「エンド・オブ・ホワイトハウス」★★★ [映画日記]
2013年の旧作です。
シリーズ3作目が公開中ということで、第1作目から、おさらい鑑賞することにしました。
今から始めるんですよ「エンド・オブ」シリーズを!
このバタバタして忙しい師走に〜!!
1作目を観た翌日には2作目を観て、その後、劇場で3作目を観る予定なのですが、3作目がまだ公開中でありますように。
油断してると、公開が終わってしまいそうジェラルド・バトラー主演作なんてさ〜!(←失礼)
ホワイトハウスが北朝鮮のテロリストに占拠されてしまい、ジェラルド・バトラー演じる元シークレットサービスの男が、単独でテロリストと戦う、という物語。
いまどき珍しい、ベタで本格的なアクション大作に仕上がっていて楽しめました。
感触としては「ダイ・ハード」みたいなノリ〜。
オッサン・アクションのスメルですよ、セブンスターの臭み〜!
特徴としては、人が死ぬ場面とかの暴力シーンが過激。
どうせ「エンド・オブ」シリーズっしょ?とナメていたら、意外と残虐でした。
テロリストの人質になるアメリカ大統領役はアーロン・エッカートなんですね〜。
別に良いけど「アーロンに大統領役はまだ早くないですか?もうちょっと下の位が、ちょうどよくないですか?」と思いました。(←失礼)
その他、モーガン・フリーマンやアンジェラ・バセット等が脇を固めていて、結構な豪華キャスト。
モーガン・フリーマンとアンジェラ・バセットの仕事は、指令室に座っているだけの簡単なもので、「顔と名前だけ貸した」感が漂っておりました。
配役をザッと見て誰が裏切者なのかピンときてしまいました。
それは、顔に「裏切る」と書いているような男優。
裏切り顔の持ち主でしたので!
ジェラルド・バトラーの嫁役として、ラダ・ミッチェルという、ほどよいB級女優があてがわれているのも、面白かったです。
国防長官として登場するマジメそうな中年女性を「どこかで見たことがある」と思いながらも、女優名が思い出せずにいたのですが。
物語の中盤で、その中年女性が、テロリストに抵抗した挙句ボッコボコにされる場面を見て「この素晴らしく振り切ったヤラレっぷり…。さてはアンタ、メリッサ・レオだね!」と、ハッとしました。
ボコられてメリッサに気付いわい!
ああ、ボコられて個性が出る女って一体!!
髪ボッサボサで顔には血。
スカートは、めくれるわ、シミーズ姿にされるわ、で散々。
ブラひもまで丸見え!
そんなヨゴレ姿を全世界に中継されるという恥辱を味わうメリッサ・レオ。
劇中で、こんなにメチャクチャにされるキャラは他にいない。
恥かき担当ですよ!
そんなメリッサ・レオの名セリフ「あたしゃね、戦わず死んだなんて墓石に掘られたくないんだよ」が胸に響きました。
それはマジメそうな中年女性が発するセリフではない。
ランボーあたりが発するセリフ!
最高にカッコよかったです。
アントワーン・フークア監督は、数年後「イコライザー2」でもメリッサ・レオをボコられ役に起用。
クセになってんネ!
妙な相性の良さを感じさせる監督と女優でした。