らせしておきます。
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キーラ・ナイトレイが女スパイ役ですよ。
ここ数年間、人気を博してきた英国製・女スパイ・ドラマ「キリング・イヴ」が完結し、その穴を埋めるかのように2024年12月に配信が開始されました。
ああ、受け継がれていく「英国製・女スパイ枠」!
やはり「スパイもの」は英国製に限りますね。
ロケ地ロンドンの背景が、スパイ感を盛り上げていい感じ。
女スパイが陰謀に巻き込まれ、愛と仕事の板挟みになってゴタゴタする、というお話で、ストーリーの主軸は、まあまあ平凡なのですが。
キーラ・ナイトレイ演じる敏腕の女スパイは、表の顔はステキな専業主婦で、幼い双子を育てる「子育て生活」ど真ん中という設定が面白いです。
殺伐とした諜報現場で、子供から電話がかかってきてしまい、子供の世話を焼きながら敵を倒す等、ギャップが効いたシチュエーションが楽しいです。
子育てとスパイ業の二刀流ですよ!
キーラ・ナイトレイも良いけれど、仕事仲間で殺し屋役のベン・ウィショーによる「BLパート」の方が、その上を行く勢いです。
ベン・ウィショー演じる役の設定はLGBTQで、元・同性パートナーとよりを戻したいけれど「自分が殺し屋」ってことを知られて関係はギクシャクするばかり、という基本構図。
異性間でありがちな関係性を、同性でやってるだけで、なんか新鮮~。
LGBTQの殺し屋ってあまりないですよ、珍役!
ベン・ウィショーの「BLパート」だけ単独でドラマ化してほしいくらい、良いネタだと思いました。
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キーラ・ナイトレイとベン・ウィショーが会話する場面とかは、「もしかして実生活でも仲良しですか?」と思うくらい肌が合っていると感じました。
2人のキャラクター性だけで、ダラダラ観れる魅力があるドラマでした。
キーラ・ナイトレイは同作での演技で、ゴールデングローブ賞にノミネート済み。
あの子の底力ですよ!
シーズン2も製作される(予定)、とのことで、これからも楽しみなドラマ・シリーズになりました。
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