「俺たちホームズ&ワトソン」★★★ [映画日記]
名探偵シャーロック・ホームズを題材にした、新企画です。
新たな儲け話ですよ!
なんと、シャーロック・ホームズ役がウィル・フェレル、相棒ジョン・ワトソン役はジョン・C・ライリーという、楽しいコンビ。
あの名探偵が活躍するお話を、おバカ・コメディ化しちゃったという罪深き新機軸!
*ちなみに、Netflixのメニュー画面では、タイトルは「ホームズ&ワトソン」という表記になってます。
シャーロックのイメージに、ウィル・フェレルという人材が意外と合う〜。
「変わり者」「ふてぶてしい」「あつかましい」「上から目線」っていうイメージですよ。(←散々なイメージですが)
ジョン・C・ライリーも、主人公にくっついている「二番手」感がピッタンコ〜。(←ホメ言葉)
今回の鑑賞で、ジョン・C・ライリーって、本当にブサかわな愛され系のおじさんだな〜と、改めて思いました。(←ホメ言葉)
シャーロックのライバルであるモリアーティ教授も出てきますけども。
それを演じているのはレイフ・ファインズっていう無駄遣い!
無駄遣いした割には、レイフ・ファインズの出番が少なくて残念〜。
顔だけ出してくれた感じ〜。
飲み会に顔だけ出して、お金だけそっと残して帰ってしまう専務みたいな存在でした!
見てみたかったな〜、ウィル・フェレルとレイフ・ファインズの、しばき合いとか!!
作品は、パッと見がゴージャスなんですよね〜。
セットや衣装も、これまでのシャーロック・ホームズ作品と変わりない本格時代劇ふう。
そんなビジュアルの中で繰り広げられるのは、いつものウィル・フェレル系のお笑い、という感じです。
日本未公開作品にありがちなお笑いですよ、寒いやつ!
劇中でウィル・フェレルがえずいて、何度も嘔吐する場面があるのですが。
ゲロで笑いを取ろうとするんですよ、米国コメディにありがちな!
ウィル・フェレルのえずき演技が上手くてビックリ。
観ていると、こっちまで気持ち悪くなってきた…。
あやうく「もらいゲロ」するところでした!
今作でのワトソンは、いつもシャーロックに媚び、ゴマをすっていているキャラというのが笑いました。
ある場面では、いきなりミュージカルになって、シャーロックとワトソンがデュエットをするのですが。
2人ともお歌がお上手〜。
ジョン・C・ライリーは、ミュージカル映画「シカゴ」(2002年)でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされた実績がありますしね、そんなことは完全に忘れてましたけども。
そんな感じで、映画ファンには見どころはありますが、やはり、このコメディ・センスは日本人には合わないかな、と思います。
監督・脚本を担当したのはイータン・コーエンというお方。
巨匠イーサン・コーエンをモジったペンネームなのかな、と思ったのですが。
松田聖子に対しての、まねだ聖子みたいな!
しかしイータン・コーエンは本名だという。
映画関係者として幸か不幸かその命名!?
名刺を交換するときに、「イーサンじゃありません、イータンです」と、良いネタにはなりそう〜。