SSブログ

「アルテミスと妖精の身代金」★★★ [映画日記]

ArtemisFowl.gif
 
ディズニーが児童文学を実写映画化したものですけども。
 
話題作になる予定が、コロナの影響で劇場公開を断念。
 
あきらめなすったんですよ、デズニーさん!
 
日本では2020年8月に、動画配信サービス「Disney+」内でお披露目された作品です。
 
主人公は天才少年のアルテミス。
 
ジャンルは「男児もの」ですよ!
 
アルテミスが不思議な力を持つ妖精さんたちと関わりを持ち、トラブルを解決しようとするお話。
マジカルな設定だし、テンションとしては「ハリー・ポッター」シリーズの1作目っぽいです。
 
「ああいう、お子様向けのヒット・シリーズにしたがってるな。儲けたがってるな」という感じなのですが。
 
地球の地下にあるという妖精国家の風景や、妖精さんのお衣装などには、昔ながらの牧歌的な雰囲気は一切ございません。
妖精さんのお国では、宇宙船みたいなやつがバンバン飛んどるし。
 
パッと見は「スター・ウォーズ」ですよ、フェアリー・ウォーズ!
 
ハイテクでSF感のある、コンピューター制御された妖精ワールドが斬新〜。
 
IT妖精ですよ!
 
今どきのお子様の好みに合わせた世界観になってました。
 
CGで表現されたグラフィックの数々は素晴らしいですけども、あまりにもガヤついている。
物語の進行が散漫すぎて、個人的にはイマイチついていけなかった〜。
 
本編は90分程度でしたが、長く感じてしまいました。
 
しかしながらこの映画、見どころが一点ございます。
 
それは、妖精軍隊の司令官役おデン!(←ジュディ・デンチ)
 
物語の序盤から、妖精のお国で民に演説をなさるおデンを見て、すでに魅了されました。
 
まるで女・大統領!
 
お耳はとんがってます、付け耳を付けてんの、ブタ耳みたいなやつを!
 
お衣装は、光る素材の緑コート。
 
妖怪カメレオン・ババアというあだ名を付けられてもおかしくない扮装!
 
口調は強めのジジイ風。
 
ジジイみたいなババアみたいな、ブタ耳を付けたカメレオンみたいな、浮世離れもはなはだしい存在感!
 
そのお姿を、笑いながら観ていたのですが。
 
あられもないお姿をですよ!
 
その後、小型宇宙船(みたいなやつ)に乗り込み、自ら操縦するおデンにビックリ。
 
「アンタ、宇宙船飛ばせんの?!」と思って、ボクちゃん、座っているソファーごとひっくり返りました。
 
地上に着陸した宇宙船(みたいなやつ)のハッチが開いて、上から下まで緑のお衣装で堂々と現れたおデン。
 
なんという、ふてぶてしさ!
 
ダースベイダー以上の迫力!!
 
「このおデンには勝つ気がしない。人間たちよ、おデンに降伏せよ。ひざまずくのだ」そう思うしかない名場面でした。
 
おデンだけはカッコいい映画。
 
見どころは、おデン1本でした!
 
監督は気心の知れたケネス・ブラナーなので、「今回のおデンは、思う存分イジられたな」という感じでしたけども。
 
「キャッツ」(2019)での猫メイクといい、最近のおデンがイジられすぎ〜。
 
「ネタ扱い」気味なのが心配です。
 
 
アルテミス・ファウル 妖精の身代金 (角川文庫)

アルテミス・ファウル 妖精の身代金 (角川文庫)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2007/07/22
  • メディア: 文庫


nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。