「シティーハンター」★★★ [映画日記]
Netflixさんが、日本の人気漫画を実写映画化してくださいました。
同原作漫画を実写で映画化した例では、フランス版「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」(2019年)が記憶に新しいですけども。
テレビアニメ版の完コピを目指した陽気なフランス版とは、またちょっと違うテイストの今作。
歌舞伎町のロケ映像をふんだんに使用、コスプレ文化などジャパン・カルチャーまで盛り込んだ、いかがわしくもポップな日本風味が全開の世界観が楽しいです。
世界配信される作品なので、日本アピールも効かせたサジ加減になっていましたね。
歌舞伎町PR動画という一面ですよ!
キャラクターでは、主人公のリョウちゃん役が鈴木亮平さんて、自分の中ではイメージが違うんですけど~。
その顔じゃナーイ!
リョウちゃんの顔ってハーフっぽい方が合うと思うんですけど~。
ソース顔かケチャップ顔の方が~。(←死語)
香港製の実写版(1993年)でリョウちゃん役を演じていたジャッキー・チェンの方が、顔面イメージは合う気が。
亮平さんの顔はリョウちゃんっぽくはありませんでしたが、体型はスタイル抜群で「体はリョウちゃんっぽいな」と思いました。
あと、亮平さんが本格的にアクションをする姿を初めて見ましたが、すごく自然にキマっていて驚きました。
総合的に「リョウちゃんを体現する人材には違いないのだろうな、顔以外は」と思いました。
作風は基本・超シリアスなのですが、突然シモネタやコメディに切り替わって激しいです。
本編中は、ずっとそんな「ギアの切り替え」をやってますよ、鑑賞中はシュンとさせられたと思ったら、その直後に笑わせられて、なんかもう振り回される!
ここまで「切り替え重視」の作品は、海外作品でもなかなか見当たりませんね。
原作漫画やアニメ版がそんな作風だから仕方ありませんが、実写でそれをやって自然に見せるのは大変だったと思います。
原作漫画の序盤を元にしたストーリーとのことなのですが、敵との駆け引きや戦いは、いまひとつパンチが弱いでしょうか。
敵の存在感も薄いですしね。
しかし、それを込み込みで「シティーハンター」の世界。
エンディング曲「Get Wild Continual」の入り方もバッチリで、「令和の今、シティーハンターを日本で実写化したらこうなるんだね」と納得できるものになっていました。
おなじみのエンディング曲で満足度が上がりましたよ、「飲み会の最後にアイスクリームが出てきて満足する」みたいな感じで!
Get Wild Continual (完全生産限定盤) (アナログ盤) (特典なし) [Analog]
- アーティスト: TM NETWORK
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレーベルズ
- 発売日: 2024/05/22
- メディア: LP Record