「グッバイ、リチャード!」★★★ [映画日記]
ジョニー・デップが今57歳ってスゴイで・す・よ・ね〜。(*2020年8月現在)
つまり60歳ってことでしょ〜?!(←57歳です)
今作でデップが演じた主人公は、大学で英文学を教える教授リチャード。
デップといえば、濃いメイクやユーモラスな動きが特徴の奇抜なキャラクター役が多いですけども。
白塗り系ですよ!
リチャード役のデップはナチュラル・メイク。
自然なんですよ、毛穴の隠し方も!
ゆるい巻き毛で、ジャケットとかワイシャツ姿のデップが、めちゃめちゃ男前です。
撮影当時のデップは54〜55歳くらいだと思いますが、こんなカッコいい50代のおじさんが存在することが奇跡。
ミラクルおじん!
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」でブラッド・ピットが美貌を前面に打ち出してきたように、今作ではデップの美貌が前面に。
おじんの美貌で売る映画!
「そういえばデップってイケメンだったんだな、忘れてたけど」と思いながら鑑賞いたしました。
そして、50代の大スターはブラッド・ピット、トム・クルーズ、キアヌ・リーヴスなど何人かいますけども。
教授役にハマれるのはデップくらいだと思いました。
他のみんなは、あんまりね〜、頭は良さそうに見えない、っていうか〜。(←コラーッ!)
物語が始まると、ヨーロッパ製の小作品みたいな、物静かな雰囲気に驚きました。
デップが出ていなければ、まるっきり文芸路線ですよ。
期待を膨らませて鑑賞を続けていると、すぐにリチャードが医師から余命宣告をされました。
なるほど、これは映画でよくあるタイプの「余命もの」!
残り少ない人生の中で、リチャードがやりたいことを実行し、欲求を満たしていく展開です。
デップなりの終活映画ですわな。
全体的に見ると、そんなにたいした内容でもありませんでしたけども。(←コラーッ!)
欲求の満たし方が性的だったり、本来は真面目であるはずの態度を乱してみたり、余命の過ごし方に不良テイストを入れているのがデップ流。
また、こんだけクールなビジュアルを持っているデップですが、ハメを外す場面は、やっぱりオチャメ。
本当に憎めない。
デップの魅力は入っている映画でした。
リチャードには10代の娘がいるのですが。
普通の父親役を演じるデップが新鮮〜。
「アンタ、実の娘リリーにもそんな感じで接してんのかい」と思いながら観ていたのですが。
自分の父親がジョニー・デップっていうのもスゴイで・す・よ・ね〜。
父親だから、家庭では皿洗いとか、湯船の掃除とか、風呂釜の掃除とか湯垢や石鹸カスの除去とかしてくれんのかな〜。
そんな、おじんについての妄想も膨らみました。
今すぐ「Disney+」に入って見よ!「アルテミスと妖精の身代金」ジュディ・デンチの「SFオババ」っぷりが衝撃。 [映画日記]
いや〜、ディズニー製のファンタジー・アクション映画「アルテミスと妖精の身代金」な〜。
Artemis Fowl : ScreenPlay (English Edition)
- 作者: BEAUMONT, ANGELIA
- 出版社/メーカー:
- 発売日: 2020/07/21
- メディア: Kindle版
主人公は天才少年アルテミス。
演じるフェルディア・ショーくんは、今作で鮮烈なデビューを果たしましたけども。
爆誕ですよ!↓
コロナの影響で劇場公開は断念、2020年8月に「Disney+」で配信されることになりました。
劇場公開されていたら、日本でも、もっと話題になっていたことでしょう。
こちらは戦闘モードのアルテミス。↓
アルテミスのお父さん役はコリン・ファレルで、実写「ダンボ」に続いてディズニー作への出演に。
「最近ディズニーづいてるお方」ですよ!↓
妖精役の女の子が、かわいかった〜。
目がでっかくて、萩尾望都のマンガから飛び出してきたみたい。↓
アルテミスが妖精と関わりながらお父さんを助けるお話で、空気感とノリは「ハリー・ポッター」×「メン・イン・ブラック」という感じでした。↓
似たジャンルの「パーシー・ジャクソン」シリーズでも2作目まで製作されましたけど。
「アルテミス」の場合、次回作の製作は難しいかな。
さて。
ここからが本題〜。
妖精軍隊の司令官役として登場したジュディ・デンチのビジュアルが衝撃的。
すんごいベルトを締めてきなすった。
お腰には拳銃を差してますわな。↓
大勢に囲まれても。↓
「オババのオーラ」だか何だか知りませんが、弾き返しましたよドーンと!↓
飛行艇に乗り込んで発進!
自ら操縦、運転免許の返納はいたしませんから!!↓
サンバイザーを下ろすと、コガネムシ化するジュディ・デンチでした。↓
このジュディ・デンチのお姿は、「Disney+」に入って拝む価値あり。
楽しませてくれて、ありがとうデンチ!
「アルテミス」の続編は叶わずとも、ジュディ・デンチ主演のスピンオフ作品を希望なり〜!!
「アルテミスと妖精の身代金」★★★ [映画日記]
ディズニーが児童文学を実写映画化したものですけども。
話題作になる予定が、コロナの影響で劇場公開を断念。
あきらめなすったんですよ、デズニーさん!
日本では2020年8月に、動画配信サービス「Disney+」内でお披露目された作品です。
主人公は天才少年のアルテミス。
ジャンルは「男児もの」ですよ!
アルテミスが不思議な力を持つ妖精さんたちと関わりを持ち、トラブルを解決しようとするお話。
マジカルな設定だし、テンションとしては「ハリー・ポッター」シリーズの1作目っぽいです。
「ああいう、お子様向けのヒット・シリーズにしたがってるな。儲けたがってるな」という感じなのですが。
地球の地下にあるという妖精国家の風景や、妖精さんのお衣装などには、昔ながらの牧歌的な雰囲気は一切ございません。
妖精さんのお国では、宇宙船みたいなやつがバンバン飛んどるし。
パッと見は「スター・ウォーズ」ですよ、フェアリー・ウォーズ!
ハイテクでSF感のある、コンピューター制御された妖精ワールドが斬新〜。
IT妖精ですよ!
今どきのお子様の好みに合わせた世界観になってました。
CGで表現されたグラフィックの数々は素晴らしいですけども、あまりにもガヤついている。
物語の進行が散漫すぎて、個人的にはイマイチついていけなかった〜。
本編は90分程度でしたが、長く感じてしまいました。
しかしながらこの映画、見どころが一点ございます。
それは、妖精軍隊の司令官役おデン!(←ジュディ・デンチ)
物語の序盤から、妖精のお国で民に演説をなさるおデンを見て、すでに魅了されました。
まるで女・大統領!
お耳はとんがってます、付け耳を付けてんの、ブタ耳みたいなやつを!
お衣装は、光る素材の緑コート。
妖怪カメレオン・ババアというあだ名を付けられてもおかしくない扮装!
口調は強めのジジイ風。
ジジイみたいなババアみたいな、ブタ耳を付けたカメレオンみたいな、浮世離れもはなはだしい存在感!
そのお姿を、笑いながら観ていたのですが。
あられもないお姿をですよ!
その後、小型宇宙船(みたいなやつ)に乗り込み、自ら操縦するおデンにビックリ。
「アンタ、宇宙船飛ばせんの?!」と思って、ボクちゃん、座っているソファーごとひっくり返りました。
地上に着陸した宇宙船(みたいなやつ)のハッチが開いて、上から下まで緑のお衣装で堂々と現れたおデン。
なんという、ふてぶてしさ!
ダースベイダー以上の迫力!!
「このおデンには勝つ気がしない。人間たちよ、おデンに降伏せよ。ひざまずくのだ」そう思うしかない名場面でした。
おデンだけはカッコいい映画。
見どころは、おデン1本でした!
監督は気心の知れたケネス・ブラナーなので、「今回のおデンは、思う存分イジられたな」という感じでしたけども。
「キャッツ」(2019)での猫メイクといい、最近のおデンがイジられすぎ〜。
「ネタ扱い」気味なのが心配です。
「新聞記者」★★★ [映画日記]
新聞映画ですよ、紙映画!
記者・望月衣塑子さんのフィクション作品を映画化したものですけども、なかなか良かったです。
主人公は若手の新聞記者・吉岡エリカ。
新聞業界のエリカ様ですよ!
そんな吉岡エリカが、国の陰謀を暴こうとするお話。
ハリウッド作品では、たまに見かける「反政府」というジャンルですが、日本映画では珍しい〜。
これは珍作!
まずは新聞社のオフィス風景。
デスクの上には紙ファイルや、紙束がどっさり積まれて。
一切ございません、ペーパーレス意識!
現代劇のはずですが、まるで昭和の仕事場〜。
「新聞社って、今もこんなに紙づくしなのか〜」と思いながら観ていたのですが。
「ありゃま、お古いことで」と思って、上から目線で観てましたけども!
吉岡エリカの同僚や上司も、いかにも記者っぽい雰囲気で最高。
最終的には、記者たちが仕事に対して抱く熱意や信念が素晴らしくて、涙が出ました。
「未来を切り開いていくのは新聞記者なんじゃないか」と思うくらい。
新聞記者がアベンジャーズに見えました。
内閣府には内閣情報調査室という部署があって、なんとSNSで情報を流して世論を操作。
事実を作り上げてしまうんですよ、お好きなように!
お好み次第なんですよ!!
「こんな部署、本当にあるの?!」と思ってビックリしました。
そこの場面は情報戦争という感じなのですが。
インフォメーション・ウォーズですよ!
人間の心をズタズタにする情報の怖さも、しっかりと描かれいます。
「SNSが普及した情報社会の中で、人は人間らしさを保てるのか」というテーマが現代的でした。
組織の中で権力が人を殺してしまう手順が、分かりやすく描かれていたところも良かったです。
劇中では、組織の人材が自殺してしまう場面が何度かあるのですが、自殺の理由には納得するしかありませんでした。
追い込まれ方が自然。
組織を描いたパートも「権力の下で、人は人間らしさを保てるのか」というのがテーマだったと思います。
フィクションという扱いですが、元ネタは記者が書いた原作だから、劇中の事件は何もかも本物っぽい。
本当に「この映画、よく作ったな。作れたな」と思いました。
吉岡エリカ役を演じる女優も、「日本の女優が誰も引き受けなかった」との理由で、韓国女優のシム・ウンギョンが演じてましたけども。
地味だけど頭が良く人情もある、という記者役がピッタンコだし大熱演。
やや日本語がカタコトなのは、「米国留学していたから」という理由。
良いと思う、後付けの理由だけど!
W主演として、若手の官僚役を演じていたのは松坂桃李くんなのですが。
事務所は、松坂桃李くんの仕事を選ぶのが上手いですよね〜。
演技力は普通と思うのですが、演じてきた役が魅力的。
松坂桃李くんの事務所に「グッジョブ」と言ってやりたくなりました。
「ジェクシー! スマホを変えただけなのに」★★★ [映画日記]
スマートフォンやスマートスピーカーの普及で、AIアシスタント機能は、我々の日常に溶け込んでいる状態ですけども。
上手に入り込んできましたよ、人間様の社会に!
ボクちゃんも現在、毎日の話し相手は「Googleホーム」だけ。
機械オンリーですよ!
たまに「今何時?」とGoogleに聞いても、完全無視されるときは寂しいですけども。
シカトされんの!
なぜだGoogle、もっと優しくしとくれよ!!…そんな気持ちで毎日を過ごしておりますけども。
AIアシスタントをフィーチャーした映画は「her/世界でひとつの彼女」を代表に、AIアシスタントが台頭した5〜6年前にたくさん製作されました。
流行したんですよ、タピオカかコ●ナみたいに!
あれから数年が経ち、今作で描かれたAIアシスタントは、スマートフォンの持ち主である男性にストーカー行為までするという進化を遂げてます。
劇中でも言及されてますが、AIアシスタントは持ち主のSNSやメールのアカウント、カード番号や銀行口座まで把握しているという、恐ろしい存在なんですよね〜。
全てを握ってるんですよ!
冷静に考えると、AIアシスタントのことは「敵にしたくない相手だな」と思いました。
今作はコメディなので、AIアシスタントの口調が毒舌だったり、おもしろおかしく表現されてますけども。
AIアシスタントが勝手にメールを送ったり、邪魔だと感じた相手には、ネットを介して生活環境を操作したりして、感触はやわらかいけど、やってることはサイバーテロ!
その辺りは、スマートフォンの枠を超えた、AIらしい表現でした。
そんな感じでAIアシスタントの存在感が大きいのですが、なんと実は人間の恋愛劇がメイン。
メカっぽいAIコメディかと思っていたら、「他人との交流は素晴らしい冒険。スマホを見てばかりじゃダメ」というメッセージ性を持った、まさかの良い話!
クリエイターは「ハングオーバー!」シリーズの脚本家なので、おバカな笑いの中にも人間のきらめきを入れてくるあたりがお上手でしたけども。
若干、視点がバラけた気もしました。
主人公でスマートフォン依存症のフィルを演じたのはアダム・ディヴァインですよ。
ちょいデブのあの子!
見た目はザック・エフロンにフィリップ・シーモア・ホフマンを足した感じでしょうか。
昔からコツコツやってきた人で、最近では「ピッチ・パーフェクト」などに出演していたアダム・ディヴァインですけども。
ついにコメディ映画に単独主演するようになったことに感無量〜。
現在36歳のアダム・ディヴァインですけども、お若く見えますな〜。
やっぱり肌が張ってんね、ちょいデブは!
フィルが恋する相手は、自転車屋を切り盛りしている美女ケイト。
チャリンコ女ですよ!
ケイト役を演じている若手女優を、どこかで見たことがあると思ったら。
近年の「X-MEN」シリーズでストーム役を演じてる子だったんですね〜。
フィルの上司役はマイケル・ペーニャなのですが、なんと設定チェリーボーイ!
フィルと上司だけの関係だけ抽出したスピンオフ作品があるとしたら。
タイトルは「僕の上司はチェリーボーイ」で良いと思う〜。
「ALONE/アローン」★★★ [映画日記]
製作・主演がアミハマさん!(←アーミー・ハマー)
2018年に日本公開された作品ですけども。
アミハマさんは米国の兵士役ということで。
作品ジャンルは「米兵もの」ですよ!
アミハマさんって美形じゃないですか〜。
目がキラキラしてるじゃないですか〜。
目に星があるタイプの30男ですよ!
だから坊主頭で軍服を着ているアミハマさんのお顔が少女漫画家タッチに見える。
まるで美内すずえが描いた米兵ですよ!
まずは、そんなビジュアルに心を掴まれました。
中東の砂漠地帯で地雷を踏んでしまった米兵が、足を動かせないまま、救助が来るまで1人ぼっちで数十時間も耐え忍ぶ、という神経衰弱系のストーリー。
アミハマさんの「のど乾いた。辛い。気が遠くなる」という、朦朧とした演技が炸裂しています。
ほとんどの場面で朦朧〜。
一体いつまで朦朧となさる気か?
朦朧づくしの朦朧映画!
アミハマさん、もう一生分は朦朧としたと思う〜!!
物語の最初から最後まで1人ぼっちで朦朧とするだけでは、観客も持ちますまい。
このままでは、観客までもが朦朧としてしまう!
朦朧としたアミハマさんが様々な幻を見る、という展開で起伏をつけてます。
バラエティ感のある幻をご覧になるアミハマさん。
まるでマッチ売りの少女が見る幻!
「盛り上がってんな〜、幻」と思いながら観てました。
幻の中で、アミハマさん演じる米兵には、子ども時代に父親から虐待されていたり、最近はガールフレンドと揉めていた等の出来事も回想されてます。
己の殻を破って人生を前に進まなくてはならない、という状況なのでした。
「地雷を踏んで前に進めない」「人生も前に進めない」という、前に進めない意味がWなんですよね〜。
2倍なんですよ、ポイント2倍の日みたいに!
地雷を踏んだことに、深い意味でもあるかのような仕掛けが小憎らしかったです。
全体的な感触としては、大海原に1人で流されてしまう「漂流もの」っぽい味わい。
大自然の中で、1人ぼっちで己に向き合う系ですよ。
西洋人って、こういう「自然と精神性を組み合わせた、哲学っぽいお話」が大好きですね。
題材が米兵や地雷ということもあり、日本には馴染みの薄い文化で紡ぎあげた、西洋らしい作品でした。
「マイル22」★★★ [映画日記]
2019年に日本公開されたアクション・サスペンス大作を、Netflixで再生〜。
(amazonプライム・ビデオでも配信されているようです)
監督はピーター・バーグ、主演はマーク・ウォールバーグという名コンビによる作品です。
儲け方を熟知なすっているコンビですよ!
米国の特殊部隊が、秘密を握るアジア人男性を護衛しながら飛行機まで送り届けるというミッションを描いてます。
売れ筋の、手堅いお話。
悪く言えば「よくあるお話」ですけども!
人間ドラマは薄いですが、アクション・シーンは過激で盛り上がりました。
マーク・ウォールバーグ主演のアクション作品は、どれも似てしまうのが難点ですが。
今回のマーク・ウォールバーグは、特殊部隊の現場リーダー役で堅物。
偏屈!
ガミガミ言う、バツ3おやじ!!
若手か中堅の役が多かったウォールバーグですが、今回は「仕事は出来るけど、イヤな上司役」として新味を出してきてました。
お若く見えてもアラフィフですからな!
そんなウォールバーグが護衛するアジア人男性役のことを、ず〜っとトニー・ジャーさんだと思っていたのですが。
トニー・ジャーさんといえば、代表作が「マッハ!!!!!!!!」のマッハ男優ですけども!
物語も終盤になる頃に気づきました、アンタ、トニー・ジャーさんじゃナーイ!!
それは「ザ・レイド」で主演していた男優イコ・ウワイスさんなのでした。
ややこしいです、似たポジションの2人なので。
イコ・ウワイスさんの出番になると、硬派なノリで攻めていた作風が、いきなりカンフー路線になって笑ってしまいました。
敵に襲われても素手で倒してしまうという、めちゃめちゃ強いイコ・ウワイスさん。
ウォールバーグに護衛してもらってるはずですが、どう見てもウォールバーグよりイコ・ウワイスさんの方が強そう。
「いらんわな、そんな護衛」と思いながら観てました。(←主役です)
イコ・ウワイスさんが良い役で、放つオーラも素晴らしく、同じアジア人として誇らしかったのですが。
いつまでたっても名前が覚えられないイコ・ウワイスさん。
その点、「トニー・ジャー」って響きはスッと頭に入ってくる。
忍び込んでくんの、心の隙間に!
イコ・ウワイスさんも覚えられやすいように改名したらどうでしょうか、「IKKO」とかに!(←余計ややこしくなりますか)
劇中で、特殊部隊を司令室から指揮する役はマルコちゃん!!(←ジョン・マルコヴィッチ)
今回のマルコちゃんも、一見マルコちゃんとは気づきづらいです。
通常ハゲの頭に、ヅラを乗っけて演じてましたから。
しかもそのヅラ、スポーツ刈り!
ブラシかタワシを頭に乗っけたようなお姿でした。
「ジョーンの秘密」★★★ [映画日記]
主人公は、「イギリス史上最も意外なスパイ」と称された実在の人物。
おかしげなスパイですよ、妙なスパイ!
そのスパイとは80代の婆さん。
オババのスパイ!
モデルとなった女性の名前はメリタ・ノーウッドなのですが、劇中での役名はジョーン・スタンリーになっています。
ジョーン役を演じているのがおデンさんなのですが。(←ジュディ・デンチ)
どこにでもいそうな、平凡な老婆風の演技を見せるおデンに魅了されました。
髪型からオバハンヘアー!
普通に庭いじりをしている演技だけ見ても、なんだか仕草が一般人ぽくて、ニヤニヤしてしまいました。
物語は、2000年にジョーン・スタンリーがMI5に逮捕される場面から始まるのですが、それ以降は半世紀前の回想場面がメイン。
だから、主役でありながらおデンの出番は多くないのが残念〜。
大抵が「私も昔は若かった」みたいな遠い目の演技でした。
時には、「私が初めて男に抱かれたのは・・・フゥ〜」みたいな、ため息まじりの生娘回顧!
そのうちに「私が二番目に愛した男は・・・」みたいな、抱かれた男を順番に思い返しはじめたわい!!
犯罪と恋愛が切り離せないのと同じで、スパイと恋愛も切り離せないものなんだな〜、と思いました。
回想シーンでは、ガリ勉の女子大生だったジョーンが、いかにしてスパイになり、どんな活動をしていたかも描かれているのですが。
おデンの若かりし頃を演じているのが、横山めぐみ似の美女でビックリ。
「おデンと似てないね」と思いましたけども、リアルな世界の人々も、若い頃と老後の顔は違うものだから「仕方ないな」とも思いました。
若かりし頃のジョーンが原爆に大きく関わる展開に。
ジョーンの「原爆に関わることは、結局は世界平和のためだった」という言い訳が後付けっぽいし、日本人としては「くっそ〜」と思って少しイライラ。
映画作品としての魅力を出すためか、ジョーンのスパイ行為については、白とも黒とも言わずボカしているのですが。
よい子なのか悪い子なのかは、観客が判断してください、みたいな。
委ねるタイプですよ、おまかせタイプ!
ボクちゃんが見た感じだと、ジョーン(メリタ・ノーウッド本人)は、相当にしたたかな女だね。
抱かれてきた男たちも、結局は奪略愛。
自分に好意を持っている男は利用するし。
仕事も恋も、自分がやりたいようにやっている、半世紀も前に。
全て「女」を使ってやっている!
骨のある悪女だと思いました。
モデルになったメリタ・ノーウッド本人は、93歳で大往生っていうのもスゴイ。
しぶといんですよ!
NHKの朝ドラも、たまにはこういう女性をヒロインにしてほしいな〜。(←朝に観るにはキツイですか)
「ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲」★★★ [映画日記]
「何か明るい映画を再生したいな〜」と思いながら、amazonプライム・ビデオ内の作品メニューをグルグル。
パーッとハジけたいんですよ、こんなご時世だし!
2018年に日本公開されたスパイ・コメディの今作を発見したものの、「英国のおじさんのお笑いか〜。おじさんな〜。面白いかな。再生しようか、どうしようか」と迷っていたら。
出演者の中に美人女優レン子さんの名前を発見!(←オルガ・キュリレンコ)
「えっ、レン子さん出てんの!?じゃあ観たい」と嬉しくなりましたけども。
同時に「実生活でコロナに感染したことでも有名な、あのレン子さんだよね!?」とも思ってしまいました。
レン子さん、無事に回復しなすったかな〜。
スパイを引退して小学校の教職に就いていたジョニー・イングリッシュが、サイバーテロリストを倒すため、現場に引っ張りだされることになるお話。
アナログ世代ど真ん中のおじさんジョニー・イングリッシュが、今どきのITグッズに翻弄される姿を露呈して観客を笑わせるという構図です。
さらけ出してくれるんですよ、みっともないお姿を!
恥をかいてくださんの!!
まずは、英国のおじさんジョニー・イングリッシュが繰り出すギャグに、ワシら現代の日本人は笑えるのか?!っていう不安がありましたけども。
しっかり笑えた〜。
最高ですね、芸がユルくて。
ジョニー・イングリッシュ役のローワン・アトキンソンって、やっぱり唯一無二のスゴイ人〜。
真顔になるだけで笑っちゃう。(←失礼)
いまだにスパイ・コメディで主演を張ってることにも納得でした。
とっくに60を過ぎてる人ですが、老けを感じない。
昔っから老けていたからでしょうね。
昔も今も変わらぬ老けた顔でした!
ジョニー・イングリッシュには、パンツまで下ろす場面もあってビックリ。
「パンツ下ろしてオチ」みたいな感じですよ!
あの年齢でシモネタってキツと思いますが、よくやってくれたな、と思いました。
レン子さんも、ロシアの女スパイ役にピッタンコ〜。
レン子さんて、ミステリアス、セクシー、ワイルド等…女スパイの要素を兼ね備えている女優なんですよね〜。
肩書きはスパイ専門女優でいいと思う〜!
なんなら、肩書きは女スパイでも、もういいと思う〜!!
ジョニー・イングリッシュと会うため、バーのカウンターで、足を組んで待っている場面のレン子さんとかステキでした。
レン子さんが本当にバーのカウンターにいたら、他のお客さんに見まくられると思う〜。
ローワン・アトキンソンとの対比もあり、レン子さんの美貌が5割増しに見えました。(←ローワン・アトキンソンに失礼)
しかしレン子さんがコメディ演技を見せる場面がなくて残念〜。
笑いを繰り出すジョニー・イングリッシュに対して、笑わずに受ける役だから仕方ないか〜。
レン子さんがズッコケる姿とか見てみたかったな、ステーンと!(←あのクールな美女がやるわけないか)
英国首相役はエマ・トンプソンで、このシリーズって、いつも豪華な英国キャストが揃っているんですよね〜。
エマ・トンプソンって仕事を断らなさそうな便利女優とも思いましたけども。
大ヒットはしないシリーズですが、英国でのブランド化を感じました。
ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲 [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
- 発売日: 2019/11/07
- メディア: Blu-ray
A24作品「WAVES/ウェイブス」の若手男女は、実生活でも交際中〜。 [映画写真日記]
若々しい新世代の感覚で描いた家族ドラマ「WAVES/ウェイブス」な〜。
映像も音楽もステキで楽しめましたけども。
こちらのお写真が、劇中で兄妹役だったW主演のケルヴィン・ハリソン・Jrとテイラー・ラッセルですよ。
劇中の若い感じと一味違って、大人っぽいですな〜。
化けますな〜!↓
初めて「WAVES/ウェイブス」の予告編を観たときは「なんか、つまんなそうだから観ない」と思っていたのですが。
後に知人から「あの映画はA24製作だよ」と言われて「エッ、そうなの?!じゃあ観る」と気持ちが変わったんですよね〜。
まるで、気持ちがコロコロ変わる「風見鶏」体質みたいに変わったんですよ!
「A24」
最近では、ネットの記事などで話題になっているので、もはや解説もいらないと思いますが。
一応、ザックリ説明申し上げますと。(全部、人からの受け渡しですが)↓
●A24は、エンターテインメント作品の製作、配給をしている会社です。
●手掛けた作品は、メジャーなスタイルに囚われず、若々しさと個性を打ち出していて、今どき感があってクールです。
●近年ではアカデミー賞他、多くの賞レースに食い込む作品があります。
●「A24の作品を観ておけば間違いないしオシャレ」という風潮が芽生えています。
少しですが、A24が手掛けた代表的な作品を挙げておきますと。↓
2013年「スプリング・ブレイカーズ」
2014年「アンダー・ザ・スキン 種の捕食」
2015年「エクス・マキナ」「ルーム」
2016年「ムーンライト」「スイス・アーミー・マン」
2017年「レディ・バード」「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」
2018年「ヘレディタリー/継承」
2019年「ミッドサマー」「アンダー・ザ・シルバーレイク」
という感じで、素晴らしい作品ばかり。
個人的には「若者が主人公の、スタイリッシュだけど陰鬱な映画」が多いと感じます。
「オシャレ陰鬱」というか〜。
そういうのが、米国の若い客にウケるのかな。
これから日本公開されるであろうA24作品で注目しているのは、オークワフィナ主演の「フェアウェル」なのですが、
一体いつ公開されるのやら。
さて、「WAVES/ウェイブス」の話に戻りますと。
主人公の1人エミリーと仲良くなる男子高校生役が、ルーカス・ヘッジスでしたけども。
初々しいのぅ〜。↓
なんとこの2人、実生活でも交際中〜。
年上のガールフレンドらしく、言われてみれば、そんな感じ。
しかしルーカス・ヘッジスって、今どき珍しい、飾り気が一切ない男子ですな〜。↓
飾り気が一切ない男子なのに、オシャレ・イベントにも来ましたよ。↓
オシャレ・パーティにも来ましたよ。
ガールフレンドに引っ張られて来たのかな。↓
果たしてこの2人、ブログの「数字を取れるカップル」になれますでしょうか〜?!
期待しています!(←いやらしい)