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「劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」★★★ [映画日記]

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吉田鋼太郎さんな〜。
 
好きな俳優さんですよ、大ファンです。
 
え〜っと、お名前の読み方は「こうたろう」さんでよろしいか?(←大ファンなんでしょ!?)
 
吉田鋼太郎さんのスーツ姿って様になりますよね〜。
「こういう上司、いるいる〜」という感じ。
 
上司オーラがあるんですよ!
 
一見すると取っつきにくそうだけど、瞳の奥に優しさが宿っている、みたいな、日本のサラリーマン役にピッタンコの俳優さんだと思います。
 
売れて良かったよね〜。(←なれなれしい)
 
今回の作品で吉田鋼太郎さんが演じる役は、家庭で口数の少ないお父さん。
同居している20代の息子とは、ろくに会話もしない冷めた親子関係というのが基本設定です。
 
息子は父とコミュニケーションをとるために、オンラインゲーム「ファイナルファンタジーXIV」内に父を招き入れ、ゲーム内のキャラクター同士として交流を深めようとする展開に。
 
劇中では、「ファイナルファンタジーXIV」のゲーム映像がふんだんに引用されているのですが。
これがゲームの映像とはビックリ。
 
世界観の描写、キャラクターの造形や仕草など、グラフィックのクオリティが高くて圧倒されました。
 
腰を抜かしたわい!
 
竹を切ったら、中から赤ちゃんが出てきたときの、昔話の爺さんみたいに!!
 
ゲーム映像を録画して、そのまま映画公開しても差し支えないくらいの映像美。
 
「今のゲームってスゴイのぅ。ワシら、すごろく世代には極楽浄土に見えるわいと思いつつ。
 
「ちょっと、このゲームやってみたい。楽しそう」とも思ってしまいました。
 
ゲーム内で、オンライン初心者の父キャラと、ベテランの息子キャラが「はじめまして」から交流を始める姿が微笑ましい〜。
父キャラのデザインは超イケメンで、息子キャラは美少女っていうのが、また笑える〜。
 
正体は息子とも知らず、美少女キャラの前でカッコつけまくる父キャラ…。
吉田鋼太郎さんのチャーミングな魅力も引き出せています。
 
しだいにゲーム内で、リアル世界では話せない仕事や私生活の悩みを打ち明け合うことになる父子。
共に遊んでいるうちに、ゲーム内で独自の絆が芽生えるというお話です。
 
仮想空間では、現実にある一切の垣根を超えてしまえる、という、オンラインゲームの長所だけを抜き出した内容なのですが。
原作は実話が元になっている個人ブログということで、宣伝臭くないところが素晴らしいです。
 
抑えてるんですよ、臭みを!
 
仮装空間やゲーム内に人が取り込まれる、というスタイルは、冴えない男子がゲーム内でドウェイン・ジョンソンになってしまうという映画「ジュマンジ」等を筆頭に、珍しくもないのですが。
 
今回の場合、コアな「ファイナルファンタジーXIV」映像を使うことでサブカル風味が増して、ものすごく日本っぽい仕上がりになったと思います。
 
日本臭くなったんですよ、醤油とか酢飯の臭い!
 
そこの臭みは放ちきってんの!!
 
Netflixで再生して観たのですが、「これは外国の視聴者に観てほしいな〜。世界中でウケるかもよ」と思いました。
 
息子役を演じたのは坂口健太郎くんなのですが。
演技が上手いし、坂口健太郎くんが演じると今どき感が出ますよね〜。
吉田鋼太郎さんと坂口健太郎くんの組み合わせも良かったです。
 
息子は会社員で、どうやら営業部に所属しているようなのですが。
 
営業部の先輩役が佐藤隆太さんて、ピッタリすぎる〜。
 
「愛想笑いで業界を乗り切ってきた」みたいな!
 
坂口健太郎くんも、若手の営業っていう感じが出ているし。
ファンタジックなゲームのお話でしたが、職場の描き方がリアルでこだわりを感じました。
 
ファンタジーと現実、ゲームと職場、父と息子、おじさんとイケメンキャラ等、あらゆるギャップがミックスされた快作でした。
 

 

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