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「プロジェクト・パワー」★★★ [映画日記]

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話題になってませんが、どうやら、Netflix2020年8月度・オリジナル目玉作品のようです。
 
今月の目玉作品も、アクション全開の派手なエンターテインメントでした。
 
劇中でのキーアイテムは謎のお薬。
 
薬品映画なんですよ!
 
謎のお薬を飲んだ人間は、5分間だけ超人化。
 
警官でも罪人でも、5分間だけX-NEN!
 
炎や冷気を出したり、透明人間になったりして大暴れできるのですが。
もしもお薬が体に合わない場合は、飲んだ人ごと爆発するという可能性も。
 
お薬の中にはハズレもあんの!
 
まるでくじ引き、福引ですよ!!
 
「いくつもの饅頭から1つ選んで食べてみたら、具は、あんこじゃなくて辛子でギャフン」みたいな、「ロシアン辛子饅頭」のようなギャンブル感が、たまりませんでした。
 
薬物を仕切っている悪者と戦う元・軍人役がジェイミー・フォックス。
彼を手助けし、相棒的な存在になる警官役をジョセフ・ゴードン=レヴィットというキャスティングになっています。
 
昔も今も虐げられる役が多いジェイミー・フォックス。
 
虐げられ役・専門男優ですよ!
 
今回は主人公として登場するジェイミー・フォックスを見て、「虐げられない役で良かったね」と思っていたのですが。
クライマックスあたりでは、やっぱり敵に捕まり縛られていて、笑ってしまいました。
 
「結局ドMだよね」と思いました。
 
しかし魅力は備わっているジェイミー・フォックス。
 
そりゃそうですよ、オスカー男優ですから忘れがちですが。
 
不良っぽい格好をしていても、どこか人情味が感じられて良かったです。
 
ジョセフ・ゴードン=レヴィットの姿を見たのは久々かも〜。
いいよねゴードン=レヴィット。
 
今回は悪者に立ち向かっていく猛々しい役でしたけども、それっぽく演じこなしていて流石でした。
そして、ゴードン=レヴィットは主人公よりも、二番手くらいの方が輝く気がします。
 
相棒気質なんでしょうね。
 
テレ朝のドラマ「相棒」で、水谷豊さんの新しい相棒役に抜擢されても、上手いこと演じきる気がしました。
 
そんな、ジェイミー・フォックスとジョセフ・ゴードン=レヴィットの組み合わせも新鮮。
 
珍しい食い合わせでした!
 
作品の特徴は、ブラック・ミュージックやラップなどが大きく取り入れられているところ。
 
「薬物でパワーを出すのではなく、己の好きなこと(音楽とか)で才能(パワー)を見せろ」という隠れテーマも小憎らしかったです。
 
ジェイミー・フォックスとジョセフ・ゴードン=レヴィットの相手役は美人女優というわけではありません。
 
誰も抱きゃあしない!
 
2人それぞれ、中学生くらいの少女と絆を育む展開になっているのが、また妙味。
 
バイオレンス場面は激しいですが、セクシー排除で、ティーンエイジャーに向けては教育的な内容。
 
若い視聴者を意識した、新時代のサブスク・オリジナル作品でした。
 
 


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