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「スペースマン」★★☆ [映画日記]

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2023年にハリウッドで最も稼いだ俳優さんて、マーゴット・ロビーでもトム・クルーズでもなく、アダム・サンドラーなんですって。

 

アダドラなんですってよ!

 

なんで!?(←失礼)

 

どうやらNetflix作品の製作・出演を多くこなして稼いでいるようです。

 

配信富豪ですよ!

 

上手に生きている人ですよね〜あったま良い〜。

 

今作は、NetflixオリジナルのSF映画で、アダドラが主演。

 

てっきりコメディ調の映画かと思って再生しましたけども。

 

まさかの笑いなし。

 

あのアダドラが二コリともしない!

 

ムスッとしたままの、ムッツリSF!!

 

アダドラから、さらなる魅力を引き出そうとするマジ作品になっていました。

 

アダドラ演じる主人公は、チェコスロバキア製の宇宙船内で半年以上も1人で業務をこなしている男性。

 

地球に残した妻は心を乱していて、離婚寸前という基本設定です。

 

そんなある日、主人公は未知なる異形の生物と接触し、己の深層心理と向き合う、というような内容かと思います。

 

アダドラ主演でありながら、まさかの神秘系・哲学映画ですよ!

 

離婚問題は「宇宙の始まりと終わり」に関連づけていて「なんとも壮大な夫婦関係になっているね」と思いながら鑑賞いたしました。

 

「キャスト・アウェイ」や「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」等を思わせる、漂流系・自己啓発路線に近い感触でしょうか。

 

米国人って、本当にこういうワケの分からないやつが好きですよね~。

 

今作は映像や演技のクオリティは高いですけども、とりたててお話は、さほど面白くはないかと思います。

 

こんな地味なストーリーで、企画書に映画化OKのハンコを押すのだから、Netflixさんて懐が深いな~と思って驚いています。

 

どんな高額な請求書も受け取って、すぐに振り込んでくれそうですよ!

 

妻役は、なんとキャリマン!!(←キャリー・マリガン)

 

今作でのキャリマンは、神経質な演技を見せていましたけども。

 

ハマりますね、神経質!

 

元々細身のキャリマン、「神経すり減らして痩せちゃった感」を自然に出していたと思います。

 

その他のキャストはレナ・オリン、イザベラ・ロッセリーニ、声の出演でポール・ダノという。

 

豪華キャストが集結していることにも、アダドラのタレント・パワーを感じました。

 

アダドラって、ハリウッドの影の番長「裏番」なのだと思いました。

 

 




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