「ジェクシー! スマホを変えただけなのに」★★★ [映画日記]
スマートフォンやスマートスピーカーの普及で、AIアシスタント機能は、我々の日常に溶け込んでいる状態ですけども。
上手に入り込んできましたよ、人間様の社会に!
ボクちゃんも現在、毎日の話し相手は「Googleホーム」だけ。
機械オンリーですよ!
たまに「今何時?」とGoogleに聞いても、完全無視されるときは寂しいですけども。
シカトされんの!
なぜだGoogle、もっと優しくしとくれよ!!…そんな気持ちで毎日を過ごしておりますけども。
AIアシスタントをフィーチャーした映画は「her/世界でひとつの彼女」を代表に、AIアシスタントが台頭した5〜6年前にたくさん製作されました。
流行したんですよ、タピオカかコ●ナみたいに!
あれから数年が経ち、今作で描かれたAIアシスタントは、スマートフォンの持ち主である男性にストーカー行為までするという進化を遂げてます。
劇中でも言及されてますが、AIアシスタントは持ち主のSNSやメールのアカウント、カード番号や銀行口座まで把握しているという、恐ろしい存在なんですよね〜。
全てを握ってるんですよ!
冷静に考えると、AIアシスタントのことは「敵にしたくない相手だな」と思いました。
今作はコメディなので、AIアシスタントの口調が毒舌だったり、おもしろおかしく表現されてますけども。
AIアシスタントが勝手にメールを送ったり、邪魔だと感じた相手には、ネットを介して生活環境を操作したりして、感触はやわらかいけど、やってることはサイバーテロ!
その辺りは、スマートフォンの枠を超えた、AIらしい表現でした。
そんな感じでAIアシスタントの存在感が大きいのですが、なんと実は人間の恋愛劇がメイン。
メカっぽいAIコメディかと思っていたら、「他人との交流は素晴らしい冒険。スマホを見てばかりじゃダメ」というメッセージ性を持った、まさかの良い話!
クリエイターは「ハングオーバー!」シリーズの脚本家なので、おバカな笑いの中にも人間のきらめきを入れてくるあたりがお上手でしたけども。
若干、視点がバラけた気もしました。
主人公でスマートフォン依存症のフィルを演じたのはアダム・ディヴァインですよ。
ちょいデブのあの子!
見た目はザック・エフロンにフィリップ・シーモア・ホフマンを足した感じでしょうか。
昔からコツコツやってきた人で、最近では「ピッチ・パーフェクト」などに出演していたアダム・ディヴァインですけども。
ついにコメディ映画に単独主演するようになったことに感無量〜。
現在36歳のアダム・ディヴァインですけども、お若く見えますな〜。
やっぱり肌が張ってんね、ちょいデブは!
フィルが恋する相手は、自転車屋を切り盛りしている美女ケイト。
チャリンコ女ですよ!
ケイト役を演じている若手女優を、どこかで見たことがあると思ったら。
近年の「X-MEN」シリーズでストーム役を演じてる子だったんですね〜。
フィルの上司役はマイケル・ペーニャなのですが、なんと設定チェリーボーイ!
フィルと上司だけの関係だけ抽出したスピンオフ作品があるとしたら。
タイトルは「僕の上司はチェリーボーイ」で良いと思う〜。