「チャーリーとチョコレート工場」子役フレディ・ハイモアくんの近況。落ちぶれず今でもピュア感が満点。 [映画写真日記]
いや〜、フレディ・ハイモアくんな〜。
2005年に、映画「チャーリーとチョコレート工場」でブレイクした名子役ですよ。
バクチに当たった「あの子」!↓
あれからフレディ・ハイモアくんが成長するにつれて需要は減ったものの、2013年〜2017年にはドラマ「ベイツ・モーテル」で主演して、謎めいたイメージで存在感を再アピール。↓
今は医療ドラマ「グッド・ドクター 名医の条件」に主演して、「売れた元・子役」でありながら、落ちぶれることなく活躍しています。
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- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- 発売日: 2019/12/25
- メディア: DVD
最近AXNで「グッド・ドクター 名医の条件」の放送が始まったのですが、フレディ・ハイモアくん演じるドクターがピュアすぎて面白いです。
ちなみに、ネット動画サービス「ABEMA」では第1話が無料でお楽しみいただけます。
こちらのお写真が劇中のフレディ・ハイモアくん。
大体こんな感じです。↓
「グッド・ドクター 名医の条件」の内容については、海外ドラマBOARDで書かせていただいたので、ぜひご覧ください。↓
フレディ・ハイモアくんが大人になっても落ちぶれなかった勝因は、まず身長が大きく伸びたこと。
そして太らなかったこと。
キレイにお育ちなんですよ!
そして、ケンブリッジ大学(とやら)を優秀な成績でご卒業したという、インテリ様に昇華。
「グッド・ドクター 名医の条件」では製作も兼任して、稼ぎ方もご存知!
そのうち、貴族的な役にもハマる予感。
マシュー・グッドとかの後釜になれるんじゃないの〜?↓
そんなフレディ・ハイモアくんをWikipediaで調べていて、ある事実にビックリ。
2009年には、ダコタ・ファニングとのディナーデートがパパラッチされただと〜?!
フレディ・ハイモアくん、アンタ、ダコタちゃんを抱きたかったんか〜?!
デートっていうか、イケイケ姉ちゃんを尾行する非モテ系男子のようですが。↓
なんかもう「娘や息子の恋愛を見ている」というより「孫の恋愛を見ている」ような気分に。
マギー・スミスみたいな気持ちにさせる2人!
本人たちに恋愛感情はなさそう。↓
いつか夫婦役を演じてほしい2人です。↓
「オン・ザ・ロック」★★★ [映画日記]
ソフィア・コッポラ監督の新作が、ガーリー路線ではありませんでした。
老け込んでんの!
ビル・マーレイ演じる父親が、嫁いで子育て中の娘ローラに、度々ちょっかいを出すという、都会的で小粋な会話劇に仕上がっています。
現代のニューヨークが舞台で、ロケ感もバッチリだし、第一印象はウディ・アレン作みたい。
ガーリーどころか、爺さん臭い!
もしかして、ソフィア・コッポラにウディ・アレンが取り憑いたんか?!(←死んでません)
「ソフィア・コッポラも大人になったんだな。もう50だもんね」と思いました。
脚本も担当しているソフィア・コッポラ。
劇中は、ローラの子育て場面が多いのですが、やっぱりソフィア・コッポラはお嬢様。
いいとこの娘さんですよ、所詮!
子育てママの不安と奮闘を描いていながら、庶民臭さはありません。
「子育ては疲れる」という体力的な部分は描けていますけども。
チラシも見ないし、クーポンも使わない!
カネに苦労している様子、一切ナーイ!!
何の節約もしていないご家庭とみた。
「お宅は、10円単位で節約計画を立てていないね。ワテらとは別世界の住人だね!」…と思いました。
夫がローラの誕生日に贈ったプレゼントも見てビックリ。
開けてビックリ、高い品!
「ふ〜ん、嫁の誕生日にそんなスゴイものをあげちゃうんだ。ふ〜ん、毎年そんな感じなんだ」と思って、ボクちゃんの顔から完全に表情が無くなりました。
ローラは見た目も小ぎれいだし、スタイリッシュな小物も使っているし。
子守りには、夜に「今すぐ来て仕事をしてちょうだい。私は急に外で食事をすることになった」と、罪悪感なく電話で呼び出しているし。
どこかセレブ感の漂う子育てママなのでした、庶民面をしているけども!
ビル・マーレイ演じる父親フェリックスのキャラクターも浮世離れしています。
そりゃあソフィア・コッポラの、実のお父さんはフランシス・フォード・コッポラですから。
一般の父親像など知らぬらしい!
ローラの父親フェリックスは富裕層らしく、娘ローラに「ランチに行こう」とフラリと誘い、運転手付きの高級車でやってきます。
目的地が、これまた、しっとりとした高級レストラン。
もしもボクちゃんが、そんな高級レストランに行くとしたら、緊張して前の日は眠れんわい!
ボクちゃんが昼ごはんを食べる店は、せいぜいバーミヤンですから!!
また、父親フェリックスが娘ローラに「メキシコ旅行に行こう。今すぐ。準備して」と、いきなり海外旅行に誘い、実行していてビックリ。
娘ローラも「え?今からメキシコに行くの?仕方ないわね」みたいにホイホイついて行ったわい。
まるで所沢にでも行くみたいに気軽!
海外旅行についての感覚おかしい!!
ボクちゃんなんて、自慢じゃありませんけども、今まで海外旅行なんて、いっぺんもしたことありませんから。
もしも海外旅行に行くことになったら、3年前から積立貯金をしますから!
そんな感じで、「お騒がせパパに振り回されっぱなしの娘は大変」という父娘ドラマも展開されているのですが。
いやいや、娘のローラさん、アンタも十分振り回してっから。
父も娘も感覚おかしい!
生活に困ったことがない人がオリジナル脚本を書いたら、こうなるんだな、と思う内容でした。
富裕層が書いた庶民劇でした!
「リヴァプール、最後の恋」★★★ [映画日記]
2019年に日本公開された「実話もの」ですけども。
実在した大女優グロリア・グレアムと、売れない若手男優との儚くとも美しい恋を描いている、ということで。
「百万本のバラ」by加藤登紀子の世界ですよ!
大女優役をアネット・ベニング、若手男優役をジェイミー・ベルが演じているのですが。
2人の魅力が素晴らしい〜。
アネット・ベニングは色気があるし、ジェイミー・ベルは母性本能をくすぐりそうだし、まずは素材が好相性。
ピーマンにミンチ肉を入れて「ピーマンの肉詰め」になる、みたいなケミストリーですよ!
2人がディスコ風ダンスを踊る場面があったのですが、ジェイミー・ベルのダンスがキレッキレ。
そりゃそうですわな、「リトル・ダンサー」で出世した子ですから。
踊って稼いだ子ですから!
アネット・ベニングの方は、寝ている場面で脱いでいた!!
モデルとなったグロリア・グレアム本人は、かわいらしさとセクシーさを持ち合わせた女優だったよう。
アネット・ベニングの、セクシー系に寄せた演技が巧みでした。
物語の最後には、若い頃のグロリア・グレアム本人の映像が出てきますけど、性格がサッパリ!
油っぽくないんですよ、キャノーラ油みたいに!!
演じているアネット・ベニングのビジュアルを含めると、総合的に「マリリン・モンロー×上沼恵美子」というようなキャラクターでした。
女は57歳、男は28歳という、年の差恋愛劇が繰り広げられるのですが、両者とも独り身だから、とくに障害もありません。
思い出を美しく語る場面が多く、やさしさに溢れた良い話でした。
ドラマ「SHERLOCK(シャーロック)」の監督作ということで、作風はガヤついてます。
退屈しないで観れますが、ムードは薄めでポップな感触でした。
グロリア・グレアムが家族に会う場面はスパイシー。
実姉がグロリア・グレアムに向かって「フン!アンタまた年下に抱かれてんのか、性懲りもなく!!」と不機嫌な対応。
また、グロリア・グレアムの実母は若手男優に「アンタ、あの子と結婚だけはやめときな。アンタが恥かく」と、こっそり告げだところが面白かったです。
グロリア・グレアム男ウケは良いけど、女ウケは悪そうだな、と思いました。
2人がデートしているときの禁句は加齢ワードですよ、「ババア」とか!
「ババア」の「バ」の字を出したとたん、グロリア・グレアムの機嫌は急降下。
若手男優の方は「ごめん、ごめん!違うの、違うの!」と、ひたすら謝罪していて、笑ってしまいました。
また若手男優役のジェイミー・ベルは、年上女性への謝罪シーンが似合ってました。
肩書きは、謝罪男優でいいくらいですよ!
観賞後、若手男優のモデルとなったピーター・ターナーさんご本人の写真を見てビックリ。
若い頃からハゲてるっぽい!
グロリア・グレアム本人の50代の写真を見たら、若々しくて、かわいい感じ。
モデルとなった本人2人のツーショットも、年の差を感じなくてお似合いなのでした「いきつけのバーのママと常連客」みたいな感じで!(←ホメ言葉)
男性の「若ハゲ」が活かされている好例でした。
「シカゴ7裁判」★★★ [映画日記]
タイトルの読み方は「シカゴなな裁判」じゃありません。
「シカゴセブン裁判」ですよ、「セブンスター」のセブン!
「シカゴ7裁判」っていうタイトル、ちょっと堅い気がするんですけど〜。
あんまり観たい気持ちにならないよねぇ。
ただの「シカゴ7」なら響きも良いと思うのですが、「マイルドセブン」みたいで!
1969年のシカゴにて、実際にあった裁判劇を、じっくりとスリリングに描ききった作品。
ベトナム戦争に反対し、暴動を招いた罪で起訴された活動家たち7人(俗に言うシカゴ7)が、どんなふうに裁かれたのかを伝える内容です。
本編中9割くらいが裁判シーンだったと思う〜。
判決映画の決定版!
判決ですよ、判決。
半ケツじゃありませんから!
この作品は、元々2007年の時点でスティーヴン・スピルバーグ監督作として製作が進められていたらしいですけども。
全米脚本家組合のストライキにより製作中断。
そして頓挫!
2018年になって、脚本を担当したアーロン・ソーキン自らが監督をすることになり、製作が再起動されたらしいです。
アーロン・ソーキンの脚本って、「ソーシャル・ネットワーク」(2010年)以外は、とくに何とも思わないんですけども。
ピンとこないんですよ!
しかしながら、実際の裁判を脚本にする、って大した手腕と思います。
制度、心理、社会背景ともに複雑だし、知識も必要。
長い本編時間の間、観客を退屈させない技術も必要と思う〜。
そんな観点で本編を見たところ、確かに脚本に「冴え」はある。
キレもあんの!
光るものを感じたわい!!(←だからプロの脚本家なのでしょう)
硬くなりがちな会話シーンの間に、わずかに「お遊び」を挟んできたりして、言葉による妙技を見せられました。
お上手でした!
監督としては、音楽の選曲や使い方がダサ目だと思う〜。
あえてダサい音楽を使ってんのかな〜。
裁判のクライマックスは、なかなか熱いです。
スポーツ映画みたいなノリの、「ロッキー」みたいな裁判劇!
人種問題など現代社会に通用するネタも豊富で、アメリカ人が好きそうな作品に仕上がってました。
出演者はアカデミー賞クラスの男優が結集〜。
シカゴ7メンバー役はエディ・レッドメイン、サシャ・バロン・コーエンなど。
弁護士役はマーク・ライランス、検事役はジョセフ・ゴードン=レヴィットで、裁判のキーパーソン役がマイケル・キートンでした。
裁判所に彼らが一同に集う場面は、なかなか濃厚〜。
アカデミー賞授賞式会場のような裁判所〜!
エディ・レッドメインは、活動家でありながら、いいとこの坊ちゃん風。
サシャ・バロン・コーエンは、変わり者でありながら頭脳は明晰、という、個性のあるキャラ設定になっています。
エディ・レッドメインが昔風の短髪になると、いいとこの坊ちゃんというか〜、いいとこのお猿さんみたい。
いいとこのお猿さんみたいなイケメンでした!(←フォロー)
主役はエディ・レッドメインだと思っていたのですが、世界的な人気作「ファンタスティック・ビースト」シリーズの顔ですし。
一応、主役はサシャ・バロン・コーエンということになってるんですね。
最後まで観ると「なるほど」という感じなのですが。
それでも、エディ・レッドメインの方が主役に見えてしまう不思議。
自分自身に、エディ・レッドメインの魅力が浸透していることを実感しました。
小ジワにヒアルロン酸が浸透していることを実感するみたいに!
「ストレイ・ドッグ」★★★☆ [映画日記]
惚れ直したわい、キッ子に!(←ニコール・キッドマン)
作品は「刑事もの」で、キッ子は主人公の女刑事エリン・ベル役を演じているのですが。
キッ子は、いつもの美貌を捨てて、まるで別人。
シミ、シワ全開のスッピン風。
くすんでんの!
あまりに肌がくすんでいて、あと一歩でゾンビ・メイクの状態!!
髪は手入れをしてなさそうな、白髪ミックスの聖子ちゃんカット。(←死語)
お衣装は、色気ゼロの臭そうなジーパンに、黒革の古い背広ですよ。
声もガラガラ、酒で焼けてんの!
もう、上から下までガッサガサでバッサバサ。
潤いゼロの、おじさんみたいなおばさん刑事!
生活もすさんでいて、同僚からは嫌われているという、一匹狼タイプ。
そんな女刑事が、ある殺人事件を捜査して、犯人と対決する物語なのですが。
小汚い情報提供者に、情報と引き換えに性行為を要求されるキッ子。
「ヤツの居所を知りたくばよ〜女刑事さん。俺を抱いてくれよ!」みたいなやつですよ。
「フン、めんどくせぇ」と言う感じで、仏頂面のまま要求に答える性刑事キッ子!
別の情報提供者の元では、殴られ蹴られゲロを吐き「うぁぁぁぁぁ!うぉぉぉぉぉ!」と、うめくキッ子。
娘のボーイフレンドからは「うっせんだよ、ババア!」等と罵られ、「なんだと、このクソガキャーッ!」とキレて飛びかかる猛獣キッ子!!
とても美人女優が演じる役ではありません。
これは、トム・ベレンジャーとかの仕事!
あまりの汚れ役に衝撃を受け、同時に、常に挑戦を忘れないキッ子の仕事ぶりを見て、うれしい気持ちになりました。
こんなにワクワクさせてくれる女優は、なかなかいません。
これこそ、ハリウッドのトップ女優のあるべき姿!
鑑賞中は、ず〜っとニヤニヤしてしまいました。
ものっすごいハードボイルド劇なのに、観ているボクちゃんはキッ子の演技が楽しすぎて笑いっぱなし〜。
まーね、扱う事件自体は、そんなに面白くないのですが。
まあまあ普通の、海外ドラマ並みの殺人事件かな、と思うのですが。
その事件を使って、主人公のキャラクターを掘り下げるところが素晴らしいです。
事件に関わったせいで、主人公は警察官でありながら罪悪感と憤怒を抱え、独りで悶々としている、人生の敗北者なんですよね〜。
人生で一度だけ愛を得た瞬間がある、という回想シーンも切なくて効果的。
しょっぱさの中で、キラリと光る甘みですよ!
インドカレーを食べてる合間に、甘口のラッシーを飲むみたいな喜びですよ!!
このキャラクターの掘り下げ感は、海外ドラマには無い深みだと思いました。
いろんな共演者も出てきますけども、全員がキッ子の怪演に食われる結果に。
怪物に食われたようなもんですよ!
キッ子がボロ車を運転して、容疑者を尾行しているだけで「あの美人女優が尾行を?!」と思って、なんかオモローイ。
張り込みまでしてましたから!
キッ子が武装して、犯罪が真っ只中の現場に突入するだけで「あの美人女優が突入すんの?!」と思って、いちいちオモローイ。
「汚れ扮装」という演技の隠し玉に、気持ちよく乗せられた作品でした。