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「燃ゆる女の肖像」★★★ [映画日記]

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「カンヌ系」です!

 

第72回カンヌ国際映画祭を沸かしたフランス製・文芸ドラマが、サブスク解禁〜。

日本では2020年に劇場公開されたようです。

 

予備知識なく再生してみましたところ。

物語の設定は、18世紀後半のフランスで、どうやら時代劇らしいです。

 

主人公は、女流画家のマリアンヌなのですが、とっても美人。

 

シュッとしていて、まるでアニメのキャラみたい。

 

線画みたいな、線美人!

 

鑑賞中は、マリアンヌの顔アップになるたびに「きれいな人〜」とつぶやいてしまいました。

 

マリアンヌは、ガードが固そうに見えて、まあまあの脱ぎっぷり。

 

ときには画面にボカシすら入って、そんな場面になるたびに「あんれま!隠しなよ!」とつぶやいてしまいました。

 

この辺の「女性のサバサバ感」は、「さすがフランス製」という感じですね。

 

そんなマリアンヌが、とある令嬢の肖像画を描くために孤島に出発。

 

現地で出会いました、お嬢と!

 

お嬢は、いしのようこさんに、そっくり〜。

 

姉の真子には似ておらず、妹のようこに似ているのが不思議〜。

 

真子ようこも、同じような顔なのにねぇ。

 

屋敷に住む奥方やメイドを含めて、全員が美人という美人劇の始まりじゃ〜っ!

 

奥方とマリアンヌは、おしゃべりする場面で「私の友達はブッサイクなのよね〜アハハハハッ」と談笑。

 

美人による「ブサイク斬り」も鮮やかでした。

 

しばらくすると、マリアンヌとお嬢エロイーズが、何やら、恋の駆け引きのようなもの始めましたよ「かぐや様は告らせたい」みたいなやつを!

 

どうやらですね〜、この作品はですね〜、LGBTQ映画のようです、はい、間違いございません。

 

いろんな所で絶賛されている作品ということで、なるほど、確かに「秘めた恋愛もの」の王道感がありますね。

 

時代劇にしたことで、「女性が人生を選べない時代における、女性の心と体のもがき」も描かれて、「おんな映画」としての深みもございます。

 

また、時代劇にしたことで、エロチックな場面も上品に見えますね。

 

歴史マジックですよ!

 

エロチックとはいえ、めちゃめちゃエロい場面はなくて、指定は「R12」に抑えている点がお見事です。

 

これなら、若年層にもオススメできますよ、LGBTQ入門編として!

 

別タイトルを付けるとしたら「サルでも分かるLGBTQ」ですよ!!

 

監督・脚本を手がけたセリーヌ・シアマさんて、お嬢エロイーズ役を演じたアデル・エネルと、実生活で交際していたんですね!

 

抱いていたんですよ!!

 

そう思えば、美人による「ブサイク斬り」場面や、美的なエロチック描写は、客に媚びてる感じがありません。

 

LGBTQ監督だからこそ出来る、演出のコーディネイトだと思いました。

 

お嬢エロイーズ役を演じたアデル・エネルは「映画界は性差別がはびこっていてイヤ。もう映画界は引退する」と宣言したそう。

 

スゴイですよね〜、フランス女優は豪快で。

 

スタッフも出演者もフランスっぽい、純度の高い「ど・カンヌ系」LGBTQ映画でした。

 

 

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