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「ホーカスポーカス 2」★★★ [映画日記]

HocusPocus2.gif

 

ディズニーさんの祭事ビジネスです。

 

米国では、毎年のようにハロウィン時期に放送されて、民にはお馴染みとなっているファンタジー・ホラー・エンターテイメント映画が「ホーカスポーカス」。

 

庶民のお供なんですよ!

 

第1作目から29年経った2022年に、まさかの続編が「ディズニー+」で配信〜。

 

子供を襲う怖い魔女ながら、ワイワイ賑やかなサンダーソン3姉妹が名物キャラクター。

 

ハロウィンの、かしまし娘ですよ!

 

1作目で、奇抜なメイクを施して3姉妹を熱演していたベット・ミドラーやサラ・ジェシカ・パーカーも続投〜。

とくにベット・ミドラーのブサイク・メイクは極端ですね。

 

出っ歯ですので!

 

続編製作においては、ベット・ミドラーの再演が重要事項だったと思われます。

 

「果たして、あの人が再び出っ歯を装着してくれるのか?差し歯を貼ってくれるのか?っていう。

 

多額のギャラが支払われたのでしょう、無事に契約書の「出っ歯付けます」の欄にベット・ミドラーがハンコ!

 

母印!!(←現地では「サイン」ですね)

 

ベット・ミドラーが出てくれて、米国の民も喜んでいることでしょう。

 

続編では、2022年のマサチューセッツ州セーラムに降り立った3姉妹が、またしても騒動を起こすという展開に。

 

しかし、映画が始まっても、ベット・ミドラーやサラ・ジェシカ・パーカーが出てくる気配なし。

 

客を待たせんの!

 

本編開始から20くらい経って、ようやくご登場。

 

「ジュラシック・パーク」1作目においての、恐竜初登場シーン並みの、じらし!

 

ようやく、ティラノザウルス並みの派手な演出と共に現れて、客の気分も盛り上がりました。

 

もはや恐竜女ですよ!

 

「よっ、ベット・ミドラー!よっ、サラ・ジェシカ・パーカー!」と、掛け声をかけたくなる楽しい登場場面でした。

 

3姉妹を演じる3大女優のみなさんは、そりゃあまあ29年も経っているので、老けたとは思うのですが。

 

映画の中での印象は変わっていない!

 

脅威の持続力!!

 

元々、盛り盛りのメイクで演じる役ですので、化粧に助けられているのでしょうね。

 

「塗り込み」が効いているのでしょう!(←ドモホルンリンクルかい)

 

このシリーズのサラ・ジェシカ・パーカーって、良いんですよね〜。

 

天然セクシーキャラの3女サラ・ジェシカは、しっかり者の長女ベット・ミドラーにしかられたり、どつかれたり。

 

シバかれたり!

 

ボケ脇役で、キレイじゃないサラ・ジェシカの姿が新鮮でした。

 

2022年のドラッグストアや、ロボット掃除機を目の当たりにした3姉妹は、カルチャーギャップのリアクションで笑いを取るという、まあまあ無難な芸風を見せますけども。

 

全体を通して、とくにストーリー性はありませんね。

 

3姉妹を無難に復活させて、数年後に再び復活できるように納めただけの、ちっちゃい話になっていましたね。

 

世界観を広げすぎないて、細く長く運営する、うどんみたいなビジネスになりそうです。

 

 

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「カムバック・トゥ・ハリウッド!!」★★★ [映画日記]

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ロバート・デ・ニーロ、トミー・リー・ジョーンズ、モーガン・フリーマンが豪華共演。
 
ハリウッドの3大おいちゃんが大集合〜。
 
ケーブルテレビで見つけたコメディ映画です。
日本では2021年に公開済み、本国ではコロナ影響で2022年に公開予定の作品。
 
米国製の映画は、次から次へと劇場公開をあきらめて配信スルーになる昨今。
 
「この映画だけは劇場公開をあきらめないんだね。こんな映画に限って」と思いました。(←失礼)
 
1970年代のハリウッド映画界を舞台にした業界もの。
 
デ・ニーロ演じるB級映画プロデューサーが、フリーマン演じるギャングから資金を調達し、トミー・リー演じる老人男優を主演にアクション映画を製作しようとする展開。
 
プロデューサーは大金を得るために、違法な作戦を思いつく、というようなドタバタ劇が繰り広げられていました。
 
主演はデ・ニーロということになりますが、やや胡散臭く、どことなく金欠オーラの漂うB級映画プロデューサー像を、とっても上手に表現されてますね。
 
いそうですよ、こういう中小企業の社長さん!
 
これは、いまだ見たことのないデ・ニーロの姿でした。
 
さすがですね、まだ演技の引き出しがあるとは〜。
 
基本ボケ役、笑わせどころ担当のデ・ニーロさん。
 
確かに随所で笑わせていただきました、ホントすごいね、デ・ニーロさんて。
 
トミー・リーもフリーマンも、出番は多くないのですが。
トミー・リーの方は、ハリウッドスター役らしく、深いことは考えないタイプの生涯ロマンチスト、という、好感度の高いキャラクターでしたね。
 
他の映画でもそうですが。
老人が出ていると、軽い作風であっても、勝手に深みが出るものですね。
 
顔面の皺から、良いお出汁が出るんですよ!
 
今作を鑑賞中も、とくに深みを求めてはいませんでしたが、老人の顔を眺めるだけで、なんか切ない映画を観た気になってしまいました。
 
「この人たち、もう老い先も短い」と思うと、つい。(←失礼)
 
ハリウッドの3大おいちゃんは、おじんでも、おじいちゃんでもなく。
 
活動的なジジイということで「おいちゃん」という呼び方がふさわしいと思いました。(←どれも同じですか)
 
「映画はビジネスか、それともロマンか」というテーマになっていて、製作サイドが放つ情熱も熱かったです。
 
「カメラを止めるな!」っぽい制作讃歌も感じました。
 
近年のハリウッド映画は「ただ、観客をワクワクさせたい」という純粋な意図の映画は少なくなりました。
風潮に沿った「社会派エンタメ」が増えましたのでね。
 
おいちゃんたちが現代の映画製作陣に対して放った、小粋な小言のような作品でした。
 

 

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「モダンラブ・東京~さまざまな愛の形〜」海外ドラマの日本版が出たーっ!ややチルいけど安定の出来映え。 [海外ドラマ日記]

抱いたり、抱かれたりするだけが愛じゃナーイ!

 

Amazonプライム・ビデオのオリジナルドラマで、ニューヨーク・タイムズのコラムを原作とした、実話ベースの短編集が「モダンラブ」。

 

何げない日常の中でキラリと光る、さりげない愛の描写がたまらぬドラマです。

 

気取りのない一般人が発信した物語は、生活感のある肌触りで最高〜。

 

「小市民バンザイ」と叫びたくなるドラマですよ!

 

2019年に配信されたシーズン1は、ニューヨークを舞台に、アカデミー賞クラスの俳優が集結して、観ごたえもバッチリでした。

2021年に配信されたシーズン2は、やや俳優が安くなりましたけども、ニューヨーク以外にも舞台を広げていて、これまた良い出来。

 

そんな「モダンラブ」が、2022年の10月。

なんと東京を舞台にして、日本人スタッフ&キャスト起用で「モダンラブ・東京~さまざまな愛の形〜」として爆誕&配信〜!

 

わたくしは震えました。

大好きな「モダンラブ」の日本版が観れるなんて〜。

 

まずは、主題歌が日本語バージョンになっていて感激〜。↓


 

全7話を、ほぼ一気に観て、大いに楽しみました。

海外の視聴者に向けて「東京ってステキ。行ってみたい」と思わせるロケ地選びも良い感じでしたね。

 

女性キャラの髪型は、おかっぱスタイルが目立っていました。

東京のイメージが、「おかっぱ」なのかな?

 

もはや「おかっぱドラマ」でした!

 

各エピソードも、老若男女が共感できそうな「モダンラブ」っぽいものが選ばれてましたけども。

米国版に比べると、空気感はややユルいかな。

 

チルいかな?!

 

第1話「息子の授乳、そしていくつかの不満」は、まあまあ飛ばした内容で、かなり心を捕まれました。

女性同士のカップルが、赤子の母乳を確保するために、がんばるお話。

「母乳縛り」という物語が斬新。

日頃、母乳のことを考えることは少ないので、色々と勉強になりました。



 

第5話「彼を信じていた十三日間」は、黒沢清さんが監督・脚本を担当したエピソード。

清さんらしいミステリアスな作風で、摩訶不思議な男女の関係を描いてました。

これが実話だとはねぇ。



 

第6話「彼は私に最後のレッスンをとっておいた」は、ナオミ・スコットと池松壮亮くんによる遠距離ラブストーリー。

壮亮くんが英語ペラペラでビックリ。

ナオミ・スコットが東京にいる場面は、背景が合成で残念すぎる〜。

ナオミに東京に来てほしかったな〜。



 

第7話「彼が奏でるふたりの調べ」は、まさか、まさかのアニメ作品。

「けいおん!」などを手がけた、元・京都アニメーションの山田尚子さんが監督を務めた青春エピソードですけども。

すごく良かったのですが、あまりに演出が繊細すぎて、米国の一般amazon視聴者がついてこれるか心配。

米国の一般amazon視聴者なんて、クリス・プラット主演のエイリアン映画とか観てる人たちですから。



 

というわけで、ものすごく楽しんだ「モダンラブ・東京~さまざまな愛の形〜」。

 

良かったけれど、少々おとなしくも感じました。

良かったけれど、これでは韓国エンタメには勝てないかな?!

 

しかしながら、「モダンラブ」の世界観と日本テイストの相性は良いと思いました。

またやってほしいな。

 

こういうお話、米国のものを借りてこず、日本オリジナルのものがあると、本当は良いのでしょうね。

 

*こちらは予告編です。↓


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「史上最高のカンパイ!~戦地にビールを届けた男~」★★★☆ [映画日記]

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実話ベースの社会派映画「グリーンブック」(2018年)で、ついにアカデミー作品賞の監督になったピーター・ファレリーさん。

 

のし上がりましたけども、コメディ監督が!

 

そのファレリーさんが「再び、実話ベース映画の製作に取り組んでいる」と聞いたのが、数カ月前。

 

「どうやら、またアカデミー賞を狙ってるよ、あの子と小耳に挟んだんですよ!

 

あの映画、どうなったのかな〜、と思っていたのですが。

 

進捗待ちでしたけども!

 

なんと映画は出来上がっていて、いつの間にやら「AppleTV+」で独占配信されていました。

劇場公開は、しなかったんですね〜、残念。

 

物語の時代は1968年。

ニューヨークに住む青年チッキー・ダナヒューが、飲み会の席で「戦場の旧友たちに、ビールを持って行ってやんよ!」と軽いノリで発した言葉が現実に。

 

バッグに缶ビールを詰め込んで、単独でベトナムに向かうという、すんごいお話。

 

パッと見は、お酒映画ですね!

 

ベトナム旅行の手続きは、トントン拍子で進んで行きました。

 

まるで運命に導かれているようですよ、ただのビールの差し入れなのに!

 

道中は、なかなかの大冒険で、生きているのが不思議なくらい。

これが実話とはビックリです。

 

基本、チッキー・ダナヒューさんの「友達にビールをあげたい」という、純粋な友情物語が進行します。

 

戦場で再会した友達たちは、チッキー・ダナヒューさんに「お前はバカか!ここは危険だから今すぐ帰れ」的なリアクションに、「そりゃそうだ」と思いました。

 

おバカなアメリカ青年が放つ、おバカ風味が全開でした。

 

戦場を茶化している場面もあるのですが、茶化しの巨匠ピーター・ファレリー監督の手腕により、不愉快になるギリギリ手前で持ちこたえていますね。

 

ここまでなら、普通のコメディ映画なのですが。

 

立場によって食い違う戦争意識やメディア意識の要素が組み込まれ、かなり社会派な方に振ってますね。

 

バカ半分、マジメ半分。

 

ハーフ&ハーフのピザみたいな出来映えでした!

 

「グリーンブック」での経験が活きているのか、ピーター・ファレリー監督は、泣かせる場面でお客を掴んできています。

 

戦略ですよ!

 

はい、泣きました。

 

おバカなアメリカ青年に泣かされたんですよ!

 

ピーター・ファレリー監督の手腕が小憎らしかったです。

 

チッキー・ダナヒュー役を演じているのが、ザック・エフロンということで。

 

ザックの「アメリカのパーティーボーイ」という持ち味に成熟感。

 

今作では、「ちょっぴり大人風味の、アメリカのパーティーボーイ」というキャラクターになってましたね。

 

ここまできたら、死ぬまで「アメリカのパーティーボーイ」を演じてほしいです!

 

その他、賞レースへの食い込みを意識してか、大物のビル・マーレイやラッセル・クロウが出てますけども。

 

戦場記者役のラッセル・クロウが、ものすごく太っている〜。

 

パンパンすぎて戦場で浮いている〜!

 

昼からトンカツ(ごはんのおかわり自由)、深夜までポテチを食べているような戦場記者でした。

 

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「スペンサー ダイアナの決意」★★★ [映画日記]

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ダイアナ元妃を主人公にした作品は、いくつかありますけども。

 

今作では、ダイアナさんのキャラ設定がキテます。

 

攻め込んでますよ!

 

まずは、遅刻の常習犯というグズ子!!

 

そして、畑をヒールで駆け抜けて、かかしが着ていたボロ服を持って帰ったり、家では自傷行為をしてみたり。

 

はたまた、夜な夜な奇行を繰り返す、ぷっつん女という解釈にのけぞった!

 

これでは称号は「妖奇姫」ですよ!!

 

それもこれも、王家の生活感覚や、古臭い風習に全く馴染めないから、という理由づけ。

 

「自分らしくない場所に身を置きたくない。自分らしくいられる場所に羽ばたきたい」という、現代人の共感を呼べる人間像。

 

プリンセスというようり、風雲児!

 

破茶滅茶ですが、目が離せない、ものすごい現代的ヒロイン映画に仕立て上げていました。

 

夫チャールズから贈られたネックレスの真珠が、一粒一粒、えっらいでっかいことにも驚きました。

 

サイズは紀州の梅干大でした!

 

今回、ダイアナ役を演じたのはクリステン・スチュワートですけども。

モノマネ演技ではないため、まー、ダイアナには見えないのですが。

 

しかしながら、簡単に言えば、ステキに演じてます。

顔ツヤツヤだし、1980年代と1990年代の間くらいのファッションも、華麗に着こなしています。

 

ダサ・ヘア、ダサ・ドレスが、全然ダサく見えない不思議〜。

 

ステキなダサ女なんですよ!

 

こういう役は、女優がステキなら許せてしまうもの。

 

何でもアリなんですよ、ステキなら!

 

そしてクリステン・スチュワートが、本気で役に向き合っていることが、十分に伝わってきます。

 

基本、クールでナチュラルな演技が持ち味のスチュ子ですけども。

今作での芝居は、熱量を感じるものでしたね。

 

ダイアナさんの侍女役で、サリー・ホーキンスも出てました。

 

その地味顔が、侍女役にピッタンコ〜。

 

しかも、とってもおいしい役どころで、「これはアカデミー賞助演女優賞を狙ってきたね」と思いました。

 

過去に手がけた「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」と同じく、パブロ・ラライン監督が、可憐かつ毒のある演出で魅せてます。

 

おとぎ話に出てくるような王家の屋敷と、道で死んでいる、綺麗な羽をしたキジ。

 

監督による、栄華と破滅をイメージしたコントラストのある手法で、詩的な少女マンガを読んでいるような気分に浸れました。

 

ジャクリーン・ケネディ、ダイアナ元妃、と、これで「実在した悲劇の大物女性」シリーズは2作終了〜。

 

3作目は誰が主人公かな?!

 

ベッキーかな〜?!

 

 

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「秘密への招待状」★★★ [映画日記]

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ジュリアン・ムーアとミシェル・ウィリアムズが共演したドラマ作品を、ケーブルテレビで発見〜。

日本では2021年に劇場公開されたようです。

 

「妙な邦題。秘宝館にでも行く話?」と思い、期待しないで再生してみたのですが、これが、なかなか楽しかったです。

 

ジュリアン・ムーアの名前が先に出てきますが、実質、主人公はミシェル・ウィリアムズが演じた女性イザベルですね。

 

冒頭から、インドで孤児院を営んでいるイザベルが、ニューヨークまで行って、ジュリアン・ムーア演じる実力者テレサに「寄付金をください」とお願いする展開。

 

地味っ子の上京物語ですよ!

 

最初っからミシェル・ウィリアムズの演技に魅了されっぱなし。

 

実力者テレサとの面談前。

テレサがビジネスで有能であることや、いかにして巨万の富を得たか等、成功者の自慢話を、ひたすら聞かされるイザベル。

 

内心「あーはいはい。くだらねぇ大企業様の、くだらねぇ大株主様でございますね」と思い、仏頂面のミシェル・ウィリアムズに大共感〜。

 

イザベルがテレサと面談し、「インドでは何万人もの子供が困っています。1人あたり5ドルで救えます。寄付していただきたいです」と申し出るものの。

 

テレサは「う〜ん、ちょっとそのお金は出せないな。それより、我が社のケータリングが、エビからシュリンプに変わっててイラつく〜。(あ〜伊勢海老食いたい)」と塩対応。

 

テレサがイザベルに「あなた独身なの?私は結婚していて子供は3人。子育てと仕事の両立って大変よ。でもとっても充実した毎日よ」と、私生活でもマウント。

 

炸裂しまくり、余計な一言〜!

 

さらにテレサがイザベルに「寄付金の話は置いといて〜。パーティやるから来なさいよ」と、強引なお誘い。

 

今度はアル・ハラでしょうか?!

 

あらゆるテレサの言動に、内心「セレブ様だか何だか知らないけど、くだらねぇ」とブチ切れ、プンプンしながら帰るイザベルが大好き!

 

パーティに参加してからは、テレサの夫を交えて、「ある秘密」をテーマにして、まあまあの修羅場が展開。

 

いい年した大人でも、修羅場では声を張り上げるものですよ。

 

修羅場での大人の気持ちが理解できて、観ていて胸が痛いです。

 

ギャーギャー言うミシェル・ウィリアムズの演技も最高で、本当に修羅場が似合う女だと思いました。

 

ミシェル・ウィリアムズ特有の「男がしてほしくない、女の冷めきった表情」も炸裂。

 

目がすわってんの!

 

ミシェル・ウィリアムズはダイアン・クルーガーの代役での出演ですけども。

この役は「すわった目」のミシェル・ウィリアムズで正解と思いました。

 

そんなこんなで、対照的な2人の女性について、生き様を描いた作品になっていましたね。

 

製作・監督・脚本は、ジュリアン・ムーアの実の夫であるバート・フレインドリッチなんですね。

 

年下の旦那ですよ!

 

ジュリアン・ムーアの実年齢は60を超えてますけども。

おそらく劇中での年齢設定は40代かと思われます。

 

約20のサバ読みも、ジュリアン・ムーアなら可能なんですよ!

 

劇中では、風呂場の湯船で抱かれるジュリアン・ムーア!!

 

実の旦那が仕立てた舞台で、のびのび抱かれるジュリアン・ムーアでした。

 

 

After the Wedding

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「ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪」シーズン1、見どころは「ステキなガラドリエル様」1本! [海外ドラマ日記]

amazonプライム・ビデオのオリジナル・ドラマ「ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪」シーズン1(全8話)を観終わりました。


シーズン1の製作だけで、下記のお支払い。

もうワケが分からない「引き落とし額」ですよ!↓


権利獲得・・・2億5000万ドル(約351億円)

世界観セット制作・・・4億6500万ドル(約653億円)

毎エピソード制作・・・5800万ドル(約81億円)

第8話の制作・・・4億6400万ドル(約651億円)


全5シーズンで推定総額30億ドル(約4210億円)以上になるという、ドラマ史上最高額の製作費を投入。


「鳴り物入り」で配信じゃーっ!


なんでか突然、打倒ファンタジー・ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」を打ち出してきたamazonさん。


役員にファンタジー・マニアがいるのでしょうか?!


大企業様の考えてることは、ワシら貧乏人には分かりませんな!!

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第8話(シーズン1最終話)は、物語のタネ明かしが行われるため、とっても面白い内容でしたけども。

第1〜7話までは、それほど、別にたいして面白くなかったのが残念〜。


しかしながら全編、ビジュアルに安っぽさは、ひとつもございません。

いちいち、デザインが細かいです。

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セットや小道具も、細部まで精密に作られています。

衣服や鎧、チラッとしか映らない靴の先まで、工芸職人の細工がギッシリ。

美術的なもの全てが最高のクオリティで、映画のスクリーンで観れる水準に達していました。

「巨費の製作費を投入すると、ここまで作品レベルが上がるのか〜」と驚きました。


もはやタイトルは「力の指輪」ではなく、「資金の力」でいいくらいです!


物語の舞台は、おなじみ「ホビットの冒険」と「指輪物語」から、数千年前も遡った中つ国。

エルフとオークが戦いを繰り広げる中、いろんな種族の人たちによる冒険が描かれています。


主人公は、「指輪物語」でおなじみ、エルフの大物、ガラドリエル様なんですよね!

これはうれしい〜。

こちらがガラドリエル様。

クールだし強いし、美人だし、もう最高。

シーズン1の見どころは「ガラドリエル様だけ」と言っていいくらいです。↓

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いろんな種族が出てきますけども、やっぱりエルフの文化が華麗でエレガント。

もはや貴族ですよ!

「エルフになってみたい」と思わせてくれる種族でしたね。

こちらは、撮影合間のエルフたち。

リラックスしていて、かわいい〜。↓

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こちらは、エルフ役で初の黒人起用で話題になったイスマエル・クルス・コルドバと、元祖エルフ役のオーランド・ブルームとのツーショットです。

イスマエル・クルス・コルドバは、確かにシュッとして、ミステリアスで、エルフっぽさがあるんですよね〜。

「入念にキャスティングしたんだな」と思いました。↓



こちらは、普段のエルフ役2人。

男性の方は、エルフの衣装を着てないと、普通の予備校生みたいですな〜。↓

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こちらは、ドレッシーな出演者。

ちょっと「Empire 成功の代償」みたいな絵づらになってますね!

きっとシーズン2は面白くなると思うから、楽しみに待ってますよ〜。↓



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「シー・ハルク:ザ・アトーニー」最終回、型破りの展開にア然。「アベンジャーズ」シリーズってスゴイ〜! [海外ドラマ日記]

*ネタバレはありません。
 
「アベンジャーズ」シリーズのドラマ「シー・ハルク:ザ・アトーニー」(全9話)を観終わりました。
 
ハルクの親戚ジェニファーが、ひょんなことからハルクと同じ能力を持つことになり、騒動を繰り広げるヒーロー・ドラマですけども。
 
珍娘による珍騒動を描いた、珍ヒーロー・ドラマですよ!
 
こちらが「緑の大女シーハルク」に変身した状態のジェニファー。
日本名を付けるとしたら、「緑子」で良いでしょう、緑川緑子!↓
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ジェニファー役を演じているのは、ドラマ「オーファン・ブラック 暴走遺伝子」でブレイクした「暴走女優」こと、タチアナ・マスラニーですよ。
 
ジェニファーは有能な弁護士ということで、一見すると「アリー my Love」みたいな空気感。
シーハルクの姿のまま、出会い系アプリを使ったりして。
 
「男日照り」なんですよ!
 
一見、軽い「女子ドラマ」というのが、とっつき安くて助かる〜。
 
本家ハルク役で、マーク・ラファロも出演してました。↓
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最終回がすごかった〜。
「めちゃめちゃ盛り上がった」というエピソードではありませんが。
 
他ドラマでは見られない驚愕の展開を迎えて、鑑賞中は、ひたすら「すごい、すごい。ごいすー」と、つぶやいてしまいました。
 
主人公がカメラ目線で視聴者に語りかけてくる、エンタメ界で流行の演出法を採用。
最終回ではジェニファーが、視聴者に向かって「ヒーローものに、ありがちな展開なんて、みんな見たくないよね?」と言い始めたあたりから、すごくなりました。
 
「アベンジャーズ」シリーズのライバルである、DC系「ヒーローもの」への、痛烈な皮肉にも見えました。
 
「シー・ハルク:ザ・アトーニー」を観ると「アベンジャーズ系の作品には創造性とユーモアが溢れすぎている。余裕たっぷりで、自由自在。DCは追いつけない」と思いました。
 
こちらは、出演者と関係者の集合写真です。
普通にパーティーピープルですね。↓
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ティム・ロスは「インクレディブル・ハルク」(2008年)と同じ役で登場〜。
再利用ですよ、サステナブルだか、SDGsだか、何だかみたいなやつ!↓
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「ドクター・ストレンジ」のキャラクター、ウォンもチラッと出てきてうれしい〜。
ウォンは「海外ドラマにハマってる」という設定が楽しいんですよね。↓
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こちらは普段のウォンの姿ですけども。
 
別の仕事仲間のダレン・クリスは、まあ良いとして。
サム・ロックウェル、ローレンス・フィッシュバーンの私服が興味深いです。
スター感あんまり無いな〜、良い意味で!↓
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「ダウントン・アビー/新たなる時代へ」お堅い貴族から「仲良しのワケあり家族」へ成長、最後は号泣でもう最高。 [映画写真日記]

*ネタバレはありません。


いや〜、英国ドラマの映画版、「ダウントン・アビー/新たなる時代へ」な〜。


とっても楽しかったです。

ユーモアを交えながらも、クライマックスでは号泣させる展開で最高〜。






舞台であるお屋敷ダウントン・アビーの旦那様、グランサム伯爵ことロバートは、スクリーンに出てきたとき、とっても日焼けしているように見えました。

「ゴルフ焼け」だったのかな?


ロバートと嫁コーラの関係も微笑しくて、貴族でありながらも「普通の良い夫婦」感が漂っていました。

ちなみに今作の監督は、コーラ役エリザベス・マクガヴァンの実の夫、サイモン・カーティスでした。

もはや「ダウントン夫婦」です!


こちらはロバート&コーラの、撮影合間の姿。

もう本当の夫婦にしか見えてません。↓

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今作のゲスト・キャラクターは、映画監督役のヒュー・ダンシー、ハリウッド男優役のドミニク・ウェスト、そして映画スター役のローラ・ハドックでしたけども。


ローラ・ハドックの実の夫はサム・クラフリンだから、ツーショットの写真を探したけれど見当たらず。

「なんで?」と思ったら2019年に離婚してました!

ちょっと見ない間に、色々あるもんですね。


こちらは劇中のローラ・ハドック。

料理長助手デイジーとのやりとりも胸熱でした。↓





使用人を演じている多くの俳優さんが年配のため、お元気なうちに映画版を仕上げてくれて良かったです。

こちらは、年配代表のカーソンさんと旦那さまの、撮影合間の姿。

かわいいです!↓

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今作では、これまでのシリーズで「オチがついていないキャラクター」に焦点が当てられていました。

その他のキャラクターは平和そのものでしたね。

こちらは、グランサム家の、普段の姿。

このまま、別のドラマで共演してほしい〜。↓





今作でのグランサム家は、貴族でありながら、「うまいこといってる、ワケあり家族」として見事に成長を遂げていましたね。


こちらは普段の姉妹の姿。

いつもはクールな姉の、くだけた姿がたまりません。↓





こちらは、旦那様を囲む家族や使用人たちの、普段の姿です。

みんなキレイ、さすがスター様〜。

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次回作は、あるかな、ないかな?!

素敵に終われたから、これで終わってもいいよ〜!

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「ダウントン・アビー/新たなる時代へ」★★★☆ [映画日記]

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*ネタバレはありません。
 
大ヒットした英国製ドラマの映画版、第2弾です。
 
ドラマを観ていない人が、いきなり今作を観てもチンプンカンプン。
 
劇中に、登場人物のキャラクター説明は一切ございません。
 
トリ説なしで使う家電みたいな映画ですよ!
 
正々堂々とした、一見さんお断り作品になっていますね。
 
20世紀初頭を舞台に、貴族一家と使用人の日常を描いた作品。
 
ドラマの時からそうでしたけども、今作も、鑑賞中の心地が良い〜。
 
スクリーンからは、ものっすごい量の情報が目に飛び込んでくるのですが、軽やかな音楽と共に、スラスラと情報が頭に入ってくる。
場面転換、進行スピードも適度な塩梅で、気持ちの良い時間〜。
 
ほどよいんですよ!
 
まるで、ぬるい温泉に浸かっているかのよう〜。
 
「ダウントン・アビー」の最大の魅力は、この「鑑賞気分」だと思います。
 
映画版の前作から約3年が経ち、久々に登場人物たちの顔を見ましたけども。
み〜んな、お変わりない。
 
まーね、み〜んな元々老けていたから、もう変わりようもないのですが。
 
トム・ブランソン(役名)の娘は、昔は幼児でしたけども、今作では、すっかり女児に成長。
子の姿を見ると、時の経過を感じますね。
 
物語は、舞台である屋敷に映画撮影チームが滞在したり、クローリー家が南仏に旅行に行ったりと、イベント性のあるもの。
これまでにない奇抜な展開で「さすがに、脚本もネタ切れか」と、一瞬思ったのですが。
 
最後まで観ると、全部最高。
 
イベント万歳ですよ!
 
クローリー家も使用人たちも、それぞれ自分らしい人生を歩み、楽しんでいて、それを眺めているだけで、もう幸せ。
 
クローリー家も使用人たちも、結局、みんなかわいいです。
 
抱きしめたくなるんですよ、年寄りばかりだけど!
 
映画版の前作までで、オチが付けられていないキャラクターたちには、全て決着がつきました。
 
気になっていたことが全部解決、腸内スッキリ〜!
 
とくに、元・下僕で、愛され系・地味おじさんのモールズリーさんに、スポットが当たってうれしい〜。
そして、ゲイ・キャラの執事、トーマスにも「なるほど」という展開が。
 
実質、この作品が「ダウントン・アビー」の最終回と言っていいでしょう。
 
今作は、「ダウントン・アビー」における「アベンジャーズ/エンドゲーム」ですよ!
 
劇中には、大量のキャラクターが出でくるのですが、それこそ「アベンジャーズ/エンドゲーム」並みに!
 
しかし、メアリーの夫役で「ギョロ目のイケメン男優」ことマシュー・グードだけは「他ドラマへの出演を優先」とのことで、出演していなかったのが残念〜。
 
「あのギョロ目が出ていれば、より完璧な映画だったのにな〜」と思いました。
 

 

Downton Abbey II: Eine neue Ära

Downton Abbey II: Eine neue Ära

  • 出版社/メーカー: Universal Pictures
  • 発売日: 2022/07/14
  • メディア: Blu-ray

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