SSブログ

「ピノキオ」★★★ [映画日記]

pinocchio2022.gif

 

ディズニーアニメ映画「ピノキオ」(1940年)のリメイク作を、ロバート・ゼメキス監督と、主演トム・ハンクスのコンビで製作中と聞いてましたけども。

 

風の噂ですよ!

 

リメイク版「ピノキオ」は、いつしか出来上がっていて、まさかの「Disney+」配信スルーに。

 

「フォレスト・ガンプ」を手がけたコンビの新作でも、劇場公開は見合わす時代なんですね〜。

 

近年、ディズニーさんは、自社アニメ映画を「実写化として、ほぼコピーする」というビジネスに追われております。

 

焼き直すんですよ、サンマでも焼き直すみたいに!

 

リメイク版「ピノキオ」も、実写化された「アラジン」や「美女と野獣」と似たような仕上がりになっていました。

 

やっぱりディズニー映画には、ヒロインがいないとダメですね。

 

お姫はいないの?お姫は!

 

ゼペットじいさんじゃ気分が盛り上がりません。

 

ジジイじゃ客を呼べないんですよ!

 

今作の「配信スルー」に関しては、ディズニーさんの采配は間違っていないと思いました。

 

「配信スルー」というか、「じいさんスルー」だっのだと思います。

 

鑑賞中は「全体的に、1940年版の完コピだな」と思っていたのですが。

観賞後に調べてみたら、物語の細部は、現代風に修正されているみたい。

 

そういえば、セリフ回しも、今どき感があるし〜。

 

からくり時計から出てくる人形が、ディズニーキャラクターだったり、今の子どもたちにもウケそうな、ライトな手触りになっていました。

 

ゼペットじいさんの設定も、「かつて亡くした息子を、そっくりそのまま木彫りの人形にする」というものに。

 

その設定だけで、一気に切ないモードになりますね。

 

ず〜っと幼い息子を思いながら1人きりで引きこもり、爺さんになって木彫りの人形「ピノキオ」を製作するのですから。

 

この映画を、ゼペットじいさんの目線だけで観た場合、「ピノキオが動き出した」ところからラストまで、全て「狂ったゼペットじいさんが見た幻覚」と捉えることも可能。

 

ゼペットじいさんのラストシーンも「死んで天国に行った」と解釈することも可能ということで。

 

ディズニー作品としては珍しい「ジジイ大作」としての一面も垣間見えました。

 

ゼペットじいさん役のトム・ハンクスは、こないだ音楽映画「エルヴィス」で、実在したマネージャー役を演じてましたっけ。

 

この調子で、次から次へと「有名なじいさん」を演じ続けるつもりなのかもよ、手当たり次第に!

 

ピノキオのキャラクター・デザインは、1940年版を踏襲したものですが。

CG化すると、なんかチープに見えるものですね。

眼球の処理が、イマイチ不自然かも〜。

 

1940年版の方が、圧倒的に「レトロかわいい」と思いました。

 

あと、「ピノキオ」のお話は、覚えててそうで、すっかり忘れているものですね。

 

「ピノキオの世話焼き係として、コオロギなんて出てたっけ?」とか「クジラのお腹に入るのは知っていたけど、こんなにすぐに出てくるんだっけ?」など。

改めて気づくことが多かったです。

 

今回、吹き替え版で鑑賞したのですが。

 

コオロギのジミニー・クリケット役を演じた山本耕史さんが上手くてスゴイ〜。

 

山本耕史さんて、歌も上手いし、「シン・ウルトラマン」で宇宙人役を演じても様になるし。

 

何をやっても最高の万能選手〜!

 

パンにも飯にも合う、サバ缶みたいなお方〜!!

 

ディズニー映画との相性もバッチリだし、今後もディズニー作と絡んでほしいです。

 

ディズニーさんからの振り込みで、嫁の堀北真希ちゃんを食わせてやってほしいです!

 

 

nice!(3)  コメント(2) 
共通テーマ:映画