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「ミッドウェイ」★★★ [映画日記]

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戦争アクション大作ですけども。

 

太平洋戦争中のミッドウェイ海戦を描いているということで。

 

観るのは切なくて悲しいですね、日本軍がボロカスにやられる話なので!

 

しかしながら、見どころはございます。


まずは、ディザスタームービー界の大御所、「ハリウッドの破壊王」と呼ばれるローランド・エメリッヒが、ミッドウェー海戦をCG技術を使って超ド派手に演出。

 

観ている間は、「これは太平洋戦争なんですか?それともスター・ウォーズなんですか?どこの帝国の逆襲なんですか?と思うくらい豪快に盛り上げてます。

 

遠慮がないんですよ、良い意味で!!

 

飛んでる弾の数が多いし〜。

ちょっと足してんじゃないの〜弾!

 

翌日のカレーにお水を足したみたいに!

 

こういう風景は日本人には絶対に作り出せません。

「すごいな〜、アメリカのスタッフは」と思いながら観てました。

 

そして、戦争中の戦略ムービーでありながら、わかりやすい映画です。

 

脳を使わなくていいんですよ!

 

さすがローランド・エメリッヒ!!(←ホメ言葉)

 

また、教科書では知ることのできない、戦艦が誰から、どんな攻撃を受け、戦艦のどの部分に、どんな爆弾が、どんだけ当たって沈没したか等、戦いのディティール追求が素晴らしいです。

 

手っ取り早くミッドウェイ海戦を知りたいなら、この映画を観ておけばとりあえず良いと思います。

 

勉強エンタメですよ!

 

監督のインタビューによると、「敵である日本人も人間として描いた」とのことですが。

観てみたら、確かに良くやってくださってますけども日本人の出番は少なっ!

 

結局は「アメリカ最強、ビバ、アメリカ」という、アメリカ人らしいノリで、アメリカ客だけにウケる内容になってました、別にいいけど。

 

冒頭から、山本五十六役の豊川悦司さんが、英語で外人と会話していて「おお〜」と思う。

 

ツカミは悦司さんなんですよ!

 

悦司さんて、日本語ではボソッとしゃべりますけども。

英会話のときは滑舌が良いんですね。

 

すんごくベロが早く回ってました、ペロペロペロペロ〜!

 

この映画で初めて知ったことも多く、山本五十六と、米軍の情報主任参謀は、ミッドウェイ海戦の数年前に面談したことがあったんですね〜。

 

アーロン・エッカート演じる東京初空襲を指揮した人も出てきて「こんな人がいたんだ〜」と思いました。

 

しかしアーロン・エッカートの出番が極小で「全カットしても良かったよね」とも思いましたけども、もしかしたら「東京初空襲」という手柄を見せたかったのかもしんない。

 

アピールですよ!

 

このように日本兵に関しては超ザックリした表現でしたが、米兵に関しては小ネタや自慢話が多く、入念に描かれ、しかも「追悼付き」なのでした。

 

ミッドウェー海戦で活躍した人の役で、浅野忠信さんも出てますが。

もはや、ハリウッド映画の中で日本人が出てくるとしたら、忠信さんですわな。

 

何を演じても上手な万能選手〜!

 

豊川悦司さんの場面は、いくらか「ハリウッド大作で、演技は大丈夫かな」と心配になったのですが、忠信さんに関しては100%安定感。

 

もう完全に渡辺謙さんの後釜〜!

 

その他、アメリカ人の役はパトリック・ウィルソンとか、アーロン・エッカートとか、デニス・クエイドとか、決め手に欠けるキャスティングだったのですが。

 

ローランド・エメリッヒはゲイだから、安めの男性陣からも、上手に色気を引き出していると思いました。

 

汚いオッサンなんて出てこないんですよ!

 

臭くないんです!!

 

どの米兵も「抱かれたい米兵」という感じでした。

 

 

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