「デイブレイカー」★★★ [映画日記]
ヴァンパイアになりたーい!
だってカッコいいもん。(←小学生かい)
ヴァンパイアになって、何か困ることでもありますか?
ナーーイ!
今作は、2010年に日本公開されたヴァンパイア・ホラー・アクションです。
Amazonプライム・ビデオの中で見つけて「いつか観たい」と思いつつ、ずっと寝かし続けていた作品ですけども。
ついに再生、パンドラの箱を開けたわい!
近未来の地球上では、人口の9割がヴァンパイア化しているという設定の物語。
吸血社会ですよ!
大抵のヴァンパイア作品では、ヴァンパイアは少数派で、いつも人間たちに疎まれているものですが。
今作では逆で、人間の方が少数派なんですね〜。
ヴァンパイアの方がマウントを取ってる状態ですよ!
しかしヴァンパイアは血を飲まないと、どんどん姿がコウモリ化。
ちょっと絶食しただけで、お耳がチョンとトンがってくんの。
腹の空き方は、お耳の形で簡単チェック!
お耳がセンサーなのでした!!
そのお耳のデザインは、なるほどコウモリっぽいような、あるいは豚ちゃんのような。
一見すると「イベリコ豚になりかけた人間」のようでした!
出演者は、イーサン・ホーク、ウィレム・デフォー、サム・ニールという、仕事の出来るおじさまばかり。
実力派のおじんですよ!
撮影は2007年らしいのですが、その頃のイーサン・ホークが、まだ美青年。
その姿を見て、「若さって素晴らしい。やっぱりヴァンパイアになりたーい!」と思いました。
ウィレム・デフォーとサム・ニールに関しては、2007年も今も、その姿に大差ないように見えました。
2007年の時点で熟しきっているんでしょうな!
あの頃すでに「完熟いちじく」みたいな状態だったのでしょう!!
イーサン・ホーク演じる人工血液研究家が、ウィレム・デフォー演じる男と共に、ヴァンパイア治療法を探るという、驚愕の物語。
作品のキャッチコピーは「ヴァンパイアは治ります」でOK!
「ハゲはお医者で治ります」みたいなノリですよ!!
ヴァンパイア治療の先にも、ヴァンパイアの生態について新解釈を提案。
「ヴァンパイアが人を咬んで、その人もヴァンパイア化する」っていう定説を覆す、アグレッシブなアイデアに腰を抜かしました。
制作陣のヤル気を感じる仕上がりでした。
サム・ニールは、人工血液製造会社のお偉いさんという設定。
お偉そうな顔をなすってますから!
人工血液製造会社内の工場では、まー絵に描いたように、裸の人間たちが並べられて血液を搾取されている状態。
「まさに社畜だわな」と思いました。
サム・ニールは悪役なので、結局は主人公たちにヤラレてしまうのですがね〜。
見事なヤラレっぷりに拍手〜。
「ジュラシック・パーク」に出ていた時も、このくらい派手に恐竜に食われてほしかったです。