「グッバイ、リチャード!」★★★ [映画日記]
ジョニー・デップが今57歳ってスゴイで・す・よ・ね〜。(*2020年8月現在)
つまり60歳ってことでしょ〜?!(←57歳です)
今作でデップが演じた主人公は、大学で英文学を教える教授リチャード。
デップといえば、濃いメイクやユーモラスな動きが特徴の奇抜なキャラクター役が多いですけども。
白塗り系ですよ!
リチャード役のデップはナチュラル・メイク。
自然なんですよ、毛穴の隠し方も!
ゆるい巻き毛で、ジャケットとかワイシャツ姿のデップが、めちゃめちゃ男前です。
撮影当時のデップは54〜55歳くらいだと思いますが、こんなカッコいい50代のおじさんが存在することが奇跡。
ミラクルおじん!
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」でブラッド・ピットが美貌を前面に打ち出してきたように、今作ではデップの美貌が前面に。
おじんの美貌で売る映画!
「そういえばデップってイケメンだったんだな、忘れてたけど」と思いながら鑑賞いたしました。
そして、50代の大スターはブラッド・ピット、トム・クルーズ、キアヌ・リーヴスなど何人かいますけども。
教授役にハマれるのはデップくらいだと思いました。
他のみんなは、あんまりね〜、頭は良さそうに見えない、っていうか〜。(←コラーッ!)
物語が始まると、ヨーロッパ製の小作品みたいな、物静かな雰囲気に驚きました。
デップが出ていなければ、まるっきり文芸路線ですよ。
期待を膨らませて鑑賞を続けていると、すぐにリチャードが医師から余命宣告をされました。
なるほど、これは映画でよくあるタイプの「余命もの」!
残り少ない人生の中で、リチャードがやりたいことを実行し、欲求を満たしていく展開です。
デップなりの終活映画ですわな。
全体的に見ると、そんなにたいした内容でもありませんでしたけども。(←コラーッ!)
欲求の満たし方が性的だったり、本来は真面目であるはずの態度を乱してみたり、余命の過ごし方に不良テイストを入れているのがデップ流。
また、こんだけクールなビジュアルを持っているデップですが、ハメを外す場面は、やっぱりオチャメ。
本当に憎めない。
デップの魅力は入っている映画でした。
リチャードには10代の娘がいるのですが。
普通の父親役を演じるデップが新鮮〜。
「アンタ、実の娘リリーにもそんな感じで接してんのかい」と思いながら観ていたのですが。
自分の父親がジョニー・デップっていうのもスゴイで・す・よ・ね〜。
父親だから、家庭では皿洗いとか、湯船の掃除とか、風呂釜の掃除とか湯垢や石鹸カスの除去とかしてくれんのかな〜。
そんな、おじんについての妄想も膨らみました。