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「エンド・オブ・ステイツ」★★★ [映画日記]

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ジェラルド・バトラーがシークレットサービスを演じるアクション・シリーズ第3弾です。


旧作2本は配信サービスで、3作目は劇場で鑑賞しましたよ。


3日連続の「エンド・オブ」ですよ、もう「エンド・オブ」おなか一杯〜!


1作目はホワイトハウスが襲撃される「エンド・オブ・ホワイトハウス」、2作目はエゲレスが襲撃される「エンド・オブ・キングダム」でした。


さて3作目はどこの「エンド・オブ」?


「エンド・オブ・京都」とか? …と思ったら「エンド・オブ・ステイツ」だそうです。


アメリカが襲われるんですよ、お国が!


前作までの敵はテロリストでしたけども。

今回はテロ・ネタも尽きたようで、悪役は自国の企業にチェンジ。


会社ですよ、株式だか何だかの!


しかも軍事的な商売をしている会社ということで、戦闘シーンはミリタリー色が強くなっておりました。


また、ジェラルド・バトラー演じる主人公マイク・バニングの人生や身の振り方ついても、かつてないほど多く描かれていて、これが完結編になっても問題ないドラマチックな仕上がりに。


物語は、マイク・バニングがテロリストの汚名を着せられて政府から追われる、というもの。


今度は「逃亡者」の形態ですよ!


特に珍しくもない設定なのですが、相変わらず戦闘シーンの過激さは素晴らしく、「ストーリーより、アクションを入念に描ききりたい」という意気込みを感じました。


使うのはではなく筋肉なんですよ!


このシリーズの魅力は、そういう「割り切りの良さ」だと思いました。


前作までは、実力派を集めた豪華キャストでしたけども、今回は予算が削減されたのでしょうか、有名な人材は大幅カット。


豪華な人は呼べず終い!


マイク・バニングの妻役は、ラダ・ミッチェルからパイ子にすげ替え。(←パイパー・ペラーボ)


たすきを渡したわい、B級女優からB級女優へ!


前作まで、メインキャラ扱いだったアーロン・エッカートが演じる大統領は、とっくに退任している設定のようで、名前すら出てきませんでした。


そのかわり、前作までの副大統領が大統領に出世。


今回の大統領を演じているモーガン・フリーマンは、シリーズ3作全てに出演している、数少ない人材なんですよね〜。


他のスター俳優は金欠で出せずとも、モーガン・フリーマンだけは死守して作品の高級感を維持したい、というところでしょうか。


予算はたいたのかもよ、あの爺さんに!


というわけで、劇中でのジェラルド・バトラーは、モーガン・フリーマンを守りながら戦う、という構図に。


モーガン・フリーマンには入院する場面もあるし〜。


前作までの快活さは無くなって、まるで介護アクションという趣も!


3作目からの新キャラクターとして、マイク・バニングの父親が登場〜。

おどけた部分がある性格の父親で、シリーズで初めてユーモアを感じさせる場面もありました。


初めてのお笑いですよ!


どうやら父親のキャラクターは気に入られたようで、出番が多かったです。


もしも続編があるとしたら、父子でツッコミを入れ合う、半分コメディの作品なるかもしんな〜い。



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「マリッジ・ストーリー」★★★☆ [映画日記]

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2020年のゴールデングローブ賞に6部門もノミネートされましたよ、藪から棒に!


だから慌ててNetflixで再生して観たのです。


こういう時、Netflixって便利だな〜、と思います。

賞にノミネートされた作品を当日に観ることが出来ますので。


即日OKなんですよ、サラ金の契約みたいに!


一組の夫婦が離婚時に体験する、気持ちの高ぶりを描いております。


ジャンルは「離婚もの」!


夫婦役を演じているのは、スカヨハアダドラですよ。(←スカーレット・ヨハンソンとアダム・ドライバー)


合わせてスカドラですよ!


夫妻の間には 8歳の一人息子がいる、ということで、「スカヨハも、そんなお母さんを演じる年なのか〜」と思う〜。


スカヨハの髪型が飾りっけのないショートなのが良いです。


化粧っけもなくサッパリ、サバサバした魅力が全開で、なんだか、ちっちゃいフランシス・マクドーマンドとでもいうような味わいに。


ちっちゃくて、かわいくしたフランシス・マクドーマンドですよ!


スカヨハは舞台女優、アダドラは劇団の演出家という設定で、わすかに「男社会のショービジネス界で女性がもがいている」みたいな要素を盛り込んでいるところが、ゴールデングローブ審査員の心を掴んだのかな、と思いました。


わずかに「MeToo」の香り〜。


さりげない香りが漂っているのです、花王の柔軟剤フレアフレグランスで仕上げた洗濯物みたいに!


そんな隠し味がありつつも、ほとんどの場面が日常感のある夫婦の会話劇。


スカヨハ演じる妻と、彼女の実母は芸能人なのですが、スカヨハの姉だけが一般人というところが面白かったです。

平凡を絵に描いたような姉〜。


姉役の女優さんも、華の無さが素晴らしかったです。(←ホメ言葉)


スカヨハが離婚弁護士に苦悩を打ち明ける場面など、長セリフが圧巻。


夫婦ともに、よ〜くおしゃべりだよペラペラペラペラ!


監督・脚本を担当しているのが、会話劇の傑作「フランシス・ハ」などのノア・バームバックということで、納得の会話クオリティでした。


ノア・バームバックも、かつては女優ジェニファー・ジェイソン・リーとの結婚&離婚を経験していて息子もいるから、もしかしたら、自身の経験談を交えているのかな、とも思いました。


夫婦ともが弁護士をたてて戦うことになる展開になるのですが。

夫妻間の思いやりとは無関係に、弁護士が勝手に泥沼離婚にアレンジしてくるあたりがリアルに感じました。


ハッと気付いたら泥沼になっている、っていう!


もう手遅れなんですよズブズブ!!


離婚弁護士って、ウエディング・プランナーと逆の仕事ですな〜。

弁護士が絡む場面は、アメリカっぽいな〜、と思いました。


どんな「離婚もの」を観ているときもそうですが、かつては愛し合っていた男女なのに、今は気持ちが冷め切っているという場面が、観ていて辛いです〜。


とくに妻のそっけない態度が悲しい〜「もう二度と抱かれませんから」みたいな!


今作の場合、別れる夫婦間の中に情けはあるところが救い。


いっぺんは抱いて抱かれた仲だもの!


夫婦は鬼や悪魔じゃないんですよ!!


夫目線と妻目線の両方を描いてますけども、どっちかというと「妻推し」目線なところに、監督の気遣いを感じて「監督さんも大変」と思いました。



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「エンド・オブ・キングダム」★★★ [映画日記]

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2016年の旧作です。


第2弾ですよ、ジェラルド・バトラーがテロリストと戦う「エンド・オブ」シリーズの!


前作では、北朝鮮のテロリストによってホワイトハウスが占拠される、という「室内もの」でしたけども。


「お部屋もの」ですよ!


2作目のお話では、ジェラルド・バトラーが屋外に出ました。


鉄砲玉みたいに飛び出したわい、お外に!


ロンドンの街中を舞台に、ジェラルド・バトラーとアメリカ大統領が2人きりで中東のテロリストに追われる、という、「バディもの」路線にチェンジ。


物語が始まって10分くらい経ち、テロリストがロンドンの各名所を爆破してからは、ラストまでアクションがノンストップで楽しかったです。


冒頭からジェラルド・バトラー演じるシークレットサービスの嫁のおなかに、子がいることが判明。


「おめでた」ですよ!


その時点で、「生まれた子を抱くジェラルド・バトラー」というラストシーンが安易に想像できました。


当時の年齢50前のジェラルド・バトラー。


「ずいぶんと遅くできた子だわな。その子が成人になる頃、アンタ70だわな」とも思いました。


前作では、指令室に座ったまんまの「お座り女」だった長官役のアンジェラ・バセットが、今作では、ジェラルド・バトラーと共にテロリストから逃げる役回りに。


「アクティブ女」と化しましたけども。


同時に、死亡フラグも立ったわい。


アンジェラ・バセットが「もう次回作には出たくない」と宣言しているかのような役回りでした。


そんな感じで予定調和のお話ですが、ず〜っと登場人物がチョロチョロチョロチョロ動き回っているので飽きることはありませんでした。


前作の出演者が、今回も揃って出ていることにビックリ。


みんな人気者で忙しいのに総出〜!


前作では、テロリストに歯向かうものの、逆にボコボコにされてしまったマジメな女性長官役メリッサ・レオも出てくるのですが。

今回は一切見せ場がなくて残念〜。


あんなに仕事ができるオスカー女優が、まるでそば屋の入り口に立っている、タヌキの置き物状態でした!


できれば、2作連続でボコられてほしかったです!!


劇中では、圧倒的な戦闘力を誇るジェラルド・バトラー。

敵と判断した相手は容赦なく殺傷しております。

殺し方も、刃物でザクザクザクザクという感じ。


まるでスイカ扱いですよ、瓜扱い!


見方によっては殺人鬼でした。


確かに大統領を救える存在ですが、こんな凶暴な人が裁かれず、家に帰ったらニコニコしながら赤子を抱く、という状態が妙に思えました。


劇中でテロリストを倒す場面では「おめえらが、いくら人を殺したり、星条旗を燃やしたりしてもな、ワシらのアメリカは1000年先も安泰なんじゃ〜っ!」と大絶叫。


あげたわい、雄たけび!


アメリカの「我の強い感じ」を、オモシロおかしく皮肉った、自虐ネタのように感じました。


一見するとアメリカン・ヒーロー映画のようですが、暴力で相手を制してしまう、という「正義の二面性」を描ききっている怪作でした。



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「エンド・オブ・ホワイトハウス」★★★ [映画日記]

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2013年の旧作です。

シリーズ3作目が公開中ということで、第1作目から、おさらい鑑賞することにしました。


今から始めるんですよ「エンド・オブ」シリーズを!


このバタバタして忙しい師走に〜!!


1作目を観た翌日には2作目を観て、その後、劇場で3作目を観る予定なのですが、3作目がまだ公開中でありますように。


油断してると、公開が終わってしまいそうジェラルド・バトラー主演作なんてさ〜!(←失礼)


ホワイトハウスが北朝鮮のテロリストに占拠されてしまい、ジェラルド・バトラー演じる元シークレットサービスの男が、単独でテロリストと戦う、という物語。

いまどき珍しい、ベタで本格的なアクション大作に仕上がっていて楽しめました。


感触としては「ダイ・ハード」みたいなノリ〜。


オッサン・アクションのスメルですよ、セブンスターの臭み〜!


特徴としては、人が死ぬ場面とかの暴力シーンが過激。


どうせ「エンド・オブ」シリーズっしょ?とナメていたら、意外と残虐でした。


テロリストの人質になるアメリカ大統領役はアーロン・エッカートなんですね〜。


別に良いけど「アーロンに大統領役はまだ早くないですか?もうちょっと下の位が、ちょうどよくないですか?」と思いました。(←失礼)


その他、モーガン・フリーマンやアンジェラ・バセット等が脇を固めていて、結構な豪華キャスト。

モーガン・フリーマンとアンジェラ・バセットの仕事は、指令室に座っているだけの簡単なもので、「顔と名前だけ貸した」感が漂っておりました。


配役をザッと見て誰が裏切者なのかピンときてしまいました。


それは、顔に「裏切る」と書いているような男優。


裏切り顔の持ち主でしたので!


ジェラルド・バトラーの嫁役として、ラダ・ミッチェルという、ほどよいB級女優があてがわれているのも、面白かったです。


国防長官として登場するマジメそうな中年女性を「どこかで見たことがある」と思いながらも、女優名が思い出せずにいたのですが。


物語の中盤で、その中年女性が、テロリストに抵抗した挙句ボッコボコにされる場面を見て「この素晴らしく振り切ったヤラレっぷり…。さてはアンタ、メリッサ・レオだね!と、ハッとしました。


ボコられてメリッサに気付いわい!


ああ、ボコられて個性が出る女って一体!!


髪ボッサボサで顔には血。

スカートは、めくれるわ、シミーズ姿にされるわ、で散々。


ブラひもまで丸見え!


そんなヨゴレ姿を全世界に中継されるという恥辱を味わうメリッサ・レオ。


劇中で、こんなにメチャクチャにされるキャラは他にいない。


恥かき担当ですよ!


そんなメリッサ・レオの名セリフ「あたしゃね、戦わず死んだなんて墓石に掘られたくないんだよ」が胸に響きました。

それはマジメそうな中年女性が発するセリフではない。


ランボーあたりが発するセリフ!


最高にカッコよかったです。


アントワーン・フークア監督は、数年後「イコライザー2」でもメリッサ・レオをボコられ役に起用。


クセになってんネ!


妙な相性の良さを感じさせる監督と女優でした。



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「ドクター・スリープ」ジャック・ニコルソン役は「E.T.」子役ヘンリー・トーマスだった! [映画写真日記]

いや〜スリラー映画「シャイニング」の続編「ドクター・スリープ」な〜。

昔風味の超能力エンターテインメント作品で、楽しかったですけども。



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悪役に捕まってしまう野球少年役は、「ルーム」の天才子役ジェイコブ・トレンブレイくんでしたな。

さすが「悪い大人に捕まった時の危機感」が出せる子で、ジェイコブくんの出ている場面はヒヤヒヤ〜。

「悪い大人に捕まり慣れ」を感じる演技でした。↓

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悪役に捕まって、悪の一味になる少女役を演じたのは、エミリー・アリン・リンドちゃんですよ。↓

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エミリーちゃんは、ドラマ「リベンジ」で、主人公アマンダ・クラークの少女時代を演じた子ですよ!

あの小さかった子が、「ドクター・スリープ」では堂々とした大人っぽい演技を見せていて、時の流れを感じました。

こちらのお写真は「リベンジ」出演時。↓

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エミリー・アリン・リンドちゃんの妹アリヴィア・アリン・リンドちゃんも、同「リベンジ」で主人公アマンダの、さらに幼少時代を演じてました。


そして、エミリー・アリン・リンドの姉ナタリー・アリン・リンドちゃんは、ドラマ「ザ・ギフテッド」のヒロイン役など、ドラマを中心に大活躍中〜。

美人女優3姉妹なのでした。↓

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さらに。

3姉妹のお母さんバーバラ・アリン・ウッズは、ドラマ「One Tree Hill」のデブラ(通称デブ)役でおなじみ。

実は芸能一家なのでした。↓

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「ドクター・スリープ」では、シリーズ前作「シャイニング」のキャラクターが出てくることも話題ですけども。

「シャイニング」のキャラクターは、別の役者さんで撮り直されてますけども。

主人公ダニーのお父さんジャック・トランスも出てくるのですが。

「シャイニング」では、ジャック・ニコルソンが演じた名物キャラクターですよ。↓


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「ドクター・スリープ」でジャック・トランス役を演じたのは、「E.T.」子役として有名なヘンリー・トーマスだったんですね!

これには気付きませんでした。

劇中でのヘンリー・トーマは、表情をジャック・ニコルソンに寄せてましたしね。

ちょっとアゴを突き出す感じですよ、アントキの猪木がアントニオ猪木のモノマネをする時みたいな!


こちらのお写真は、素のヘンリー・トーマス。↓

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「シャイニング」で、少年期のダニーを演じたダニー・ロイドさんは、現在は俳優業を引退しておりますけども。

こちらのお写真が、「シャイニング」出演時のダニー・ロイドさん。↓

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なんとダニー・ロイドさん、「ドクター・スリープ」では、野球場の観客としてカメオ出演を果たしております!

これにも全然気付かなかった〜。


だって今、この姿だもん!

面影あるけどね〜。↓

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あらゆる名子役が、時間を超えて共演している作品なのでした。

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「ドクター・スリープ」★★★☆ [映画日記]

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山上のホテルを舞台にしたスタイリッシュ・スリラー映画「シャイニング」に、続編が登場〜。


約40年ぶりですよ、オリンピック10回分〜!


事前にシリーズ前作を観ておいたボクちゃん。

続編の中に散りばめられている前作の小ネタにニンマリ。


「そのネタ、分かる…分かるぞ!と心の中でガッツポーズ!


テストの前日に、しっかりと勉強してきた優等生の気分でした。


前作で、父親に追っかけられていた超能力少年ダニーが、40年後の続編ではオッサンと化して出たーっ!


なんと他にも、前作の登場人物が多く出てくるのですが、前作とは別の人が演じている…。


仕切り直してるのでした、別役者で!


大人になったダニーが、別の超能力者からのメッセージを受け取って始まる物語なのですが。

前作のクールでアートな作風とは180度違う〜。

違いすぎてオモローイ。


なんと、善と悪に二分された超能力者たちが戦う「本格サイキック・ウォーズ」というB級アクション路線にビックリ。


しかし、冷静に考えてみれば、この続編の方が、原作者のスティーヴン・キングらしさが出ているんだよねぇ。


悪役を演じているのはファガ子かい!(←レベッカ・ファーガソン)


悪役は、美貌と魅力を兼ね備えた人物なので、ファーガ子にピッタンコ。


悪役ということで、気持ち良いほど見事なヤラレっぷりも披露。


あのクールなファガ子が「うわぁぁぁぁぁぁぁーーっ!」と絶叫してましたから。


観客からは失笑が漏れておりました、ファガ子がヤラれて恥をかくたびに!


ああファガ子、アンタ日本で笑われてんよ!!


前作の舞台だったホテルも完全再現。


もういっぺん建て直したんですよ、セットを!


「せっかくセットを作ったんだし」という理由からでしょうか、ホテルの場面が無駄に多かったです。


たくさん撮んなきゃ、もったいないもんねぇ。


元が取れないもんねぇ!


ホテル内に棲んでいる「シャイニング」モンスターズも勢ぞろい。


「あなたがた、そんなキャラでしたっけ?」と思うくらい、モンスターたちは仲良くユニットを組んで襲ってきてました。


一番怖いモンスターは、やっぱアレだね、お風呂場ババア!


お風呂場ババアが出てくるたびに、背筋が凍りました。


悪役は、有能な人の生気を吸って、バンパイアのように長生きしている、という設定。

生気の演出は、湯気が出ているかのようなビジュアルで、生気を吸うと目が光る、という、なんとも昔風味のエフェクトが。


それらは確かに安っぽいのですが、令和の今、それが何だか新鮮で楽しい〜。


「IT」シリーズを筆頭に、映画やドラマなどエンターテインメント界では80年代テイストが大流行中。


1980年と2019年の相性がバッチグー。


波長が合っていることを実感した作品でした。



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「ゾンビランド:ダブルタップ」★★★ [映画日記]

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ゾンビがいる世界での冒険を愉快に描いた映画「ゾンビランド」の第2弾ですよ。


大復活したわい10年ぶりに。


しぶとく蘇ってくるものですね、「ターミネーター」のサラ・コナーゾンビ映画も!


ルーベン・フライシャー監督って、今では「ヴェノム 」が代表作ですけども。

出世作は「ゾンビランド」だったんですね〜。


ゾンビで一発当てたお方だったんですよ!


続編では監督他、メイン・キャストも続投〜。


10年前と変わった点と言えば、日本では完全無名だったエマ・ストーンが成長したわな著しく!


はなはだしくですよ!!


この10年の間に、アカデミー賞まで取ったエマ。

クレジットには「and エマ・ストーン」と紹介されて、胸が熱くなる。(←もしかしたら前作でもそうだったかもしんないけれど)


続編製作において「エマ・ストーン様が出てくださるのか、くださらないのか」が重要事項だったと思うのですが、その問題をクリアできたところが素晴らしいです。


見事にご成約〜!


この映画で一番の見どころは「エマ・ストーン様が出てくだすったところ」だと思います。


10年経って変わったところがもう一つ。


エマ・ストーンの妹役アビゲイル・ブレスリンちゃんの貫禄が5割増し!


増量キャンペーン実施中〜!!


ちょっと見ない間に、アビゲイルちゃんの声が低くなっている…。


野太いヨ!


アビゲイルちゃんの全身を見てみると。


なめまわすように見てみると!


全体的には「子を2人ほど生みましたかな?」という、生活感のあるフンイキになっている。


「年は27歳くらいになったかな?」と思いましたが、実年齢は、まだ23歳なんですね〜。

芸歴が長いから、若くても貫禄がついちゃうのかな。


10年前から変わないのは男性陣。


ウディ・ハレルソンとジェシー・アイゼンバーグによる、不変の芸風に安定感と心地よさ。


ウディ・ハレルソンは若い頃からハゲていたから、老けのスピードが遅いのだと思う〜。


特権ですな、若ハゲの!


ジェシー・アイゼンバーグものクセ毛が相変わらず。


10年経とうがグルングルン!


売れたからって、ストレートパーマなんてあてたりしないんですよ!!


物語は、サバイバル生活を通して他人が疑似家族になる、という人間味のあるもので、1作目とテーマは同じ。


アクション演出がしっかりしていて安くなく、B級よりは、ちょっと上、という感じの出来映えで楽しかったです。


メイン・キャラクターたちが出会う、個性的な人物を演じているのが、ロザリオ・ドーソンとかルーク・ウィルソンとか。


予算が無くても、呼んだら来てくれそうな方々ですよ、電話一本で!


安くて味のある、素晴らしい素材なんですよね〜、もやしみたいな!!


とくに、ルーク・ウィルソンなんて久々に見た〜。


この10年で、ウィルソン兄弟も衰退しましたからな〜。


あらゆる出演者の10年前を顧みてしまう「10年回顧映画」でした。



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期間限定「ゲーム・オブ・スローンズ」バーに行ってきたで〜!鉄の玉座もあった〜。 [海外ドラマ日記]

*ドラマのネタバレはありません。
 
いや〜、大人気ファンタジードラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」な〜。
 
数週間前に、完結編となる最終章(シーズン8、全6話)を、huluで観終わっているのですがね〜。
まー全てのエピソードが、まるで最終回のように盛り上がりました〜。
 
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各エピソードが終わるたびに「はぁ〜〜」と、ため息がもれました。
本当に、いちいちドラマチック。
 
たまらん!
 
近年の海外ドラマの中では、文句なくナンバーワン。
スケール感のある世界観と物語に圧倒されっぱなしでした。
 
こちらは、出演者たちの集合写真。↓
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こちらのお写真は、私服のみなさん。
おじさんたちが、普通のおじさんですな〜。↓
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こちらのお写真も、私服のみなさん。
場所はコミコン会場でしょうか、女性陣がステキです。↓
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そんな「ゲーム・オブ・スローンズ」。
最終章のDVDが発売されるからでしょうか。
2019年11月26日より、東京・代々木のMUSIC BAR、代々木VILLAGE by kurkkuに、「ゲーム・オブ・スローンズ バー」が期間限定で開店〜。
*12月1日で、この企画は終了しています。
 
早速、数名のファンと共にバーに行ってきたので、現場をレポートしたいと思います。
 
カウンターの奥には「GAME OF THRONES」というタイトルが光ってます。
青白くて、ドラマのイメージにピッタンコ〜。↓
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カウンターの上には、ジョニーウォーカーの「ゲーム・オブ・スローンズ」コラボモデルがズラリ。
ドラマに出てきたワンちゃんが描かれてます。↓
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このコラボ瓶はレア品かと思っていたのですが。
後日スーパーに行ったら、たくさん置いてありました…。
誰か買ってやっとくれ!
 
店内を見回すと、ドラマをモチーフにした垂れ布が!↓
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写真では、店内ガラガラに見えますが、そのうち満席になって、お客さんは、みんな写真を撮ってました。
 
うちら「ゲーム・オブ・スローンズ」ファンたちも、お酒を注文〜。
各テーブルは「ゲーム・オブ・スローンズ」デザインになっていて、コースターも特別仕様に。
このコースターを、もらって帰るのを忘れた〜。
酒が一滴でも入ると、すぐ忘れてダメなんだよ〜。↓
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こちらのお写真が特別メニューです。
壮絶なドラマ内容に合わせてか、鬼の価格設定に!
3杯飲んだだけで、チャージ込みで5000円近くになるわな!!↓
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そんな感じで、「ゲーム・オブ・スローンズ」とのコラボ酒を飲み交わしながら、うちらファンはドラマについて語り合いました。
気のせいか、ドラマの舞台ウィンターフェルにいる気がするねぇ。
そして、「スローンズ」の意味が「玉座」ってこと、ここで初めて知ったわい、このバーで!
 
「ゲーム・オブ・スローンズ」の玉座といえば、こちらですけども。↓
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なんと、このバーには、あの「鉄の玉座」が置いてあるんです。
客は座っていいんです!
え〜っと、本物の「鉄の玉座」ですか?
ええ、きっと本物。
ドラマの国から持ってきたに違いないわい!↓
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早速、座ってみるボクちゃん。
意外と玉座は小さいヨ。
 
小尻じゃないと、座れないかもしんないヨ。↓
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というわけで、うちらファンは、それぞれ、お酒1杯だけ飲んで会計終了〜!
満足ですよ、酒はうまかったし、ブログ用の取材も済んだし!!
 
うちらファンは、逃げるように代々木の高架下まで移動。
やっすい居酒屋で飲み直しましたとさ。


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「アイリッシュマン」★★★ [映画日記]

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ついに、マーティン・スコセッシ監督作がNetflixに降り立った。


爺さんご降臨〜!


ノンフィクション作品を原作に、1960年代〜1970年代にかけて、アメリカで犯罪行為を繰り返したマフィアたちの姿を描いておりますけども。


近年では「ヒューゴの不思議な発明」とか「ウルフ・オブ・ウォールストリート」とか、若々しい作風が目立っていたスコセッシ監督作ですけども。


まー今回は正統派。


真っ正面から撮りきったわい、あらゆるオジンを!


演出面でも誠実に、奇をてらった感じは一切なくてストレート。

昔の風情も申し分ございません。


正々堂々、爺さんの、爺さんによる、爺さんのための映画に仕上がっておりました。


出演者もロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、ジョー・ペシなど、スコセッシ監督と馴染みが深く、マフィア役にハマる人材が大集結。


もはや、マフィア映画版「エクスペンタブルズ」みたいな状態に!


とくにデ・ニーロは、久々に主役らしい主役〜。


久々に背負ったわい、看板!


まずは40代の姿で、お肉を運ぶトラック運転手として登場するデ・ニーロ。


お肉男子ですよ!


そんな下働き時代にマフィアの大物と知り合い、だんだんマフィアの中で活躍していく、という展開ですけども。


若いデ・ニーロの顔が、本当に若い。

なんとCGでシワが軽減されている。


処理されてんの!


スコセッシ監督の「マフィアもの」で、イマドキの技術が使われていることにビックリしました。


さすが令和。


時代だわな!


若いジョー・ペシも、CG処理されて出てくるのですが。


シワが軽減されているのに、結構なオッサン!


追いついてないよ、コンピューター処理!!


そして2人とも、顔は今より若いですが、動きがノロい。


足腰の「ヨボり」は、コンピューターではごまかせぬ!


そんなデ・ニーロ演じる主人公が、アル・パチーノ演じる労働組合のトップと交流を深めて始まる悲喜こもごも。


人生は短いもので、その中で大切にするべきものは何だったのか、と、老人目線でしみじみと反省する、という、マフィア映画のはずですが、観ていると切なくなってくるお話。


一時代を築いたマフィア一派も、月日が経つと皆死んで、後には何も残らない、という、一句読みたくなる虚しさも残ります。


虚無ですよ!


ものすごくセリフが多くて、基本的に会話劇なのですが、ときどき挿入される爆発シーンがアクセントになっておりました。

昔のマフィアって、邪魔者の職場や車を、普通に爆破していたんですね。


ドカーン、ドカーンと景気が良いわい!


実に分かりやすい嫌がらせだと思いました。


それにしても本編長っ。

約3時間30分ですよ。

エンドクレジットが10分くらいあるから、実質3時間20分というところ。


ねえ爺さん、そんなに必要ですか、尺!


明らかに合成映像で、安っぽく見える場面とかカットしても良かったんじゃないのかな、ねえ爺さん!!


観終わる頃は寝る時間になってました。



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