「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」★★★ [映画日記]
アメコミ界の悪役が集合したヒット作、2016年の「スーサイド・スクワッド」とタイトルがほぼ同じだけど、何か違うの〜?!
続編のようでもあり、リブート作のようでもあり。
謎の仕切り直し〜!
2016年の「スーサイド・スクワッド」には、アメコミ界で有名な悪役ジョーカーが出ていたし、なんとなくバットマン臭い作品でしたけども。
匂わせてましたけども!
今作にジョーカーは出ていない。
演じていたジャレッド・レトが不在なだけで、高級感も薄れるものですね。
ウィル・スミスという「良い子ちゃん男優」も不在になり。
今作は、米国の男性客が喜びそうな、暴力場面が満載の「悪い子」路線まっしぐらな作品でした。
新キャラの、サメ人間がおバカでかわいい〜。
ジミー大西路線のサメなんですよ!
裸に、安くてヨレたパンツだけは穿いてるのも、かわいい〜。
ボケまくるサメ人間なのですが、声を担当しているのはシルヴェスター・スタローンなんですね〜。
スタローンさんも、ちゃんとジミー大西路線のセリフ回しをしていて、上手ーい。
こんなに演技力を発揮するスタローンを見たのは初めてです!
登場するアメコミ界の悪役軍団は、みんな特殊能力を持っているのですが。
もれなくクソ能力で笑いました。
「ドブネズミを操れる、ドブネズミ娘」とか「全身に吹き出物として出現した水玉を、敵に発射する男」など、カオスな状態で楽しかったです。
悪役軍団が最終的に戦う相手も、「何なのコレ」っていう、おかしな生き物で唖然としました。
2016年作と比べても、明らかに、バカ要素の増量キャンペーン実施中〜。
それを踏まえますと、この作品は「おバカ・バイオレンス大作」という感じになるのでしょうか。
略すると「バカイオレンス大作」ですよ!
2016年作のウィル・スミスと同等の役で出てきたのが、イドリス・エルバさんなんですよね〜。
まさかの主役ですよ、相変わらず影薄いけど!
他作品で見るイドリス・エルバさんの印象と同じで、今回も「顔も仕草も体型も、めちゃめちゃ男前だな〜」と思いながら鑑賞しましたけども。
どういうわけか、映画作品では映えづらいお方。
一体いつになるのでしょう、イドリス・エルバさんが当たり役を得て、輝けるのは?!
2016年作で主演ウィル・スミスを食ってしまったサブ・キャラ、ハーレイ・クインは、今作でも健在でした。
見せ場も多く、「不死身」扱いで優遇されてる子。
えこひいきされている、プレミアム会員みたいな子でした!
演じているマーゴット・ロビーは、今では、主演作でアカデミー賞にノミネートされるほどに成長して、ハリウッドのトップ女優になりましたけども。
その逸材を、脇の方でチョロチョロさせるという、贅沢な使い方もされてました。
あと、2016年作からの続投メンバーは、ジョエル・キナマンとかでした。
新キャラ役として、「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」にも出ていたジョン・シナさんが、また出たーっ!
しかも出番が多いし、良い役〜。
ジョン・シナさんはイドリス・エルバやマーゴット・ロビー、指揮官役のヴィオラ・デイヴィスと対等に演技をして、たいしたもん。
たいしたレスラー!
これからも、ドウェイン・ジョンソンが断ったような役を、次々と引き受けてほしいです、受け皿みたいに!!