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「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」★★★☆ [映画日記]

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*ネタバレはありません。
 
キレイに終わって満足じゃーっ!
 
スッキリと納まったわい、こんまり片付けたお部屋みたいに!!
 
「スター・ウォーズ」シリーズ計9本の「スカイウォーカー・サーガ」完結編ですけども。
 
今回は流石に、製作・監督・脚本を担当したJ・J・エイブラムスの気合いを感じました。
「アベンジャーズ」の完結編に負けてらんない、とでも言うような。
 
一切のミスを許さぬ仕事ぶり。
 
ふんどしを締め直して宇宙に飛び出してんですよ!
 
まーね、とくに映画として革新的なことはやってないのですが。
今回は、ストーリーの収束に重点が置かれていたのでしょう。
簡単に言えば、オーソドックスで、誰もが納得できる物語になっていたと思います。
 
劇中に時々挿入されてくるサプライズ・シーンでファン興奮。
 
時々、観客の心に燃料が投下されんの。
 
石炭くべられるんですよ!
 
J・J・エイブラムスって元々、観る人を驚かせたいタイプ。
 
仕掛けてくるんですよ、秋元康みたいに!
 
物語が中心の作品中で、そんな特性が生かされていたと思います。
 
旧シリーズのアイテムが、遺物としてフィーチャーされる場面も多々あり。
「古くからの形式を今、どうしていくべきか。過去との折り合いを、どうつけるか」というようなテーマを感じました。
 
「話の続きは無い」と思わせる高い完結度でまとめて、ラストショットもニクいです。
このオチって、新1部作の1作目「フォースの覚醒」製作時から決まっていたのかな。
だとしたら、今までオチが世間に漏れていないのは立派〜。
 
オチを知っていた人はお口が堅い。
 
お口のチャックが固まってんね、サビてんだか何だか知んないけども!
 
レイア役のキャリー・フィッシャーは亡くなっているはずですけども。
シリーズ前作で未使用の出演映像を繋いでカバーした場面もよく出来ていて感心〜。
 
まるで新しく撮影したかのような自然な馴染み。
 
とてもお古とは思えぬお直しでした!
 
ロボットのBB-8は、相変わらず、いつでもかわいい〜。
ロボットや宇宙船の魅力は、よく出てました。
 
宇宙船のサイズ感が良いんですよね〜。
 
巨大か小型か、どっちか、っていう。
 
なんか観てると〜、宇宙船を一隻、欲しくなりました。
 
売ってるといいんだけども、メルカリで30万円くらいで!
 
人間キャラクターの魅力はイマイチ伝わりづらかったですけども、お遊び場面やラブシーンが少ないので。
 
みんな大人しくやってますから。
 
はしゃいでいないんですよ!
 
しかし、主人公レイと悪役カイロ・レンの関係性は、完全に対をなしていることが鮮明になり「なるほど〜」と思いました。
 
「あなたが太陽なら、私は月」みたいな感じですよ!
 
そしてレイは、冒頭から、とんでもなく強力な念力を使う女になってました。
 
念力女ですよ!
 
敵をやっつけるのも、味方を救うのも次第、っていう。
 
何かあると念を送りつけてくる女なんですよ、コワーイ!
 
前作でメイン・キャラクターだったアジア人女性ローズは、奥に引っ込んでしまいました。
 
人事異動ですよ、現場から事務職に!
 
ローズは前作の時、SNSで叩かれましたからな。
スタッフの配慮なのかもしれません。
 
レイとカイロ・レンのエピソードが中心になったため、フィンの存在感が宙に浮きそうなところでしたけども。
元・ストームトルーパーという同じ境遇を持つキャラクター登場で、フィンと共に「旧体制からの自立」を表現。
見事なフォローがされておりました。
 
今回、割と目立っていたのがオスカー・アイザック演じるポーですけども。
シリーズを通して記憶に残りづらいキャラクターだと思うのですが。
 
あんまり役に立ってませんし!
 
今回も、ものすごいタイミングで自分の不出来を謝罪してましたし。
 
観ながら「今ですか?今そんな場所で謝罪するんですか?」と思いました。
 
先日、日テレで放送されていた1作目「フォースの覚醒」を15分くらい観ていたら、冒頭からポーは出てたんですね!
 
この壮大な「スター・ウォーズ」の世界の中で、細く長く生きるタイプのようでした。

 


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