「フリー・ガイ」★★★ [映画日記]
何ですか?
「ケーブルガイ」ですか?(←ジム・キャリー主演の1996年作)
いいえ、立派な令和製ですけども。
なんとなく作品のテンションが、偶然にもジム・キャリー作品っぽいかも〜。
主演のライアン・レイノルズもお茶目で陽気な演技を見せていて、どことなくジム・キャリーっぽいかも〜。
パッパラパーなんですよ!(←両者に失礼)
作品自体は、意外なほどの力作で、大作感もバッチリ。
これはサマー・ムービーの隠し玉。
掘り出し物件ですよ!
オンラインゲームの中でモブキャラ(背景キャラクター)として、日々、背景としての職務をこなす男性ガイが主人公。
ザコキャラですよ!
ガイが自我に目覚め、自由を得るために奮闘する、という、人生を切り開く系のバーチャルSFアクション作品になっています。
現実世界の人がオンラインゲームの中に入って、ガイと共に行動したりして、ソフトな「マトリックス」みたいなお味。
ライアン・レイノルズは今作のことを「現代版バック・トゥ・ザ・フューチャー」と呼んでいるようですが、そうかな〜?!
物語の隅から隅まで「娯楽の塊」みたいなところは、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ぽいかな。
チャニング・テイタムを久々に見た〜。
お久〜!
だけど、チャニング・テイタムはカメオ出演扱いなんですね。
チャニングはゲーム内のヒーローキャラ役で、現実世界でチャニングを操作しているのは全くの別人、というオチが楽しかったです。
こういうオチ、米国人は好きですわな。
ヒロイン的存在のミリー役として、ドラマ「キリング・イヴ」の悪役で名を上げたカマ子ちゃんが出たーっ。(←ジョディ・カマー)
すごく良い役で、しかも映画に出ずっぱりのカマ子ちゃんを初めて見ましたけども。
大女ユマ・サーマンをちっちゃくして、かわいくした感じだな〜、と思いながら観てました。
現実世界のプログラマー役は、ドラマ「ストレンジャー・シングス」で男子高校生役を演じていたジョー・キーリーでしたけども。
1980年代が舞台だった「ストレンジャー・シングス」劇中では、ボリューミーな髪型で登場していたジョー・キーリー。
てっきり役作りでの髪型だと思っていたのですが、今作でもボリューミーな髪型で出たーっ!
元々、髪型ボリューミーだったんですね、生まれつきの毛量!!
そんな感じで、ライアン・レイノルズを、テレビ界の若手がバックアップ。
言い方を変えれば、テレビ界の若手が踏み台に!
しかし、物語の終盤はテレビ界の若手に花を持たせる、みたいな展開になり、大人の態度を見せるライアン・レイノルズでした。
ライアン・レイノルズって、実年齢は40半ばですけども、20代のカマ子ちゃんとのツーショットも様になるし、お若いネ。
プロデュースも兼ねているレイノルズ。
今作は、今どき感があって、なにげにラブストーリーも組み込まれているし、若年層のお客さんにもウケそうな感じ〜。
こんな映画をプロデュースできるレイノルズって、気持ちがお若いんだな、と思いました。
きっと、心は少年なのでしょう。
永遠の若大将なのでしょうよ!