「奇跡の2000マイル」★★★ [映画日記]
2015年に日本公開された、ワシ子主演による実話ベースの作品ですけども。(←ミア・ワシコウスカ)
ワシ子が演じた役は、1970年代にオーストラリアの砂漠地帯を4頭のラクダと愛犬を連れて、約3000キロも横断したという実在の女性ロビン・デヴィッドソンですよ。
このロビン・デヴィッドソンという女性な〜。
相当、変わってんね。
きっと変な子!
これは、オーストラリアで語り継がれていくであろう、伝説の変わり者!!
およそ半年にもおよぶ砂漠の旅。
一体何を思って旅の計画を立てたのか、そして何を考えながら旅を続けたのか。
ワシら凡人にはサッパリじゃーっ!
基本的な宿泊スタイルは砂漠での野宿なのですが。
20代の女子が、半年間も野宿って。
野生動物とかウヨウヨいるのにねぇ。
ボクちゃんなんて、実家の庭ですら一泊しろと言われても無理。
ブヨが1匹飛んでるだけで、なんかもう勘弁!
そんなロビン・デヴィッドソン役をワシ子が大熱演してました。
彼女が連れてるラクダは、大人しそうに見えても獣!
スゴイよ、ヨダレ量も!!
そんなラクダと密着した演技が迫力満点でした。
ラクダを1から手懐ける場面から始まるし、ラクダ描写も豊富。
フンまで描いたわい!
ラクダ好きにはたまらない、ラクダ映画という一面もありました。
劇中ではロビン・デヴィッドソンの過去についても少し描かれていて、孤独な少女期を過ごしたことが明らかに。
今回の砂漠横断は、究極の孤独な旅ですよ。
孤独に育った女が己の孤独を極め、さらに孤独を超えていく、というような深みを感じました。
ロビン・デヴィッドソンが、とくに旅について語ったりすることはなく、基本的に寡黙。
見た目は女子なのですが、やってることは、まるで坊さん!
まるで空海みたいな娘でした!!
4匹のラクダと愛犬を連れて歩くロビン・デヴィッドソンは、ビジュアル性バッチリ。
絵本のキャラクターみたいで、パッと見がカワイイ〜。
実在しているご本人も美人だし、世界中のメディアが、彼女に注目したことに納得。
映えとりましたから!
観ていて「偉人だけど、やっぱり若い子だね。ヤングだよ」と思ったところは、旅を取材しているカメラマンに抱かれたところ。
旅の道中にて、風呂にも入ってない状態で「よくもまあ抱かれたね」と思いましたけども。
地べたにゴザ敷いたような現場でしたし!
盛り上がっている2人には、体の汚れは関係ないのでしょうね。
カメラマン役を演じているのは、ブレイク前のアダム・ドライバーですよ。
1970年代の世界観にピッタンコで、ものすごく魅力を出していたのですが。
アダム・ドライバーの顔に、砂漠の小バエたちが容赦無く着地!
小バエを追いながら演技をするアダム・ドライバーが微笑ましい〜。
小バエによる「映え」場面でした。