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「ママさん刑事ローラ・ダイヤモンド」オモロイ。海外ドラマ界に足りない要素「生活感」をふんだんに盛り込む。 [海外ドラマ日記]

いや〜、スーパー!ドラマTVで放送中の、犯罪捜査ドラマ「ママさん刑事ローラ・ダイヤモンド」な〜。
 
働きながら育児もがんばる主人公、ローラ刑事が庶民的で最高〜。
とっても楽しんでいます!
 
まずはローラ役のデブラ・メッシングな〜。
 
略したら「デブメシ」ですけども!
 
ロングコートにジーンズという刑事ファッションが似合ってる〜。
髪色に緑のとっくりセーターがバッチリ映えてます。
「テレビ界で最も緑のとっくりが似合う女」ですよ!↓
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*こちらはスーパー!ドラマTVでの番組・放送情報。↓
 
 
ローラによる、双子6歳児の育児場面が微笑ましい〜。
海外ドラマ界に足りない要素「生活感」をふんだんに盛り込んでおります。↓
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車の中では大声で歌って、ストレス発散。
曲は、ローラ・ダイヤモンドという名前にちなんで、プリンセス・プリンセスの「ダイヤモンド」でお願いしたいです。↓
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潜入捜査をするときは、バッチリ「いい女モード」に変身するローラ。
紀香感がたまりません。↓
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そうかと思えば、オテンバな一面も見せる、という振り方が見事。
魅力の出し方わかってますな〜。
芸をよくご存知ですよ、デブメシさんは〜!
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ただいまシーズン1(全22話)中の第6話まで観終わってますけども。
軽いノリで良い感じに進んでいます。
ちなみに1話の監督はマックGでした。
 
このまま、劇中で扱う事件とか、重くしないでほしい〜。
ワテら視聴者は、事件の内容なんて追ってない。
事件以外の、コメディ部分を楽しんでいるのだから。
軽いノリのまま、最終回まで突っ走ってほしいと思います。
 
ローラと別居している夫役は、ジョシュ・ルーカスですよ。↓
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ジョシュ・ルーカスといえば、2000年代のハリウッド映画界で大活躍したお方。
主役を張ってた殿方〜!
昔は、こういう白人男性がモテていたんですよ!!
 
白人男性主義時代の終焉に伴い、近年では「ドラマ落ち」したジョシュ・ルーカスですが、まだがんばっています。
 
最近では映画「フォードvsフェラーリ」で、嫌味な副社長役として印象を残しました。
こちらが劇中のお写真ですが、この役、顔を見るだけでムカついてきますな〜。↓
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2000年代後半のジョシュ・ルーカスが実生活で抱いていたお相手はレイチェル・マクアダムスだという。
レイチェル・マクアダムスも、いろんな人に抱かれてますな〜。↓
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その前の元カノはサルマ・ハエックだというジョシュ・ルーカス。
どんなツーショットも、どういうわけかオシャレ感とか高級感がありません。
こちらのお写真からは、「派遣の女性と結婚した、若手営業マン」みたいな香りが〜。↓
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*海外ドラマBOARDでも「ママさん刑事ローラ・ダイヤモンド」について書かせてもらいました。
本記事とネタがカブリ気味ですが、ぜひぜひご覧ください。(タイトルをクリック↓)
 

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「トム・アット・ザ・ファーム」★★★ [映画日記]

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この前、amazonプライム・ビデオでグザヴィエ・ドラン監督作「わたしはロランス」を観たのですが。
 
「わたロラ」ですよ!
 
その後、amazonプライム・ビデオのメニュー画面をグルグルグルグル眺めていたら。
 
ボンヤリと白目をむいて、グルグルグルグルやってたんですよ!
 
そしたら、「わたロラ」を含む、初期のグザヴィエ・ドラン監督作が4本も視聴可能であることが判明。(2020年5月現在)
 
それらを全て観ると、ボクちゃんグザヴィエ・ドラン監督作品を制覇したことになる。
 
知り尽くしたことになる、あの子を!
 
「よっしゃ、ゴールデンウィークは自宅でグザヴィエ・ドラン映画祭じゃ〜っ!」と、一瞬盛り上がりましたが、ハッと我に返る。
 
ゴールデンウィークをあの子に捧げるなんて…もったいナーイ!
 
頭を冷やしたくなりました、滝にでも打たれて!!
 
まずは、2013年の監督作品「トム・アット・ザ・ファーム」だけ再生してみることに。
 
「とりあえずファーム」ですよ!(←「とりあえずビール」調で)
 
冒頭から、グザヴィエ・ドラン自身が演じる青年トムが、1人きりで田舎の一軒家に到着。
 
「友達の葬式に来た」というトムですが、どうやら亡き友達とは同性の恋人らしく、恋人の家族とトムとの妙な交流が始まる、という展開です。
 
案の定「BLもの」でした!
 
キャラクター数も少なく、性描写が一切なくとも立派なBL。
 
抱かれなくてもBL風味!
 
同性の恋人不在のまま、焙煎された深みのあるBLをやってのけるグザヴィエ・ドラン監督の手腕が見事でした。
 
恋人の兄フランシスが暴力的で、イヤな奴なのですが。
その割には美形男優が配役されていて、トムと取っ組み合いのケンカをしても、どことなく妖艶に見えてきます。
 
よりマニアックなBL風味を感じました。
 
恋人の兄フランシスが出てくると、スリラー映画みたいなサスペンス演出になるところが特徴で、他のグザヴィエ・ドラン作品には無い味わいでした。
 
弟の同性愛志向を知っている兄フランシスとは対照的に、母アガットは「息子は女好き」と信じている、という設定。
 
「息子は女を抱いてんの」と!
 
同性愛者は、抱かれた相手の家族と会ったとき、彼らの事情に合わせて話をしなくてはならず、結構めんどくさいことが分かりました。
 
また、今作では極端に表現されてましたけども、同性愛と田舎の相性は最悪、ということも分かりました。
簡単に言えば、田舎は閉鎖的な傾向がありますしね。
 
クールでダークな作風でしたけども、生活レベルにおいての同性愛者の不満が伝わってくる内容でした。
 
観賞後、今作について調べていたら。
グザヴィエ・ドランのお父さんマヌエル・タドロスも役者さんなんですね。
 
二世タレントだったんですよ、あの子は!
 
しかも、お父さんは多くのグザヴィエ・ドラン監督作に出演しているんですね。
 
今作でも、バーのマスター役で出演しているそうで「へ〜」と思いました。
 
ゴタゴタした家族映画を作り続けているグザヴィエ・ドランですが。
 
実生活での父子の仲はゴタゴタしてないようです。
 
 
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「マザーズ・デイ」★★★ [映画日記]

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「母の日」縛りの、母映画〜!
 
2016年に、こんな作品が公開されてたんですね〜。
 
「プリティ・ウーマン」等でおなじみのヒットメーカー、ゲイリー・マーシャルの監督作ですけども。
 
「プリティ・ウーマン」以降、「プリティ・ブライド」や「プリティ・プリンセス」等、手掛ける作品の邦題に「プリティ」という冠を付けられがちの「プリティ爺さん」ですけども!
 
近年では「バレンタインデー」や「ニューイヤーズ・イヴ」等、記念日がタイトルになった「記念日もの」を手掛けるように。
 
近年では「催し物爺さん」に様変わり!
 
今作も「記念日もの」シリーズの一環で、キャラクター数の多い群像劇になっております。
 
母子のコミュニケーションがテーマで、劇中には、母と何年も確執がある子が数人出てきますよ。
 
また、親が子のマイノリティ志向に反発する、という、理解し合えない考え方の違いも浮き彫りにもなっているのですが。
 
どういうわけか、今回の物語の中では、全ての母子がアッサリ和解。
 
瞬時に解決!
 
埋まっちゃったわい、溝!!
 
「ものっすごい深い問題を簡単に終わらせちゃったね」と思いましたけども。
 
ライトな観客たちやご家族が、お茶の間でワイワイ楽しむ映画としてなら、「これくらい軽いノリで良いのかも。問題提議はしてあるし、一応」と思いました。
 
主演はジェニファー・アニストンで、バツイチ子持ち役。
 
別れた旦那役ティモシー・オリファントは、なんとなく雰囲気がアニストンの元夫ブラッド・ピットっぽいですが「あえて」なんでしょうか。
 
当て付けなんしょうか!?
 
アニストン演じる母親が、2人の息子と交流する場面は「母の日」らしい光景なのですが。
ジェニファー・アニストンに母親役は難しいものですね。
 
母性ナーイ!
 
しかし、コミカルな演技は相変わらず魅力的で「ジェニファー・アニストンって、何を演じてもジェニファー・アニストンなんだね。キムタクが何を演じてもキムタクであるように」と思いました。
 
その他、ブリット・ロバートソンやジェニファー・ガーナー、ドラマ「プリティ・リトル・ライアーズ」のエミリー役でおなじみシェイ・ミッチェル等、テレビ女優が続々登場。
 
ジェニファー・アニストンを中心とした、テレビ女優祭の開催〜!
 
そんな面子の中で唯一の大スター、ジュリア・ロバーツが女社長役でご登場〜。
 
ああ、なんて自然な威圧感!
 
ジュリア・ロバーツの役には、ジェニファー・アニストンとブリット・ロバートソンが順番に面談するのですが。
 
面接するんですよ!
 
威風堂々としているジュリアに対して、ビクビクしているジェニファー・アニストンとブリット・ロバートソン。
 
ハリウッド女優の楽屋に、テレビ女優が挨拶に行ってるような構図に!
 
とても楽しくて、レアな名場面でした。
 
ケイト・ハドソンも出ているのですが、ジュリア・ロバーツの大スター路線にも、ジェニファー・アニストンのテレビ女優路線にも乗っかれず中途半端な存在感に。
 
毒にも薬にもなれてませんでした!
 
キャスティングは見事に白人のブロンド美人ばかりで、多くの女性がレオタードやタンクトップなどをまとい、セクシーな姿を披露。
ゲイリー・マーシャルが全盛期だった頃の、今では古く感じてしまう白人男性目線の作品でした。
 
今作がゲイリー・マーシャルの遺作になりましたけども。
 
監督の代表作「プリティ・ウーマン」に主演して大ブレイクしたジュリア・ロバーツを再起用して、彼女の役が成功者で、劇中で母性を持つことになる展開には感無量〜。
 
なんというか〜、「続プリティ・ウーマン」的な。
 
「プリティ・ウーマン最終形態」的な〜!(←シン・ゴジラかい)
 
いろいろと時代を感じる作品でした。
 

 

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ビバ30代!ドラマ「プリーチャー」クールで、楽しくて、色気もある30代の3人組に魅了される。 [海外ドラマ日記]

いや〜、スーパーパワーを持つ牧師が主人公のドラマ「プリーチャー」な〜。
先日、シーズン2(全13話)を観終わりましたけども。
 
メイン・キャスト3人に魅力が十分。
 
備わってんの!
 
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シーズン1を観たときは、ストーリーもチンプンカンプンで、作品の良さがイマイチ分からなかったのですが。
シーズン2はストーリーもシンプル化。
基本クールな雰囲気で、たまに激しいアクションがあって楽しめました。
 
メイン・ストーリーに「金髪アメリカ男女」っぽい人が出てこない人選が独自で最高。
とくに主人公ジェシー役のドミニク・クーパーな〜。
ホントにいい顔してる〜。↓
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ドミニク・クーパーという人材から輝きを感じるものの。
近年のドミニクは、映画界であんまり活躍できていないところが残念ですな〜。
 
ジェシーの元カノ、チューリップが放つ「昭和のスケバン臭」もたまりません。
ツンとくんの!
吹き替え声優さんも、セリフの言い方が「べらんめえ調」でオモローイ。
このキャラに日本名を付けるとしたら「ユミ」とか、そんな感じ〜。↓
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チューリップ役を演じているルース・ネッガは、2016年の映画「ラビング 愛という名前のふたり」での演技で米アカデミー賞ノミネートという快挙達成。
「ラビング 愛という名前のふたり」は「人種差別もの」かな〜、と思って気が重く、録画しているけど未再生。
観たほうがいいのかな〜。↓
 
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シーズン1を観たときは何とも思わなかったヴァンパイアのキャシディも、シーズン2では、その魅力を完全に理解。
演じているジョセフ・ギルガンが持つ「ロンドンとかアイルランドとかの臭い」に魅了されっぱなし。
なんというか〜、ダニー・ボイル監督の映画に出てきそう、というか〜。
ダニー・ボイル本人っぽい、というか〜。
いつか「ダニー・ボイル物語」という映画が製作されたなら、ダニー・ボイル役を演じてほしい人材です。↓
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そんなメイン・キャストの、「楽しく、色気もある30代の3人組」という構成がステキです。
ホント、理想の30代グループ。
「ビバ30代!」と思いながらドラマを観てました。
 
*こちらはAXNでの番組・放送情報。↓
 
*ちなみに、amazonプライム・ビデオでも全シーズン配信中です。
 
 
で。
かつてドミニク・クーパーとルース・ネッガは交際。
こちらが交際時のお写真ですけども、ものっすごく普通のカップルですな〜。
親近感に癒されます。↓
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ルース・ネッガの前はアマンダ・セイフライドと交際していたドミニク・クーパー。
きっかけは、2008年公開のミュージカル映画「マンマ・ミーア!」ですよ。
こちらのお写真が共演場面。↓
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今のドミニク・クーパーは、テレビ女優のジェンマ・チャンと交際しているという。
なんというか〜「世界の女は俺のもの」みたいな交際歴になってますな〜。↓
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*海外ドラマBOARDでも「プリーチャー」について書かせてもらいました。
本記事と内容がカブってますが、ネタバレはありませんので、ぜひご覧ください。(タイトルをクリック↓)
 
 


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「ラブストーリーズ エリナーの愛情」★★★ [映画日記]

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ジェシカ・チャステインとジェームズ・マカヴォイがW主演した恋愛2部作「ラブストーリーズ」。
 
今回、再生した作品は、ジェシカ・チャステインが演じたヒロイン、エリナーの目線で描いた方です。
 
今作ではエリナーの家族が総登場〜。
 
一家総出!
 
母親役がイザベル・ユペールというのは、男性キャラクター目線で描いた「ラブストーリーズ コナーの涙」を観て知ってましたけども。
 
今作では父親役としてウィリアム・ハートが登場し、ものすごい豪華ファミリーだったということが判明。
 
お住まいもオシャレで生活感がありません。
 
お部屋にティッシュの箱なんて置いてナーイ!
 
廊下も階段もお部屋もインテリアが抜群に映えていて、まるでインスタ御殿〜!!
 
こんな、高いレストランみたいな内装の実家あるんかい!?…と思いました。
 
母親に至っては、左手にタバコ、右手にグラスワインというのが定番スタイル。
 
「アンタまるでフランス人。絵に描いたようなフランス女!」とツッコミを入れそうになりましたが、実際にフランス人だから仕方ありませんでした。
 
そのうちに、父親の職業は教授で、母親はミュージシャンだと判明。
 
「なんじゃい、セレブご一家かい。富裕層かい」と、少し心を遠ざけてしまいました。
 
線を引いたんですよ!
 
ワシら「負け組」とは住む世界が違う方々ですから!!
 
エリナーが通う講義では、ヴィオラ・デイヴィスが教授役として出たーっ。
 
つまり、イザベル・ユペールとヴィオラ・デイヴィスって共演していたんですね〜。
 
世界2大女優がですよ!(←「世界3大珍味」調で)
 
明らかに、男性目線で描いた「コナーの涙」より、高級感とインテリ度数が上でした。
 
明らかに「エリナーの愛情」の方がえこひいきされてます!
 
物語も「エリナーの愛情」の方が重厚感がありました。
 
1人の女性が、生きづらい世の中で、困難を乗り越えて前に進もうとする姿を描いております。
 
「コナーの涙」で表現されていた、後ろ向きの生き方とは全く違う内容。
 
それでいて、2作で同じシチュエーションも場面も多いのですが、同じ場面でも男女の捉え方でセリフや態度が変わっている「羅生門効果」を取り入れているところが特徴です。
 
最も男女の違いが出ている場面は、夫が浮気を告白する場面。
 
男性目線版では夫が自ら告白してましたけども、女性目線版では妻が問いただして夫の浮気が判明してました。
 
その時、抱き合っていたポジションも上下が逆でした。
 
2作品を観て、やっと分かる演出意図。
とっても面白い試みだと思いました。
 
同じように、男女間の「羅生門効果」を取り入れたドラマとして「アフェア 情事の行方」がありますけども。
 
もしかしたら今作「ラブストーリーズ」が元ネタなのかな〜、とも思いました。
 
同時に、ラブストーリーを描きながらも、根底では女性の自立や、結婚や育児に縛られない自由な生き方を提言。
 
強い女性像を追い求めるジェシカ・チャステイン製作・主演による「入魂の一作」という仕上がりでした。
 
「エリナーの愛情」後半では、ヤケになったエリナーがクラブで引っかけられた男性に抱かれそうになる、という場面がありましたけども。
 
その男性役を演じたのは、ドラマ「ブラックリスト」のトム・キーン役でおなじみのライアン・エゴールドでした。
 
ジェームズ・マカヴォイにチョイ似のテレビ男優ですよ!
 
ドラマ「ブラックリスト」で人気が出る前に出演した映画ということで、役名は「クラブの男」というのが寂しいですけども。
 
イザベル・ユペールやヴィオラ・デイヴィスという、世界2大女優と共演したことは事実。
 
そしてエリナー役としてジェシカ・チャステインを抱ける立場にいたことも事実。
 
これは、テレビ男優としては勲章をもらったも同然ですから〜!
 
 
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「ラブストーリーズ コナーの涙」★★★ [映画日記]

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2013年の旧作。
ジェームズ・マカヴォイとジェシカ・チャステインがW主演した恋愛2部作「ラブストーリーズ」のうち、男性キャラクター目線で描いた方です。
 
「ラブストーリーズ」の劇場公開版は2本もあるので、なんとなく長いこと観ないまま放置していたのですが。
 
めんどくさかったんですよ!
 
最近は、ずっとお家にいて時間が余り気味。
 
正直、ドヒマ!
 
ついに再生するに至りました。
 
2本のうち、どっちから観ればいいか分かりませんでしたけども。
 
右往左往したんですよ、キョロキョロキョロキョロ〜!
 
なんとなく、女性キャラクター目線で描いた方を後に観たほうが盛り上がりそうな気がしたので、まずは男性版を選んでみました。
 
メイン・キャラクターは30代の夫婦。
 
冒頭からギクシャクして別れる寸前、寸止め状態!
 
そんな関係の理由が徐々に明らかになってゆく、という構成です。
 
マカ坊が演じる旦那コナーが、気持ちが離れた嫁エリナーに対して未練タラタラすぎてイラつきますけども。
コナーが嫁に逃げられそうなのも分かる気がしました。
 
なんか厚かましい!
 
友人と話をするときも、ちょっとキレ気味だし。
人が聴いている音楽を勝手に止めたり、音量を下げたりするコナー。
 
とにかくいじるんですよ、音楽プレーヤー!
 
触りたがんの、ボタンやツマミ!!
 
自己中心的な性格を、上手に表現できている場面でした。
 
そんなコナーのことを、あまり好きになれない物語。
きっと「コナーの、みっともなさ」を表現した作品なのでしょう。
 
こんなふうに、未練たらしい場面をず〜っと垂れ流す男性映画は珍しいです。
 
コナーが30代という若さでレストランを経営しているところは「ご立派だわな」と思いました。
 
あと、夫婦仲がおかしくなった原因や、話の途中でコナーが走行中の車と接触事故を起こす事など、イベントが大きくて雑な扱いだった〜。
「些細なこと」が無くて、繊細さは感じませんでしたけども、これも意図的なものなのかな。
 
また、「2部作の1作だけ観たところで、魅力は理解できないのかも」とも思いました。
 
引き続き、もう1本の方をチェックしたいと思います、女の方を!
 
ちなみにコナー役の男優は、製作発表時にはジョエル・エドガートンでしたけども。
コナーは実父が会話する場面も多く、マカ坊の方が息子感があるし、良い代役だと思いました。
 
ジェシカ・チャステインの母親役としてイザベル・ユペールが出てきて、うれしかったですけども。
 
「アンタ、母ちゃんはフランス人かい!」と思って、ひっくり返りそうにもなりました。
 
副題は「母ちゃんはフランス人」でも良かったと思います。
 
イザベル・ユペールは悠々自適な老後生活を送っているようですが、髪はユル巻き、胸元がガバッと開いた服でボインの谷間を見せつける等、生活感はありませんでした。
 
謎の老女でした!
 
監督・脚本を担当したネッド・ベンソンは、実生活ではジェシカ・チャステインの元カレということで。
ストーリーには、きっと交際時のエピソードも盛り込まれているのでしょう。
 
コナーとエリナーがアツアツ・カップルだった頃。
 
アベックだった頃!
 
2人がレストランで食事中に「食い逃げしない?」と悪巧みをする回想場面がありました。
 
思い出の食い逃げ計画ですよ!
 
冒頭から食い逃げシーンで、クライマックスでも食い逃げをフィーチャリング。
 
もはや食い逃げラブストーリー!
 
「もしかして食い逃げって、監督とチャステインの思い出のエピソードなのかな〜」と思いながら観てましたけども。
当時のチャステインが、食い逃げを実行したり、食い逃げを成功させたりしなくて良かったと思います。
 
もしも当時に食い逃げをしていたら、今頃「食い逃げ女優」って呼ばれてますからな。
 
 

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「タイラー・レイク -命の奪還-」★★★ [映画日記]

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「沈黙の奪還」をほうふつとさせる副題が付いてますけども。

 

スティーヴン・セガールは出てませんから!

 

毎月一回、恒例行事のように配信されているNetflixオリジナル大作映画です。

 

主人公タイラー・レイク役をクリス・ヘムズワースが演じておりますけども。

 

大金で難仕事を請け負う、軍人上がりの傭兵という設定のタイラー・レイクなのですが。

 

ブロンド髪型はサッパリと手入れされてるし、スラッとしたスタイルだし。

 

タイラー・レイクは隠密活動をしているはずなのに、スターのオーラが燦々!

 

まばゆいわい!!

 

「こんな男性下着モデルみたいな傭兵おらんわな。男性下着モデル職で生計立てれるし、むしろ!!」と、まずは「ひとツッコミ」いたしました。

 

下着ツッコミですよ!

 

相変わらずクリス・ヘムズワース自体の輝きがスゴかったです。

 

バングラデシュを舞台に、タイラー・レイクが、インドの麻薬王の息子オヴィを救い出すというミッションが描かれておりますけども。

ストーリーは平凡で、人間ドラマも安いのですが。

 

麻薬王の息子オヴィが、知り合って一泊二日程度の外人タイラー・レイクに懐き過ぎでしたし。

 

普通なかなか懐きづらいですよ、知り合って一泊二日程度の外人には!

 

しかしながら、アクション・シーンは素晴らしいです。

 

物語の前半から、少年オヴィを連れてタイラー・レイクが逃走する場面が長くて圧巻。

 

「1917 命をかけた伝令」みたいにワンカットで見せるタイプの演出がされていて、撮影カメラが走行中の車に出たり入ったり縦横無尽。

ものすごい映像技術が使われてます。

 

この場面だけでも、Netflix月額の元は取った感〜。(←いやらしい)

 

物語の後半にもワンカットで見せるタイプの演出があるかな〜、と思ったけど、それはなし。

 

前半で力尽きてました!

 

製作しているのは、近年の「アベンジャーズ」シリーズを仕切っているルッソ兄弟ということで。

 

「アクションシーンが見事だし、さすがルッソ兄弟だね。監督もしてるんだよね」と思っていたら、観賞後に調べたら監督は別人。

 

ルッソ家の兄でも弟でも、親戚でもナーイ!

 

監督はサム・ハーグレイブという人で、「アベンジャーズ」シリーズや「アトミック・ブロンド」、「スーサイド・スクワッド」など、ハリウッドのアクション大作でスタントマンやスタント・コーディネイトをしていたお方。

 

イケメン・スタントマンとして有名な殿方!

 

イケ・スタントマンですよ!!

 

スタントを担当した作品ではチョイ役で出演することも、しばしば。

 

イケメンだから顔でも稼げるんですよ、チキショーッ!

 

監督は今作でも、タイラー・レイクとチームを組んだ一員役として出演しておりました。

 

サム・ハーグレイブの存在は前から知っていたので、「この人、ついに長編映画監督としてデビューしたんだね。ずっと前からコツコツがんばっていたから、有力者から声をかけてもらえたんだね」と、少しうれしくなりました。

 

サム・ハーグレイブはイケメンですが、地道に仕事をこなすタイプのイケメンですから。

 

応援してやってください、お願いします!(←イケメンのために頭を下げるボクちゃんであった)

 

 


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「ショート・ターム」★★★☆ [映画日記]

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2013年の旧作ですけども。
 
ブレイク前のあの子たちが出てますよ、ラー子ラミちゃんが!(←ブリー・ラーソンとかラミ・マレック)
 
後のオスカー俳優が2人も出演しているとは、見事なキャスティング・センスですな〜。
 
目利きですな〜!
 
物語の舞台は、問題を抱える未成年の保護施設。
 
青少年センターですよ!
 
そこで働く若い女性グレイス役がブリー・ラーソンで、新入りの同僚役がラミ・マレックです。
 
施設のお姉さんやお兄さんですよ!
 
まずは、心に傷を負い、時として荒れる青少年たちと真剣に向き合うお姉さんやお兄さんに頭が下がりました。
 
青少年の心の動きを読む洞察力、忍耐、体力、そして優しさ…あらゆる人間力が携わっていないと、こなせぬお仕事。
こんなお仕事もあるんですね〜。
 
青少年が危険物を所持していないか、お姉さんやお兄さんが定期的にお部屋をチェック。
 
ガサ入れですよ!
 
物を探す手つきが素晴らしく良かったです。
 
まるで「マルサの女」でした!(←古いですか)
 
時には、キレそうになる青少年を見た瞬間にアイ・コンタクトを取り合い、素早く対応を開始するお姉さんやお兄さん。
 
暴れる青少年の両腕を抱えて、動きを封じる「型」があることなどに、プロっぽさを感じました。
 
その技に名前を付けるとしたら「青少年固め」でしょうか?!
 
個性的な青少年が何人も登場して、様々なドラマを生み出してくれるのですが。
 
例えばキレた青少年たちが憎しみ合って殺し合う、みたいな、「米国の監獄もの」みたいな、ありきたりな展開にはなりません。
 
みんな悩みを外側には出さないで、自分の内側で処理しようとする場面が印象的。
「子どもって、そうなんだな」と思いました。
 
闇を抱える少女が作った童話の内容が、「サメと友達になりたいために、自分の足を全部食べられてしまったタコ」っていうのも凄みが効いてました。
 
監督と脚本を担当したデスティン・ダニエル・クレットンという人は、実体験を元に話を作ったそうで、細かいことがリアルで最高でした。
 
とくに、青少年たちからは、もらい泣き〜。
こういう自然な感動場面は、なかなかお目にかかれないです。
現場にいた人だからこそ表現できる感動場面でした。
 
物語が進んでいくと、施設のお姉さんやお兄さんにも、子ども時代にはいろいろあった、ということが判明。
 
お姉さんやお兄さんが持つ優しさの理由も少しづつ見えてくる、という盛り沢山の内容でした。
 
小さな施設の割にネタは豊富な、子ども大作でした!
 
ああボクちゃん、こんな傑作を2020年の今まで見逃していたんですね〜。
 
それにしてもブリー・ラーソンという素材には、気が利くダサい女性役がピッタンコ〜。
 
似合うんですよねダサい格好が、ラガーシャツとか〜。
 
ラガー女ですよ!
 
メイン路線を、美人女優よりも庶民女優に定めて大正解〜!!
 
後に同じ監督・脚本作「ガラスの城の約束」や「黒い司法 0%からの奇跡」にもブリー・ラーソンは引き続き抜擢されている、ということで。
 
そっちの作品も観てみたいな〜と思います、amazonプライム・ビデオ内に入ってれば〜。
 
追加料金0円ならば〜!
 
 
ショート・ターム [Blu-ray]

ショート・ターム [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • 発売日: 2015/06/03
  • メディア: Blu-ray


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