「ザ・ブック・オブ・ヘンリー」★★☆ [映画日記]
ナオミ・ワッツ主演作です。
Netflix、2020年5月の新作コーナーに、ひっそりと佇んでいる映画。
目立たぬように大人しく!
「Netflixオリジナル映画ですか?話題の最新作ですか?」と思いがちですが、そんな良いもんじゃナーイ!
2017年の米国製で、日本未公開のままNetflixに流れ着いた作品です。
Netflixに拾われた漂着物なんですよ!
本編を再生してみて、日本未公開という結果に納得。
大人向け映画なのか、子供向け映画なのか、ファミリー向け映画なのか。
分別に困る〜。(←分別ゴミかい)
ナオミ・ワッツが演じる役は、少し頼りない感じのシングルマザー。
小学生の息子が2人いて、長男は天才児で、次男はボンヤリ児。
長男なんて天才すぎて、冒頭からいきなり株取引!
家計を助けるために財テクですよ!!
どんだけ儲けているのか知りませんが、ある場面での長男は「母ちゃん、新車買っといてやったから」ですよ。
小学生が親に車を買ったんですよ!
この調子だと、母の日のプレゼントには無人島がもらえそう!!
「なんじゃい、その子。ワシも、その子が欲しい。そしたら一生遊んで暮らせる。どうぶつの森も遊び放題で、寝て暮らせる」と思いました。
お家では天才児がパソコンでビジネス、シングルマザーはテレビゲームで遊んでいる、という、一般家庭とはマ逆の構図で物語は始まるのですが。
それ以降は、いっこうにお話は面白くならず。
正常値のままですよ、ボクちゃんの脈拍も!
始まって1時間が過ぎたころ、なんとなく、さすがに物語に起伏が生じ、少しばかり面白くなってきましたけども。
どんな話も展開するもんですよ、1時間もありゃあ!
どうやら作品は、家族の「喪失と再生」を描いている様子。
しかし、結末までたどり着いても、とくにものすごい事は起こらないままでした。
「こんな映画もあるんだな。こんな不発弾みたいな」と、愕然といたしました。
あえて、この作品を褒め称えるとしたら、一風変わった、個性的な家族ドラマだと言えるでしょう。
児童虐待など、社会的問題を取り入れてないわけでもありません。
スリルやサスペンスも、なかったわけではありません。
ただ、それらが映画的に盛り上がらなかっただけ。
盛り下がっただけなのです!(←褒め称えることを断念)
長男役は、「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」のジェイデン・マーテル。
次男役は、「ルーム」の名子役でおなじみ、ジェイコブ・トレンブレイくんでした。
ジェイコブ・トレンブレイくんの役が小さい〜。
明らかにジェイコブ・トレンブレイくんの方が演技力が上なのにな〜。
ジェイコブ・トレンブレイくんには悲鳴を上げたり動転したり、泣いたりする場面がありましたけども、さすがに上手いです。
悲鳴が良いんですよ、金切り声が!
あと、ジェイデン・マーテル演じる兄が、ジェイコブ・トレンブレイくん演じる弟をかわいがる場面が微笑ましいです。
ボクちゃんは一人っ子なので、こういう場面がうらやましい〜。
小学生時代のボクちゃんに、ジェイコブ・トレンブレイくんみたいなかわいい弟がいたら、そりゃあ、きっとかわいがると思う〜。
弟がもらえるなら「見た目で選びたい」と思いました。
「母の日のプレゼントには無人島がもらえそう!!」
母の日のプレゼント.....怪獣の母のモスラの上映.....
"見よ、『モスラ』サンフランシスコ湾に現わる!"
http://eastbayexpress.com/one-night-stands-2-1-273/
Mothra (88 min., 1961) Thrillville Theater (New Parkway, 6:00)
2013年以来、母の日に『モスラ』の上映はないですね...
by サンフランシスコ人 (2024-05-07 03:58)
サンフランシスコ人さん。
日本でも、モスラの再上映は、ほとんどありません。なるほど、母の日にモスラ上映企画というのは、面白いですね!
by のむら (2024-05-07 20:01)