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「ベル・カント とらわれのアリア」★★★ [映画日記]

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2019年に日本公開された、サスペンス・ドラマ作品です。
 
ジャンルは、一般人がテロリストに囚われるという「人質もの」
 
人質役は、なんとジュリアン・ムーアや、渡辺謙さん。
 
大物が囚われたわい!
 
なんと、ジュリアン・ムーアが渡辺謙さんに抱かれてしまう?…というシチュエーションがあってビックリ仰天。
 
わたくし夢でも見ているのでしょうか、本当に、渡辺謙さんがオスカー女優のジュリアン・ムーアにグイグイと迫っている。
 
抱きたがっている!
 
ものすごい場面を見てしまいました、60歳の性っていう!!
*本当に抱いたかどうかは、本編を観てご確認ください。
 
物語は、1996年のペルーで起きた、日本大使公邸占拠事件から着想を得た、とのこと。
 
舞台である副大統領邸内に、テロリストと人質が立てこもったまんまですよ、引きこもり!
 
そのまま共に生活をすることに。
さぞや恐ろしい毎日だと思っていたのですが、脅され、なぶられ、いためつけられて!
 
「ブス」とか「デブ」とか、なじられてさ〜!!(←言葉責めかい)
 
しかし、建物内で日々を過ごす人々の間には、あらゆる国籍、人種、年代、性別、立場を超えた、愛のような絆が生まれる、という意外な展開に。
 
テロリストは主義を暴力で訴えているはずが、滞在している空間は、どんどん平和になっていくという皮肉が描かれていました。
 
「テロリストのみなさん、どうして、この暮らしが普通にできない?」と思って、切なくなってしまいました。
 
人質が犯罪者に対して好意を抱いてしまう現象を、「ストックホルム症候群」と言いますが。
逆パターンの、犯罪者が人質に好意を抱いてしまう現象「リマ症候群」は、今回の事件が語源なんですね〜、知りませんでした。
 
テロリストと人質の関係は良好、とは言っても。
 
人質たちの就寝スタイルは「ザコ寝」なんですよね〜。
 
わたくし、「ザコ寝」は、ちょっと無理〜。
 
隣で寝ている人の「寝屁」が気になって無理〜!…と思いました。
 
渡辺謙さんの他、加瀬亮さんも出ているのですが。
 
加瀬亮さんの役名が「ワタナベ・ゲン」て!
 
渡辺謙さんの方の役名を「ワタナベ・ゲン」にすればいいんじゃないの〜、スッキリするし〜。
 
米国作では、日本人俳優の扱いって小さいものですが。
今作では、渡辺謙さんも加瀬亮さんも立派な脇役で、出番も大量。
 
とくに加瀬亮さんは通訳役で、何ヵ国語もしゃべる難役をこなしていて、がんばっていました。
 
ジュリアン・ムーアはオペラ歌手の役で、劇中では何度か歌う場面も。
 
圧巻の口パク歌唱!
 
テロリストに対してのジュリアン・ムーアは、「あたくしを、どうなさるおつもり?!お放しになって!」的な振る舞いもステキでした、「ひとり宝塚」みたいで!
 
お姫様ふうに結った髪や、ドレスもバッチリ似合ってます。
 
今回のジュリアン・ムーアは姫系!
 
「ホント、きれいな60歳だな〜。こんな60歳、見たことない」と思いました。
 
「他にいないね、こんな、目に星がキラキラした60歳は。スゴイ60歳だ」と。(←しつこい!)
 
 
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