「ブライトバーン/恐怖の拡散者」★★★ [映画日記]
スーパーパワーを持つ少年を中心とした恐怖映画ですけども。
主役として扱われているのは、母親役のバン子さん!(←エリザベス・バンクス)
バン子さんが、大ヒットした「ピッチ・パーフェクト」シリーズを監督した後、令和版「チャーリーズ・エンジェル」を監督する前あたり、2018年頃に製作された作品。
儲かりそうな大作を作っている合間に、こんな映画に出演していたんですね。
こんなB級作品に!(←失礼)
なんで今さらどさ回り?!
今作の製作は「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」を手がけたジェームズ・ガンさんで、脚本はガンさんの兄弟と親戚が担当。
ファミリー・ビジネスなんですよ、あそこんちの!
さらに、監督はガンさんのお友達が担当しているという、ズブズブな作品!!
ガンさんの家族って業界人が多いのですが、ガンさんは結構、家族に仕事を振るタイプ。
回してあげるんですよ!
面倒見が良い兄貴なのでしょうね、哀川翔さんみたいな!!
バン子さんは、ガン・ファミリーに「出てください」と頭を下げられて、仕方なく出演したのかな〜?
劇中のバン子さんは、恐怖におののいたり、悲鳴を上げて逃げたりして、お安い演技を披露。
こうして見ると、バン子さんて、もしかして演技は得意じゃありませんか?(←ベテラン女優です)
昔からホラー映画といえば、ブロンド美女が悲鳴を上げて逃げ回るのがお約束。
あえて、そういうベタな芝居を見せたのかもしれません。
ヘタウマですよ、計算!
物語は、スーパーヒーローの設定をパロディ化した内容。
元ネタは「スーパーマン」でした。
広い農地を持つ夫妻が、墜落した宇宙船の中にいた赤子を拾って、育てるお話です。
宇宙から養子をもらうんですよ!
その男児ブランドンが12歳になるとスーパーパワーが覚醒、イラつく人物たちを血祭りに上げていく、という展開になっています。
ブランドンの能力も、怪力、飛行、目から光線など、スーパーマンと同じでした。
「スーパーヒーローが性悪だったら、どうなるか」というコンセプトは、他作品でも見かけますが、今作の場合、それが男児という点が特徴。
スーパー・チェリーボーイなんですよ、嫌味なチェリーボーイ!
暴力演出も、流行の「激しめ路線」なのですが。
同ジャンルの他作品は、もっとアダルトで変態だし、暴力も激しいので、今作はマイルドに感じてしまいました。
激辛料理を食べすぎて、ベロがバカになっているようなもんですよ!
もっともっと入れてほしいんです、香辛料。
ハバネロをもっとーーっ!
性の要素でハードさが出せないところが弱点ですね、チェリーボーイは〜。
ブライトバーン/恐怖の拡散者 ブルーレイ&DVDセット [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- 発売日: 2020/03/04
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