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「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」★★★ [映画日記]

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「ブックスマート」っていう言葉を知らなかったのですが。
 
「学識はあるけど要領が悪い人」みたいな意味らしいですね、てっきり古本屋の店名かと思ってました。(←それはブックオフ!)
 
今作の主人公は、高校の卒業式を翌日に控えた女子コンビ、エイミーとモリー。
 
ジャンルは「JKもの」ですよ!
 
彼女たちが、高校生活最後の夜にハメを外そうとする物語。
 
「なんなら抱かれておきたい」みたいな話!
 
エイミーとモリーは、なるほど確かに「学識はあるけど要領が悪い人」とう感じの子。
 
パッとしないんですよ!
 
優等生で生徒会長のエイミーに関しては、同級生から「まるで40女」と揶揄されていているし。
 
JKなのにババア扱いですよ!
 
ビジュアルまでもがダサめのキャラクター設定になっています。
 
冴えない毎日を送るJKが一発ハジける映画って、ときどき見かけるのですが。
今作の特徴としては、モリーの方は女子に片思いしている点。
 
今どき風にカラッと明るく、それでいてやっぱり切ない女子同士の恋も描かれているところが良かったです。
 
エイミーとモリーが、卒業前夜に開かれる同級生たちのパーティー会場をハシゴする展開。
 
同級生たちは、ちょっとイジワルだけど根は良い子だったり、ものすごいロングヘアーの男子がいたり、個性派ばかり。
「ちびまる子ちゃん」のクラスを、アメリカの高校版にした感じで楽しかったです。
 
先生も美人でステキなのですが。
先生の車に乗せてもらったエイミーとモリーが、車内にあった先生のドレスを貸してもらう場面。
 
どういうわけか服のサイズが、エイミーとモリーにピッタンコ〜。
 
まるで、あつらえたように!
 
「なんでじゃい」と思いましたけども、コメディ映画だから細かいことは気にしてはいけませんね。
 
エイミーとモリーが、各パーティ会場で笑ったり、泣いたり、ケンカをしたり、恥をかいたり。
その全てがキラキラしてる。
 
ワシら大人が観ても共感できるのは、劇中での、あらゆる「笑う、泣う、ケンカ、恥」という体験は、大人になっても普通にあるからでしょうね。
 
今作のような「青春もの」の良いところは、それらの初体験が描かれているところだと思います。
初めてだから、大人には瑞々しく輝いて見える。
 
大人は、これから初体験することなんて、自分の葬式くらいしか残ってませんからな!
 
モリー役のビーニー・フェルドスタインは、ジョナ・ヒルの妹さん。
 
ヒル家の女ですよ!
 
ホント兄ちゃんにそっくり〜。
 
まるでジョナ・ヒルが女子高生のコスプレをして演じてるみたいでした。
 
エイミー役を演じているのは、「ショート・ターム」などのケイトリン・ディーヴァーなのですが。
 
他の出演作でも良い役をもらっているケイトリン・ディーヴァーですが、イマイチブレイクできていないのが不思議〜。
がんばってほしいです。
 
監督は、なんと女優オリヴィア・ワイルドですよ。
 
あの、つり目の子!
 
長編は初監督らしいのですが、高テンションを持続させ、疾走感のある演出を見せていて、たいした力量だと思いました。
監督としての次回作も数本待機していますが、どれも話題作。
 
監督界での、まさかの伏兵。
 
つり目の伏兵でした!
 
 
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