「ザ・ランドロマット -パナマ文書流出-」★★☆ [映画日記]
Netflix製の映画です。
「ペリカン文書」「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」に続く文書ものですよ!
今度の文書は、あすこの文書です、パナマだかパロマだかの方!(←パナマが正解です)
実際に起こった、文書流出事件がモチーフになっています。
文書は、パナマにある胡散臭い法律事務所から流出した、とのこと。
やらかしたんですよ、変な事務所が!
文書の内容は「合法という名目で行われた脱税事例の数々」ですよ。
ズルしてカネ儲けしている者たちの行為が明らかになりました。
暴かれたわい、闇の錬金術!
スティーヴン・ソダーバーグ監督らしいユーモアを織り交ぜつつ、事例を事細かく解説した作風。
まるでセミナー映像ですよ!
やさしく丁寧に、違法行為について教えてくださるのですが…。
それでも、なんとなく分からんかった〜。
あ〜あ、コーラ飲みながらポテチでも食べたーい。(←勉強のできない中学生かい)
法の目をかいくぐった事例なので、シンプルじゃなくて、ややこしいんですよね〜。
「米国の法律は穴だらけ。けしからん」という風刺は、よく伝わりました。
事務所の経営者コンビ役がゲイリー・オールドマンとアントニオ・バンデラスですよ。
2人の演技は、カメラ目線で我々観客に話しかけてくる、というスタイル。
W司会ですよ!
くだけた演技をゲイリー・オールドマンが見せてきた、というところは新鮮でした。
保険金が支払われないという被害者女性を演じているのはメリル・ストリープですよ。
スティーヴン・ソダーバーグ監督作に出演するのは初めてのメリルですが、ごく普通のおばさん役での登場〜。
「もっとハジけたメリルも見たい」と思っていたら、なんと別の派手な女性役もメリル・ストリープが二役で演じていたことが判明。
地味ながら使いたおされているメリル。
しゃぶり尽くされてんじゃん!
メリルの娘役はドラマ「ビッグバン★セオリー」でバーナデット役を演じているメリッサ・ラウシュで、メリルの夫役はジェームズ・クロムウェル。
その他の出演者はジェフリー・ライトとか、シャロン・ストーンとか、あまりの豪華キャストに驚愕…。
さすがNetflix様。
さすが動画配信サービスの覇者ですよ!
本編は、豪華キャストがメインのパートと、無名俳優がメインのパートがございます。
なにげに格差が存在!
別れているんですよタイタニック号の上の部屋と、下の部屋みたいに!
豪華キャストのパートの方が面白いと感じました。
高級な方が良かったです。(←高いものに目がない貧乏人)