「アースクエイク バード」★★★ [映画日記]
イギリスのベストセラー小説を原作としたサスペンス・ミステリー作品ですけども。
全ての舞台が日本ですよジャペーーン!
主演のアリシア・ヴィキャンデルが日本語をペラペラしゃべる姿が衝撃的すぎる〜。
クライマックスでは、なんと1〜2分くらい日本語の長セリフを言わされているアリシア。
日本人のボクちゃんですら、そんな長文は暗記できん。
20秒でも無理じゃ〜っ!(←記憶容量が貧弱すぎますか)
しかもアリシアの日本語は、まあまあ上手で、他の外人キャラに日本語をレクチャーする場面も。
「コーヒーを頼むときはね、コーヒーひとつください、よ」みたいな。
ドトールで使える日本語講座ですよ!
生まれは北欧で、日本に移住後にOLをしている設定のアリシア。
地味服、地味髪で満員電車で通勤する姿にもビックリ。
ああ、アカデミー賞をとった女優様が総武線に乗ってくだすった!
千葉に向かう電車に!!
中盤では、振袖姿になるアリシア。
とっても似合っていて、かわいい〜。
劇中でアリシアを見るたび「かわいい」を連発してしまいました。
そうかと思えば佐渡の地で、原チャリに乗っかり爆走するアリシア!
アリシアと日本の文化の相性バッチリ。
こんなに日本に合う外人を見たのはケント・デリカット以来ですよ!
こんな役、日本のことを相当好きでないと、こなせやすまい。
今回のアリシアに、日本人として「演じてくれてありがとう」と言いたくなりました。
そんなアリシアが、日本人男性テイジと出会って始まる物語。
路上にて、日本人男性が外人女性を引っ掛けんの!
そしたら、そのまま交際に発展。
大成功したわい、ナンパ!
しかし、テイジには謎が多く、もしかしたら犯罪に関わっているのかも、という疑惑が生じる…という展開です。
どうやらテイジは、あらゆる国籍の女性を虜にする魔性の美男、という設定。
その割には、そば屋でバイトしている、という。
ものすごい世界レベルのイケメンが、そば屋でくすぶっている、というお話でした!
プロデュースはリドリー・スコットで、監督は「アリスのままで」のウォッシュ・ウェストモアランドですけども。
外人て、どうしても日本のボロ屋で、そばやうどんをすする映像を撮りたがんね!
今回の作品でも、そばをすする場面が目立っておりました。
アリシアの同僚役が、ハリウッドでがんばっている祐真キキちゃんなのですが。
「アリスのままで」の監督作ということで決心したのでしょうか、温泉に入る場面で無駄脱ぎ!
まさかの正面!!
テイジ役に大抜擢された小林直己さんも、海水浴場面で無駄脱ぎ!
よく目をこらすと見えるかもよ、具!!
そんな感じで、日本勢が必死。
脱いで、脱いで、食らいついてんよハリウッドに!
アリシアも軽く脱いだり、具のチラ見えサービスまでありますけども、なんか余裕〜。
今作品での演技は、日本勢には難しかったかもしれませんが、アリシアは簡単に、しかも妥協なく演じきっていて「さすがアリシア」と思いました。
全体的な出来はイマイチでしたが、「日本にハリウッド・スターを招いたバラエティ企画」としては面白かったです。