「ハート・オブ・マン」★★★ [映画日記]
amazonプライム・ビデオで観ました「ハトマン」!
スポーツエージェントとしてバリバリ働くキャリアウーマンが、ふとしたことから「男性の心の声が聞こえる能力」を身につけますよ。
ひょんなことからですよ!
人種、性別、年齢…あらゆることで偏見を感じていたキャリアウーマン。
クサクサしていたキャリアウーマン!
そんなキャリアウーマンが「男性の心の声が聞こえる能力」を使い、仕事で一旗あげようとするお話です。
「男心」で天下を取ろうとする話!
タイトルは「スーパー・キャリアウーマン」でも良いと思う〜!!
ノリノリのコメディ路線で楽しい〜。
「音楽使いも上手だし、いくら何でも楽しすぎる〜」と思ったら。
監督は「ヘアスプレー」や「ロック・オブ・エイジズ 」のアダム・シャンクマンだったんですね〜。
今作は、「ハート・オブ・ウーマン」(2000年)のリメイクですけども。
「ハート・オブ・ウーマン」を観たときも、「すごい傑作」と思いましたけども、ええまだボクちゃんも若かった頃。
ネンネだった頃ですけども!
異性の心の声が聞こえてしまう、という設定って、人間の二面性が浮き彫りになる設定なんですよね〜。
「本音とたてまえ」という人間ドラマの醍醐味が、いとも簡単に出せる最高の設定。
また、異性の心の声が聞こえたからって、人生は成功しない。
異性の心の声なんて実は聞こえなくても良い、という展開になるところが、また良いです。
いっぺん失敗することにより成長物語が描けるので、どこか感動的に仕上がるのでした。
キャリアウーマンのアリ役を演じているのはタラちゃん!(←タラジ・P・ヘンソン)
昔は、渋くて静かな演技で売っていたタラちゃんですけども。
近年では、ドラマ「Empire 成功の代償」の破天荒な女クッキー役で大ブレイクしたということで、今作では同系統のコメディ演技が大爆発。
ハジけた演技が本当にお上手〜。
抱かれ方もロデオっていう!
実年齢はアラフィフのタラちゃんですが。
抱かれた男優の年齢は33歳って、えらい年下。
タラちゃん演じるアリが、エレベーターで引っ掛けて抱かれようとした殿方も、えっらい年下。
もしかしてタラちゃんの年齢設定は、アラフォーくらいだったのかな。
ロデオっていう抱かれ方は、せいぜいアラフォーくらいまでしょうしね、知らんけど!
ちなみに、エレベーターで引っ掛けた殿方役を演じていたのは、映画「トワイライト」シリーズ等でブレイクしかけたケラン・ラッツと判明してビックリ。
全く気づきませんでした。
地道な活動をしてますね、エレベーターで引っ掛けられる役とは!
くすぶってますね、エレベーターで!!
今作ではプロデュースも兼ねているタラちゃん。
作品には「白人男性社会に物申す」要素を強めに入れてきてましたけども。
男性の心の声が聞こえる割には、ハラスメント用語が出てこない等、「白人男性も悪い人ばかりではない」とでも言いたげな、細かい配慮が見受けられました。
つまり、肝心なことは何ひとつ聞こえてこなかったわけですけどもね〜。
いろいろと調整が大変なんだな〜と思いました。
タラちゃん主演作は、今作も含めて日本未公開になることが多いのですが、がんばってほしいです。