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「ステージ・マザー」★★★ [映画日記]

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ジャッキー・ウィーヴァーといえば、おっかねぇ顔をしたおばさまですけども。
 
雌ライオンみたいなおばさま!
 
肉食系のおばさまですよ、弱肉強食系の!!
 
今作は、「アニマル・キングダム」(2010年)の「おっかねぇ演技」で大ブレイクしたアニマル女優、ジャッキー・ウィーヴァーの主演作。
 
日本では2021年に公開されたようです。
 
あのジャッキー・ウィーヴァーが、まさかの「おっかねぇ路線」を返上。
 
優しい母性全開の、母映画に挑戦〜!
 
顔は「おっかねぇまま」でしたけども、瞬き少ないし!!
 
基本的なお話は、亡き息子が遺したゲイバーを自ら経営し直す、という「おばちゃん・サクセスストーリー」。
 
サイドストーリーとして、息子の仲間であるドラァグクイーンやシングルマザーたちの悩みを解決するという、「母親業のやり直し」エピソードが組み込まれています。
 
さらには、保守的な地元や夫からの解放まで描かれていて、盛りだくさん。
 
1人のおばさまから、女、母、妻の要素を抽出。
 
まさかの「おばさま大作」に仕上がっていました。
 
ジャッキー・ウィーヴァーが「夫から、他の男に乗りかえるのか?抱かれるのか?という見せ場もあったのですが。
そこは思い切りが弱かったかな。
 
「不倫要素」を入れるか入れないか、脚本家の迷いが伺えました。
 
「おばちゃん目線でのLGBTQ表現」は、ありそうで無かった場面だし、楽しかったのですが。
 
ジャッキー・ウィーヴァーの役が、「地元ではコーラス隊のコーチとしてバリバリやっていた(だからゲイバー経営もチョチョイのチョイ)」という設定が、やや無理めですね。
 
ジャッキー・ウィーヴァーによるドラァグクイーン達への歌指導が「あ〜あ〜あ〜。よし上手」程度とは。
 
雑な教育〜!
 
広瀬香美さんだったら、もうちょっと厳しい指導が入ったと思います。
 
ジャッキー・ウィーヴァー自身が歌う場面も馬力不足で、こういう役は、やっぱり馬力のある馬力女優、メリル・ストリープとかに任せた方が良いのかな、と思いました。
 
しかし、ドラァグクイーンのステージ場面はまあまあの出来だし、「おばちゃん・サクセスストーリー」が盛り上がらないわけがないので、鉄板な内容だと思います。
 
ルーシー・リューが、ヤンキーテイストのシングルマザーとして、颯爽と登場したのは良いのですが。
抱えている子供が、まだ赤ちゃんでビックリ。
 
母乳を搾ってますよ、ルーシー・リュー!
 
ルーシー・リューさん、とっくに50過ぎてんのにスゴイ〜!…と思いました。
 
乳飲み子を抱えたシングルマザーも、50代の時代なんですよ!!
 
劇中では、「新たな男を探している」と、セクシー過ぎる服でデートを繰り返しているルーシー・リュー。
 
男性との交際はうまく行きそうで、全然うまく行ってませんでした。
 
「50過ぎて、その程度の男運とは。もうデートなんてやめちまえば?向いてない」と思いました。
 
「トップガン マーヴェリック」でのトム・クルーズも、とっくに50を過ぎていてるのにスゴかったですけども。
 
今作でのルーシー・リューは、「トップガン マーヴェリック」でのトム・クルーズに匹敵するスゴさでした。
 
裏タイトルは「ルーシー・リュー マーヴェリック」で良いと思います。
 
 
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「デイ・シフト」★★★ [映画日記]

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2022年8月に配信された、Netflixオリジナル作品です。
 
巷で感染者が増えしまい「映画館にも行づらい」と思ったとき、配信映画の新作って助かりますね。
 
ワシら映画ファンのヒマをつぶしてくださいますから!
 
「ありがたき幸せ」ですよ!!
 
今作の製作・主演はジェイミー・フォックスということで。
この人も、だいぶ配信映画の常連になってきましたね。
 
だいぶ配信臭くなりましたよ!
 
「どんな映画かな〜」と思って再生してみましたところですね〜。
小学生から楽しめそうな、マンガみたいなアクション・ホラーでした。
 
ジェイミー・フォックスが演じるのは、子持ちのバンパイア・ハンター。
 
どういうわけか、米国では「バンパイア・ハンター」というジャンルが確立されてますね。
 
米国人は、定期的にゾンビかバンパイアを倒したくなるのかな?!
 
アクション・ホラー作品なのですが、スヌープ・ドッグさんも出ているし、音楽や映像などに黒人文化が適度に反映されていますね。
 
「黒人風味のバンパイア・ハンターもの」という路線に、独自性を感じました。
 
作風はカラッと明るく、難易度も低いのですが。
 
劇中に出てくる凶暴なバンパイアたちには「日焼け止めを塗った状態だと、太陽の下でも生きている」等、たくさんの決まりごとが。
 
バンパイアの牙は高価買取。
 
「象牙かい」と思いましたけども。
 
それらの基本設定は、登場人物が丁寧に、セリフ内で全て解説くださいました。
難易度が低い割に、勉強量は、まあまあ多かったですね。
 
格闘、撃ち合い、カーチェイス等、アクション満載なのですが。
 
車の走行先には、ジャンプ台が丸見えで隠しもしない。
 
まるで「銭湯で、前を隠さないで歩く男性」みたいな大らかさ!
 
バンパイアの雑魚キャラたちは、いちいちオーバーアクションでヤラれています。
 
まるで「戦隊もの」の雑魚キャラですよ、ショッカーとかの!(←古いです)
 
大活躍しているんですよね〜、日本で言えば、ジャパン・アクション・クラブみたいな方達が。
 
昔の真田広之さんみたいな方達ですよ!
 
観賞後に調べてみたところ、監督さんは、今作がデビュー作らしいのですが。
どうやらスタントマン出身っぽいです。
 
雑魚キャラ役のスタントマンたちが目立ってたいたのは、そのせいかも。
 
スタントマンの後輩に花を持たせたのかも〜、良いパイセン!
 
ジェイミー・フォックスの役は、家族思いだし、着ているシャツはいつも洗濯されていて(多分ハミング仕上げ)、清潔感を漂わせていながらも、戦う時はカッコいい、ということで。
 
ズルいくらい好感度抜群〜。
 
そのかわり、相棒役のデイヴ・フランコは、何をやっても冴えないダサ男役として登場〜。
 
デイヴ・フランコのコメディ演技が、最高に冴えていてオモローイ。
 
これまで、コメディ作品への出演が多かったし、「場数を踏んで鍛えられてきた」感が漂っていました。
 
しかしながら、ジェイミー・フォックスの相棒役が「デイヴ・フランコ程度」とは、安さは否めず。
 
デイヴ・フランコの顔を見ながら、「作品の予算は多くないね」と思いました。(←失礼)
 
 


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「シンクロニック」★★☆ [映画日記]

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2021年に日本公開された作品を、ケーブルテレビで見つけました。
 
「へ〜、こんなのあんの?」と思って録画・再生〜。
 
レジ前のチロルチョコを、サッと買い物カゴに入れた時のような気持ちですよ。
 
軽い気持ちですよ、「10円の買い物」みたいな!
 
アンソニー・マッキーさんとジェイミー・ドーナンの共演作とのこと。
 
ハリウッドの中堅どころがタッグ!
 
作品の情報を知らぬまま見始めたところ、マッキーさんとジェイミー・ドーナンは、救急隊の相棒同士として登場。
 
これはもしや、救急車映画なのでしょうか?!
 
ニコラス・ケイジにおける「救命士」(1999年)みたいなものでしょうか?!(←古いです)
 
と思ったら、全然違いました。
 
序盤〜中盤まで、不可解な事件現場を目の当たりにするマッキーさんとジェイミー・ドーナン。
 
ゆったりとした空気感のサスペンスで、「明らかに、コレ、日本未公開映画だよね。DVDスルーだよね」と思わせる地味進行なのですが。(←日本公開済みです)
 
中盤〜終盤で一転、まさかの「タイムスリップもの」というジャンルになって衝撃を受けました。
実はSFだったんですね〜。
 
劇中のマッキーさんは、色々あって、幾度となく、過去へのタイムスリップを経験するのですが。(←ザックリとした説明ですが)
 
要するに「現在と未来を大事にしろ。過去の米国は、ろくでもない」っていうテーマかと思います。
 
過去の米国は、未成熟な思想・風潮の中、粗野や人間たちが牙を剥いている、という世界観。
 
「いいとこ無し」のお国!
 
マッキーさんは、過去へタイムスリップするたびにピンチになる、という場面が、見どころになっていました。
 
そうかと言って、派手なアクション場面があるわけでもなく、もしかしたら低予算映画なのかもしれません。
 
近年のマッキーさんは、ヒーローっぽい役柄を演じたり、メッセージ性のある作品に出演したりして、メジャー感を打ち出していますけども。
 
狙っているかのようですけども、ウィル・スミスの後釜!
 
今作みたいな地味作にも出ていたんですね。
 
誰しもコツコツと仕事をこなしているんですね!
 
ジェイミー・ドーナンは、18歳の娘がいるという父親役で「えっらい若いお父さんだな」と思いましたけども。
 
ジェイミー・ドーナンの実年齢は40歳なんですね〜。
 
結構いってますね、もう40!
 
セクシー系より、父親系に進みたいのだと思いますけども。
 
ジェイミー・ドーナンは父親役を演じても、見た目から振る舞いまで、イケメンすぎますね。
 
こんなキレイな父親は、天然記念物ですよ!
 
ジェイミー・ドーナンは、いっぺん頭の先から、つま先まで汚れて、生まれ変わったほうが良いのかな。
 
ハゲでみたり、激太りしてみてほしいな。
 
美青年から「キモおじ」に姿を変えた「ジェームズ・スペイダー」路線を目指してほしいです。
 
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「カーター」★★★☆ [映画日記]

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韓国エンターテインメントの勢いを象徴するような超・豪快作でした。

 

2022年8月に配信された、Netflixオリジナルの韓国映画なのですが。

 

主人公は、記憶を失った状態で登場する男性。

 

見た目は川野太郎さんみたいな感じですよ、ふんどしが似合いそうな男性!

 

ふんどしを締めたまま、滝に打たれてそうな男性ですよ!!(←何時代?!)

 

そんな主人公が、訳も分からず敵に襲われ、逃げていくうちに、徐々に謎が明かされていく、という展開。

 

そのプロットだけだと、ハリウッド製のアクション映画によくある感じなのですが。

 

今作の場合、まさかの「全編ワンカット(風)」という作風に、気合いを感じます。

 

サム・メンデス監督作「1917 命をかけた伝令」みたいなスタイルです。

 

伝令スタイルですよ!

 

今作の場合は、最初っから最後まで、ほとんどアクション・シーンで、どの場面もおそろしく激しいです。

 

車やバイクや飛行機に乗ったり、高い場所から飛び降りたりする場面も、ず〜っとノーカット(風)。

 

ライフルの照準を覗いた光景や、回想場面まで含めて、ず〜っとシームレス。

 

この映像の繋ぎ方、もう意地ですよ!

 

鑑賞中は「す、す、すごい」と、何度もつぶやいてしまいました。

今作を観た人は、きっと誰でもそうなると思う〜。

 

主人公は途中で、ある女児と共に行動するのですが。

 

連れ回すんですよ!

 

その女児が、あらゆる悪者に狙われ、あらゆる高所に宙吊りになる等、ピンチが連続すぎて、逆に笑ってしまいました。

 

あの女児は、本編中、7〜8回は死んでてもおかしくないですね。

 

どのアクション・シーンも「これがクライマックスか?!」と思うくらい盛り上がるのですが。

 

カメラワークが激しすぎる〜。

 

どんだけ動き回るのか、カメラ!

 

いや、キャメラ!!

 

カメラが人物の周りをグルグル回るのなんて当たり前。

 

人物が高所から飛ぶと、カメラも一緒に飛んでますけど?!

 

ドローンに乗ったのか、さらなる高所に飛んでいくカメラにもビックリ。

 

あまりにもカメラが素早く動き回るので、観ているわたくしの脳がついて行きません。

 

何が起こっているのか理解できず、途中で、何度か脳機能が停止しました。

 

ついに白目をむいたんですよ!

 

監督・脚本を手がけたのは、傑作アクション映画「悪女 AKUJO」の人、とのことで。

 

監督さんは、アクション・マニアであると同時に、編集マニアで、CG合成マニアと思われますね。

 

言い方を変えればヲタですね!(←ホメ言葉)

 

物語中には、韓国人、米国人、北朝鮮人が入り乱れるのですが。

 

とくに、北朝鮮の表現は、韓国人の目線が入るのでリアルに感じますね。

 

「北朝鮮は国としてはおかしいが、人レベルでは理解し合える」という、韓国人ならではの解釈が活きています。

 

北朝鮮の表現は、韓国クリエイターが世界で1番上手ですね、当たり前ですが〜。

 

 

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「L.A.コールドケース」★★★ [映画日記]

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近年、スキャンダルにまみれてしまい、地味作への出演で食いつないでいるジョニー・デップさんですけども。

 

やりくりしてるんですよ、色々〜!

 

干されていても、出演作が小作でも、主演を張れているから立派ですね。

 

今回の主演作は、2018年に製作された、実話ベースのクライム・ミステリー。

感触は、めちゃめちゃ地味です。

 

デップが演じる役柄も、表舞台から姿を消した元・刑事ということで、これまでデップが演じてきたキャラクターの中では、トップクラスの地味っ子!

 

地味は地味なのですが、それでもやっぱりジョニー・デップ自体はカッコよかったです。

 

「腐っても鯛」ですね!

 

独自のオーラは出ているし、「マイペースな一匹狼」というキャラクターにも合っていました。

 

劇中では、1990年代に起きた有名ラッパー暗殺事件を発端に、18年間も謎を追い続けているジョニー・デップ。

 

「黒人が射殺されることは大いなる謎。一体、本当は誰が悪いのか?」という、解けない問題に、悶々と向き合ってらっしゃいます。

 

人種問題にとどまらず、後に起こる数々の殺人事件にも繋がっていって、めちゃめちゃ複雑な話〜。

 

これは、めちゃめちゃお硬い映画です。

 

お遊び、戯れ、一切なし!(←そりゃそうだ)

 

鑑賞中は「かったいな〜。こんなかったい映画は久々。早く家に帰ってハイスクール・ミュージカルでも観たい」と思いました。

 

あんまりお硬い映画なので、途中1分くらい寝たと思う〜。

 

その結果、事件の詳細や、物語の結末についても、よく理解できませんでした。

 

おそらくは、事件の謎にとどまらず、「警察や法の腐敗」まで踏み込んだお話だったのだと思います。

 

難しい映画なのですが、こんだけの情報量を詰め込んで、本編時間を112分にまとめたところはスゴイと思いました。

 

劇中で、ジョニー・デップと交流する記者役を演じたのはフォレスト・ウィテカーなのですが。

 

この映画の中で、フォレスト・ウィテカーという有名人が出てくれて良かったと思います。

 

こんなにもフォレスト・ウィテカーの存在がありがたいと思ったのは、初めてです!

 

さすがに、ジョニー・デップ1人で観客を惹きつけるのは大変と思う〜。

 

ジョニー・デップとフォレスト・ウィテカーという組み合わせも、ありそうで無かったですしね。

 

また、ジョニー・デップとフォレスト・ウィテカーは、共に年齢不詳すぎる〜。

 

2人が演じる役の年齢も、場面によって30代だったり、40代だったり?

 

なんとなくそんな年齢にも見えるし。

 

感心するのは、無理して若作りしてないところですね。

 

イタくないんですよ!

 

2人ともアラ還とは思えぬ肌感でした。

 

 

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「スイング・ステート」★★★ [映画日記]

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コメディ演技に振り切ったスティーヴ・カレルを、久々に見ました。

 

十何年ぶりかもしれません、干支も一回りしてそうなくらい!

 

そんな演技は冴えていたと思います。

 

さすが、コメディ映画「40歳の童貞男」で名を挙げたお方。

 

「童貞映画」で1発当てた人〜!(←黒歴史?!)

 

今作は、本国ではコロナで劇場公開を断念、後に配信スルーとなりました。(←よくあるパターン)

 

日本では、2021年に劇場公開されたようです。

 

わざわざ、公開するほどの代物でもないような。

他に公開する映画が無かったのかな?

 

映画館の人も、「捨てるくらいなら、スクリーンに流しとくか」って思ったのかな?(←失礼)

 

今回は、amazonプライム・ビデオで再生して観ました。

 

ちなみに、製作はブラッド・ピットと、ブラピの会社「プランB」なんですよね〜。

 

たま〜に、スティーヴ・カレルとブラッド・ピットって仕事で組むことがあるんですよね〜。

 

意外とつるんでるおじさん2人なのでした。

 

作品は、市長選挙を題材にした、政治風刺コメディです。

 

つまりジャンルは「選挙もの」です、「投票もの」!

 

クライマックスで「開票もの」になるやつですよ!!

 

複雑なお話なのですが、簡単に言うと。

スティーヴ・カレル演じる選挙参謀が、ローズ・バーン演じるライバル参謀と選挙活動で火花を散らすお話です。

 

冒頭から「つまんない映画オーラ」が出まくっていたので困りましたけども。

 

15分も経つと、ローズ・バーンも目立ちはじめて、「ニヤッ」と笑える場面も増えました。

 

基本、スティーヴ・カレル等、白人のおじさんたちを中心に進行する物語。

 

ややお堅い感触がしたものの、ローズ・バーンが出てくると、とたんに明るいコメディっぽくなって助かりました。

 

バン子姉さんって、本当に頼りになる人ですね!

 

今回のバン子姉さんはブロンドヘアーなのですが。

不思議と、顔に合っていませんでした、金髪〜。

 

むしろ金髪が顔を殺してる!

 

美人だからって、何でも似合うわけじゃないんですね〜。

 

最後まで観ると、政治の内幕も見えてくるし「よく出来たお話だな」と思えました。

 

当たり前ですが、路線から出演者まで大人風味だから、全体的に「大人風味のコメディ映画」になっているところが良いですね。

 

あとは、お笑い場面から扱うネタまで、とってもアメリカっぽいです、バタ臭い!

 

アメリカの、白人のおじさんっぽいです、臭ってくんの!!

 

白人のおじさん客なら、全員が大爆笑できるコメディ映画かもしれません。

 

白人のおじさん客・限定映画に認定してもいいかもしんな〜い。

 

 

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「プレデター:ザ・プレイ」★★★ [映画日記]

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野蛮でブサイク、気色悪さ満点の異星人として有名なプレデターさんですけども。(←散々な言われよう)
 
2022年にシリーズ新作が登場〜。
 
劇場での公開はなく、まさかの「Disney+」で配信開始〜。
 
もしかしてディズニーさん、「プレデター」の版権まで持ってんの?!
 
あんなブサイクを買ってんの?!
 
と、一瞬思いましたけども。
本国ではHuluで配信された作品らしいです。
 
作風は、当然、激しめのバイオレンス路線で、とても「Disney+」で、「ハイスクール・ミュージカル」の隣あたりに並んでいる作品とは思えぬ状態〜。
 
プレデターの手により、動物や人間が、体の一部をもがれたりしてますから。
 
柿でも「もぐ」みたいに、もぎ取るんですよ!
 
世界中のお子様たちが、楽しい作品と間違えて再生するといいナ。(←コラーッ)
 
物語の時代は1700年代、主人公はインディアンの少女、っていう攻めた設定。
 
プレデターも娘っ子と戦う時代ですよ!
 
どうやら、地球に不時着した思われる1人のプレデターさん。
 
野生の猛獣たちを、楽しそうに狩ってらっしゃいます。
 
なんと、野グマまでやっつけてました。
 
熊より強い、金太郎みたいなプレデターさん!
 
インディアンの少女も狩りが大好きな、狩りガール!!
 
2人の狩人が対峙し、狩人らしい駆け引きで、ガチンコ対決する展開が、まあまあ熱いです。
 
生い立ちも、見た目も全く違う2人ですが「中身は、どこか似ている」という感触。
 
同じ臭いのする2人!
 
出会い方が違っていれば、良い友達になれたかも。(←なれませんか)
 
そんな運命的な戦いが、シンプルながら、どこか味わい深く、西部劇の決闘みたいな、普遍の魅力を放っていました。
 
プレデターのキャラクター・デザインは、中身は同じなのですが、ファッションが舞台に合わせて無骨です。
 
今作では、頭蓋骨みたいなものを、お面にしているプレデターさん。
 
かぶって来てんの!
 
SF感よりは「部族っぽさ」を前面に押し出していて、見飽きているプレデターさんから新鮮味を引き出していました。
 
大自然を背景にして、「プレデターは血を流していた。血が出るということは、殺せるということだ」とか、野生的なセリフ回しが活きています。
 
SFとは思えぬ、血と肉の臭いがする作品。
 
ビフテキが食べたくなりました。

 

 

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「13人の命」★★★☆ [映画日記]

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ロン・ハワードが監督で、ヴィゴ・モーテンセンが主演した大作が、まさかのamazonプライム・ビデオで独占配信〜。
 
配信スルーですよ、もったいナーイ!
 
2018年、タイのタムルアン洞窟で起きた遭難事故の顛末を描いている話題作。
 
製作発表時から「いつ公開するんだろう」と思っていました。
 
今回のamazonさん、良い作品をお買いになったと思います。
 
お買い得ですよ!
 
遭難事故の周辺事情を詳細に捉えていて、ものすごい「見応え」。
 
あるいは「飲み応え」!(←のどごし<生>かい)
 
タイ本国でも映像化がされているネタですが、わざわざ米国が改めて製作し、儲け直す気持ちも分かりました。
 
なんといっても、基本「困っているアジア人に、白人男性様が救いの手を差し伸べる」というお話ですので。
 
今回の場合は「がんばれ、がんばれ白人!フレー、フレー白人!」と声援したくなる内容になってました。
 
物語の冒頭から、タイの少年サッカーチーム(コーチを含む合計13人)が、地元の洞窟に遊びに行ってます。
 
何も知らずに、地獄入り!
 
洞窟内にいる時に限って豪雨になり、洞窟が水没してしまい、遭難に至るのですが。
 
洞窟内にいる13人が避難した空洞は、入り口から2〜3キロも離れているというのがビックリ。
どうしてそんなに奥まで行った?
 
ああ、子供って面倒!
 
空洞までは、ダイビングで4〜5時間もかかる場所なんですね。
 
前代未聞の遭難地点〜!
 
そんな場所から、13人もの子供を、どうやって地上まで連れてくの?…と、思っていたのですが。
救出作戦の内容に衝撃を受けました。
 
当時は、極秘の作戦だったそうですが、それも納得。
 
SNS全盛の炎上時代に、倫理を超えたアイデアを駆使して、一か八かの賭けに出ているではないか〜!
 
これはギャンブル・レスキューですよ!!
 
救出活動に関わった人々は、外国人だったり、地元民だったり、ボランティアだったり。
 
劇中のセリフにもありましたが「誰も見返りを求めていない」らしく、頭が下がりました。
 
命の危機にさらされているのが子供たちで、みんな良い子っていう点が、大人の心を掴んでいると思いました。
 
また、遭難事故があったタムルアン洞窟は、現場の山が女性の体型に似ていることから、「男性に恨みを持って死んだ女性の体内」と言われ、恐れの対象とのこと。
 
遭難した者も、救出する者も、ほとんどが男性というのが因縁めいていて、不思議な気持ちにもなりました。
 
ヴィゴ・モーテンセンは、洞窟内での探索が得意な、世界的ダイバーとして登場〜。
 
丸坊主の頑固親父キャラで、漂っています、ビートたけし感!
 
ヴィゴが、この役を引き受けたのも、なんとなく分かります。
ヴィゴ本人が持つ「弱い者の味方イメージ」に合致している人物像だと思いました。
 
今作への出演で、世界一のボランティア男優に決定〜!
 
ヴィゴの相棒役を演じたコリン・ファレルは、本当に良い俳優さんになりましたね。
 
他の出演作と同様、今作のコリン・ファレルも、スターのオーラは封印。
 
ヴィゴ共々、普段着がダッサいTシャツ&ダッサい短パンで、圧巻の素人臭!
 
水中での演技が多いのですが、2人とも、酸素マスク等、機材の扱いに不自然さ一切なし。
 
いい手つき!
 
ヒーロー感と素人感のバランスが最高の男優2人でした。

 

 

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「ハロウィン KILLS」★★★ [映画日記]

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1978年から続くホラー・シリーズの最新作を、amazonプライム・ビデオで再生してみたのですが。
 
「こういう映画は、過去シリーズを観ていなくても楽しめるように出来ている」と思い込んでいました。
 
刷り込まれていたんですよ、アヒルの子みたいに!
 
物語の序盤から、どうも、おかしい。
どうも、「別の話の続き」っぽい、と思ったら。
 
再生した「ハロウィン KILLS」(2021年)は、「ハロウィン」(2018年)の正当な続編だったんですね、知らなかった〜。
 
こんなことなら、あらかじめ前作「ハロウィン」(2018年)を観ておけば良かったです。
 
何でしょうか、この「前の晩に勉強しないまま、翌日テストに臨んでしまった」感は?!
 
気を取り直して、鑑賞を続けましたところ。
 
クラシック第1作「ハロウィン」(1978年)でヒロイン役だったジェイミー・リー・カーティスが復帰している作品でした。
 
ジェイミー・リーは祖母役になってました、すっかりお婆さま!
 
ばあばですよ!!
 
ジェイミー・リーが娘と孫娘と共に、殺人鬼マイケル・マイヤーズと向き合うお話でした。
 
女3世代 VS. 殺人鬼という構図が新鮮〜。
 
NHKの朝ドラを、ホラーバージョンにしたようなもんですよ!
 
ジェイミー・リー演じるお婆さまには、「普通に殺人鬼に勝てそう」と思ってしまう貫禄があるのですが。
 
目つきも悪いですしね!(←失礼)
 
どうやらシリーズ前作で傷を負ったようで、今作では、あまり活躍してなくて残念でした。
 
そして、男性の家族は、みんな殺人鬼にやられている、という設定っぽい。
 
始末されてるっぽい!
 
そんなところも面白かったです。
 
ジェイミー・リーの出番は少ないかわりに、殺人鬼を倒すため、街の住人たちが団結。
 
近所が総出!
 
住人を演じる「名も知らぬB級俳優たち」がチームを組んで、殺人鬼マイケル・マイヤーズに突撃〜。
 
そのたびに、気持ちよく玉砕〜!
 
街の人がやられる場面を観るたびに「ああ、B級俳優!」と、心の中で叫んでいました。
 
住人役の中には、大昔のクラシック・シリーズに出演していた俳優陣もいる、っぽい。
 
多分いるんだと思います、いちいち調べませんが。(←調べてやんな)
 
そんな点では、過去シリーズのファンへのサービスも感じられました。
 
演技や演出などは「昔のホラー映画風味」を盛り込んでいて、1970〜80年代テイストを感じる懐かしいテイストに。
 
安いけれど、独自の勢いはございました。
 
昭和の風情と情熱ですよ!
 
そして、祖母ジェイミー・リー版「ハロウィン」シリーズには、さらなる続編も待機中とのこと。
 
知られざる人気シリーズだったんですね〜、へぇ〜。
 
 
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「ムーンフォール」★★★ [映画日記]

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SF超大作が、日本での劇場公開をあきらめて、amazonプライム・ビデオで配信開始〜。
 
なんと劇中では、お月さまの軌道が変わっていました、何億年かぶりに!
 
ズレ込んだんですよ、スケジュールみたいに!!
 
その結果、お月さまが地球に落っこちてくる、という展開になりました。
 
激突すんの、星が!
 
ものすごく地上の近くまで来てましたよ、お月さま。
 
お月さまが近すぎると、地上の重力は弱まるらしいです。
 
お月さまが色々と吸い上げるんですよ、ゴミを吸い上げるダイソンの掃除機みたいに!
 
その現象に名前を付けるとすれば、「お吸い上げ」でしょうか?!(←「お吸い物」調で)
 
トラックから列車まで、いろんなものがフンワリと浮かんでいましたけども。
 
なんでか人間は、しっかりと地面を歩いていたのが謎でした。
 
そんな地球を守るため、米国人2〜3人が、旧型の宇宙船でお月さまを目指して飛び立ちました。
 
本当に信じられません、地球を救おうとする人材が、米国人2〜3人だなんて!
 
しかもそのメンツが、ハル・ベリーとか、パトリック・ウィルソンだとは。
 
みんなアラフィフですが?!
 
大丈夫なんでしょうか、更年期障害とかは?!(←大きなお世話)
 
しかも、彼らの武器は爆弾1個ですよ。
 
あのお月さまを、ボタン1発で仕留めるだと?!
 
しかも起爆ボタンは「長押し」っていう、余計な設定!
 
雑なドラマ、雑なIT解釈、雑な宇宙表現など、あふれる雑味が圧巻すぎる〜。
 
めちゃくちゃなお話で、鑑賞中は笑ってしまいました。
 
製作・監督・脚本は、「インデペンデンス・デイ」(1996年)などでおなじみのローランド・エメリッヒさんなのですが。
 
今作は、かなり「インデペンデンス・デイ」っぽいですね。
 
昔ながらの、レトロ・ディザスター・ムービーだと思います。
 
1990年代と同じことを、今でもやらせてもらえてる、っていう製作状況は、お幸せだと思います。
 
普通、「お月さまが落っこちてきそうになって、ハル・ベリーとパトリック・ウィルソンが爆弾抱えて宇宙に飛び立つ」っていう企画書は通りづらいですから。
 
この映画を、おカネを出して映画館で観たとしたら、残念な気分になったと思うのですが。
 
ずっと笑って観ていられたのは、amazonプライム・ビデオでの配信作だったから、だと思います。
 
しかも、ディザスター・ムービーって夏休みにもピッタリ。
 
「配信だと許せるタイプ」の映画でしたね。
 
 
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