「ラスト・クリスマス」★★★ [映画日記]
ワム!の楽曲「ラスト・クリスマス」をモチーフにしたクリスマス映画ですけども。
劇中歌も全てワム!もしくはジョージ・マイケルっていう。
ありそうで無かったワム映画ですよ、ワムービー!!
そんな曲使いで、相当ポップな印象なのですが。
クライマックスの急展開が衝撃〜。
メイン曲「ラスト・クリスマス」の歌詞にピッタンコなオチがついてビックリ仰天。
そう言われてみれば、「ラスト・クリスマス」の歌詞って、そんなふうに聴こえるね的な。
斜め上から見事な解釈をしていて「大喜利かい!」と思いました。
なんと原案と脚本は、出演もしているエマ・トンプソンなのだそう。
アイデアを上手に売ったね、エマトン。
売り込み上手だね、エマトン!…と思いました。
結果的に物語は、ベタな盛り上がり方はするものの、クリスマスらしいとっても良いファンタジックなお話でした。
アジア俳優が数人起用されてますけども、観終わった後に思い返してみると、人種を越えた絆、みたいなものが感じられて良いと思いました。
宿無しトラブルメーカーという主人公を演じているのは、ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のヒロイン役でおなじみのエミリア・クラークなのですが。
今回の作品では、ドラマでは一切見せなかったコケティッシュな魅力を全開。
心をおっぴろげてくれたわい!
まるで昔のメグ・ライアンのような味わい。
おキャンですよ!
歌手を目指しているという設定なので、歌ったり踊ったりもして、結構な騒ぎよう。
いたるところで迷惑をかける子で「かわいいから許されてる子だわな」と思いました。
エミリアの相手役は、「クレイジー・リッチ!」で出世したヘンリー・ゴールディングですけども。
同じ監督作「シンプル・フェイバー」に続いての起用で、何なんでしょうね〜、この人の「アジアから来た王子様」的ポジションの確立は〜。
「一重の釣り目」みたいな、ベタなアジア面じゃないところが良いのかもしれません。
きっともう、キツネ目は古いんですよ!
エミリアのバイト先であるクリスマス・ショップの店長役は、なんとヨー子さんですよ!(←ミシェル・ヨー)
ヨー子さんも、いつもとは違う軽い演技が新鮮すぎる〜。
ミニスカートも穿いて出血大サービス!
太ももの年末バーゲンセール状態でした。
ラスト・クリスマス オリジナル・サウンドトラック Featuring The Music Of ジョージ・マイケル&ワム!
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: SMJ
- 発売日: 2019/11/20
- メディア: CD