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「幸せへのまわり道」★★★ [映画日記]

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ギスギスしてませんか?
 
クサクサなすってませんか?
 
誰でも機嫌が悪い時がございますわな。
 
ボクちゃんも先日、あれほど「今日こそ、燃えないゴミ用のゴミ袋を買わなくては」と思ってスーパーに行ったのに。(←うちの自治体ではゴミ袋は有料)
 
「よし買った」と思って帰宅して確認したら、それは「燃えないゴミ用」ではなくて「燃えるゴミ用」だった時はキレました。
 
「そんな間違いするか?!チキショーーッ!」と思って、自分で自分にキレたのです。
 
今作の主人公は、そんな感じの、ご機嫌斜めな記者ロイド・ヴォーゲル。
彼のお悩みは家族の問題。
 
ゴミ袋が問題ではありませんけども!
 
ロイド・ヴォーゲルが、米国テレビ界の重鎮で、子供番組の司会者として有名なフレッド・ロジャースと交流するお話。
 
実話が元になっていて、ロイド・ヴォーゲルのモデルとなった実在の記者トム・ジュノーさんが書いた、1998年発行の雑誌「エスクァイア」掲載記事が原作になっています。
 
フレッド・ロジャースさんという人を、今作で初めて知ったのですが、まービックリした。
笑顔がキラキラしたお爺ちゃん。
 
お口も臭わなそう〜!
 
よ〜く効いてそう〜ポリデント!!
 
ロジャースさんは誠実な教育論を持っていて、めちゃめちゃ優雅でお優しい。
どんな子供もロジャースさんには、なついてしまう。
 
あの爺さんに吸い寄せられてしまう!
 
ロジャースさんが地下鉄に乗ると、彼に気づいた老若男女の乗客が、彼に向かって一斉に歌う場面も衝撃。
 
大合唱ですよ、満面の笑みで!
 
エッ、ロジャースさんて、ローマ法王何かですか?!
 
聖人に見えるロジャースさんですが、本来の性格は短気だという。
 
「己で感情をコントロールして、聖人化を保っている」みたいな説明もあり、「変人」を超えた心理の深さに「こんな人が実在していたなんて信じられない。すごい」と思って、ア然としました。
 
インパクトは十分でした、「キャラもの映画」として!
 
そんなロジャースさんに接した記者ロイド・ヴォーゲルは、癒されっぱなし。
インタビューをしているというよりは、カウンセリングを受けているような状態に。
 
劇中で、ロジャースさんを目の前にしたロイド・ヴォーゲルは、よく泣いてました。
 
デトックス効果ですよ!
 
ロイド・ヴォーゲルの家族問題を、どういうわけか外部のロジャースさんが解決してしまおうとする展開がアメージングでした。
 
遠隔でやろうとするんですよ、まるでリモート!
 
ものすごいお話でした。
 
フレッド・ロジャース役を演じたのはトム・ハンクスなのですが。
 
観賞後にロジャースさん本人の写真を確認したのですが、なるほど、確かに雰囲気がトム・ハンクスっぽいかも〜。
 
今回の演技でトム・ハンクスは、2019年のアカデミー賞にもゴールデン・グローブ賞にも、助演男優賞にノミネートされていたんですね〜、知りませんでした。
 
実はトム・ハンクスにとっても、久々の当たり役だったんですね〜。
 
当たりくじだったんですよ!
 
色々と神がかっている作品でした。
 
 

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