「ブラック・クランズマン」★★★ [映画日記]
時代は1970年代。
アメリカで本当にあった事件の裏側を描いております。
刑事が白人至上主義団体KKKに潜入して、黒人への暴力事件を防ごうとするお話。
KKKって聞くだけで怖くて、イヤな気分になりますけども。
作風は、あらまビックリ、明るいヨ。
KKKが出てくるのに、ちょっと笑えますよ、KKKだけにケケケケケケと!
軽快な調子の作品なのですが、根底には「差別は無意味で、バカのやること。」という、怒りのメッセージがしっかりと込められております。
これは「笑いながら怒る」という、竹中直人の芸みたいな作品ですよ!
劇中では「差別主義の白人なんて、肌の色にばかり目がいって、物事の真実は一切見えていない」みたいな、明らかに差別主義者をバカにしている場面が目立ちます。
黒人客が大爆笑する場面なのでしょう。
きっと黒人宅の茶の間はドッカン、ドッカンですよ!
また劇中では、あらゆる場面で黒人が冷静沈着。
大人の対応〜!
差別撲滅の訴え方がケンカ腰じゃないんですよね〜。
暑苦しくない。
汗臭くないんですよ、「レノア本格消臭」で仕上げた洗濯物みたいに!
差別主義者からの弾圧を受け流しつつ、ひょうひょうと抵抗するあたりがスマートでした。
1970年代の「差別実録もの」でありながら、しかもKKKを扱った物語でありながら、ドロつきを抑えた、軽やかさのある深みを実現。
スパイク・リー監督の手腕が久々に爆発した、という感じでしょうか。
作品に取り上げられた事件の顛末が皮肉〜、
まるで脚本家が想像して書いたかのような、海外ドラマ「24」みたいな筋書きにビックリしました。
こんな事件が本当にあったなんてねぇ。
エピローグで流れた映像は、最近の事件。
これまたショッキングな映像でした。
こういう映像を見るたびに、アメリカには行きたくなくなりますな〜。
やっぱり海外旅行なんてしない方がよい。
自宅の茶の間でお膝を抱え、うずくまっていた方がいいわな暗くなるまで!(←それもどうかと)
劇中、コロラドスプリングス署で初の黒人警察官ロン・ストールワース役を演じたのは、ボクちゃんの知らない男優ジョン・デヴィッド・ワシントンなのですが。
なんとこの人、デンゼル・ワシントンの息子さんなんですね。
あそこん家の子ですよ、ボンボン様〜!
ついにハリウッドで活発に動きだしたわい、ワシントン家も!!
ジョン・デヴィッド・ワシントンの顔から、人柄の良さがあふれている。
なんだか、笑わせてくれそうなオーラが出ています。(←芸人かい)
演技もまあまあだし。(←まあまあかい)
今回の愉快な役にピッタリだと思いました。
相棒フリップ役を演じたのがアダム・ドライヴァーですけども。
他作品に出ている時と、さほど変わらぬドライヴァー。
昔の刑事役ということで、長髪と古着は似合っています。
刑事ドラマ「太陽にほえろ」の新人刑事役もいけそう〜。
もう、ニックネームは「古着」でOK〜!
「バンブルビー」でバンブルビーの声を担当したのはディラン・オブライエンだった! [海外ドラマ日記]
いや〜、ロボットと少女が心を通わす映画「バンブルビー」な〜。
楽しかったですけども。
主演のヘイリー・スタインフェルドは、劇中ではキッズ感がありますけども。
生娘感ですよ!↓
実物は大人びてますな〜。
こちらのお写真はプレミア会場。
生娘感どころか「男を手玉にとってる感」が出てますよ。↓
こちらのお写真は別会場のヘイリー。
奇抜なお衣装が似合う子なんですね。
このままの姿で無人島に流されても、魚を捕獲してしばらくは生きていけそう〜。↓
そんなヘイリー・スタインフェルドは、ここのところ絶好調〜。
過去1年に出演した作品は「ピッチ・パーフェクト ラストステージ」。
「スパイダーマン:スパイダーバース」。
そして「バンブルビー」ということで、打率良し。
2019年秋から開始される、定額映像配信サービス「Apple TV+」で配信されるオリジナルドラマ「Dickinson」で、実在の詩人エミリー・ディキンソンを演じるらしいので、そちらも楽しみです。
エミー賞の候補になれるかな?
こちらは、「バンブルビー」で少佐役を演じたジョン・シナ。↓
彼の本職はプロレスラーなんですね。
ドウェイン・ジョンソンを筆頭に、ハリウッドで幅をきかせているポジション「レスラー上がり」の1人ですよ!
しかし、米国のプロレスラーって、みんな演技が上手いんですね〜。
こちらのお写真が普段のジョン・シナ。↓
こちらのお写真はジョン・シナ、ヘイリー・スタインフェルド、そして映画「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」なども手掛けていた監督のトラヴィス・ナイトですよ。
トラヴィス・ナイトって、ライカのCEOも務めているし、ビジネスマンでもあるんですよね〜。
スゴイお方ですよ。↓
ヘイリー・スタインフェルドの弟役を演じたのは、ジェイソン・ドラッカーという名の子役ですけども。
ティモシー・シャラメを小型にしたような感じの子でしたけども。
たしか劇中では小学生役だったと思いますが、実物は全く子どもっぽくありませんな〜。↓
そして、ロボットのバンブルビーの声を担当した人って、ディラン・オブライエンだったんですね!
声はスターが担当していたのでした。↓
そして、悪役の赤いロボットと、青いロボットの声を担当したのは、アンジェラ・バセットとジャスティン・セローだという。
ジャスティン・セロー、っていうところが、ちょっと安いですが、まあいいです。↓
一見すると、レスラーと子役とロボットしか目立ちませんが。
実は「バンブルビー」って、まずまずのスターが集った作品だったのです。
(このお写真、やっぱり中央の子役が気になる〜)↓
「バンブルビー」★★★ [映画日記]
ロボットが活躍する「トランスフォーマー」シリーズが、初のスピンオフ作品を投入〜。
アメコミ映画に張り合ってか、横に広げてきたわなご商売!
シリーズ中で人気のあるロボット「バンブルビー」が、いかにして地球に降り立ち、人間と出会ったかを描いている、ということで。
「トランスフォーマー」シリーズ第1作と、ほとんど変わらないことをやっております。
もういっぺん一から人間と出会い直すんですよ!
だから、第1作目で見たような気がする場面が多いのですが、ロボットがボケる場面とか!
「ドリフ大爆笑」みたいなやつですよ!!
しかし今回は、より一層バンブルビーが、かわいく見えるようにアレンジされております。
甘味を入れてきたわな、みりんを!
車庫の隅っこでしゃがんでいるバンブルビーとか、卑怯なくらいかわいいです。
しゃがみ芸ですよ!
言うことをよく聞くし、叱るとシュンとするし、まるでペット。
まるでお犬様!
バンブルビーが変形すると、黄色い旧型のフォルクスワーゲンになるという。
これまたかわいいお車。
車種も卑怯ですな〜。
メカでありながら、かわいらしさがたまらん!
「いいな。ボクちゃんもこんなロボと一緒に暮らしたい。飯もついでほしいし、便所の掃除もやらせたい」と思いました。(←召使いかい)
そんなバンブルビーが出会うのが、冴えない毎日を送る少女チャーリーですよ。
車の修理が得意なチャーリー。
機械油の臭いがする女。
油女ですよ!
しかし結局かわいい娘。
「あのボロ車、アタイにちょうだいよ。おくれよ」と、修理工場のオヤジに涙目でせがむチャーリー。
「ったく、しょうがねぇなあ。やるよ」と、修理工場のオヤジが渋々と、しかしうれしそうにプレゼントする場面が微笑ましい〜。
もしもボクちゃんが修理工場のオヤジだったら、同じことをすると思う〜。
お互いがピンチになるたびに助け合う関係になるチャーリーとバンブルビー。
「天空の城ラピュタ」のシータとロボット兵みたいだな〜、と思いました。
チャーリー役を演じているのがヘイリー・スタインフェルドですけども。
「冴えない毎日を送る少女」役を演じさせたらハリウッドでナンバーワンの子。
冴えないときの顔が良いんですよね〜。
天才的な「冴えない女優」!(←ホメ言葉)
それでいて好感度は満点で、観客をグイグイ引き付ける抜群の安定感。
実写場面でのスターは彼女1人なのですが、「この映画はヘイリー1人に任せておけば大丈夫。もう安心」と思わせる、確かな牽引力を感じました。
この映画の成功は、ほとんどヘイリーのおかげ。
ホントに頼りになる子〜。
稼げる子〜!
物語の内容は、まあまあ普通ですが、伏線の回収もなかなかだし、バンブルビーが死にかけた場面では泣きました。(←泣いたんかい)
現在、「トランスフォーマー」シリーズの本筋は、ワケが分からなくなるほどハチャメチャな世界観になってしまいました。
やりすぎたんですよ!
売れたからって、はしゃぎすぎたんです!!
今回のスピンオフ作品で、「トランスフォーマー」の原点「おもちゃ愛」を再認識できたように思います。
Transformers Bumblebee Movie Prequel: From Cybertron With Love
- 作者: John Barber
- 出版社/メーカー: IDW Publishing
- 発売日: 2018/10/23
- メディア: ペーパーバック
「キャプテン・マーベル」女子っぽさは排除。まるで少年のように暴れるヒロイン名場面。 [映画写真日記]
いや〜、女性が主人公のヒーロー映画「キャプテン・マーベル」な〜。
楽しかったですけども。
Captain Marvel The Official Movie Special
- 作者: Titan
- 出版社/メーカー: Titan Comics
- 発売日: 2019/03/12
- メディア: ハードカバー
同系作品の「ワンダーウーマン」と比べると、「女子っぽさ」は意識的に排除されておりました、
性的アピールが一切ないという、時代に合った「女性ヒーロー映画」だったと思います。
こちらのお写真が主人公のキャプテン・マーベルさん。↓
というわけで。
本編は、美女が主人公を演じているというのに、冴えぬ姿が山盛り状態〜。↓
オシャレ感も一切ございません、一切です!↓
こちらのお写真は、主人公のバトルモード。↓
こちらのお写真は、主人公の水中モード。↓
怒らせたら大変〜。
女性なのに「北斗の拳」みたいな絵づらになってます!↓
ここからは、チョイ役の出演者情報。
13歳の頃の主人公を演じたのは、映画「gifted/ギフテッド」などでおなじみのマッケナ・グレイスちゃんでしたな。
マッケナちゃんは、映画「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」ではマーゴット・ロビーの子供時代を演じていた、ということで。
「金髪美女の子供時代ならおまかせ状態」になっておりますな。
こちらのお写真が「キャプテン・マーベル」出演時のマッケナちゃん。↓
映画「ホビット」シリーズなどでおなじみのリー・ペイスさんは、映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」で演じていた役で登場〜。
こちらのお写真、左が「ホビット」シリーズ、右が「キャプテン・マーベル」。
左のお写真、まるで「翔んで埼玉」に出てきそうな人ですな〜。↓
ドラマ「アンダー・ザ・ドーム」等でおなじみのコリン・フォードと、ドラマ「CHUCK/チャック」などでおなじみのヴィク・サヘイも出ていたそうですが、全く気付きませんでした。
コリン・フォードは、主人公の兄役らしいから、回想シーンに出ていたのかな。
ヴィク・サヘイは「Hero Torfan」という役ですが、一体どこに出てたのやら。
調べても分からない、って出た意味あんの?!
こちらのお写真、左がコリン、右がヴィク。↓
そして、ドラマ「セカンド・チャンス」(シーズン1で打ち切り)では主役だったロバート・カジンスキーも出ていたという。
こちらのお方ですよ、豚面のイケメン!↓
調べてみたら、バイク乗りの役でした。
そういえば、こんな場面がありましたよ、10秒くらい!↓
せっかく大作映画の撮影に呼ばれたのに、ものっすごい端役で残念でした。
ドラマでは主役を張っていたのにねぇ、打ち切りになったけど〜。↓
「キャプテン・マーベル」★★★ [映画日記]
「キャプテン・マーベル」ですよ、「キャプテン・マーベル」。
「ミス・マープル」じゃありませんから!
「アベンジャーズ」系列で初の、女性が主人公の作品ですよ。
全く色気のない姉ちゃんが、ダッサい服を着て大暴れするお話ですよ!
ああ、どうしてそんなに服がダサい?
胸にでっかい星付けて!
物語の途中では、主人公ヴァースが「コスチュームをイメチェンしたい」という申し出で、女児が再コーディネートする場面がありましたけども。
イメチェンしたところでダサいまま!
ああ、女児になんて任すから。
所詮ガキンチョ・センスですからな!
再コーディネートはボクちゃんに任せてほしかった。
そしたら全身レオタードにしたげたのに〜!(←キャッツ・アイかい)
服だけじゃありません。
異星人の姿とかもカッコ悪—い!
何から何まで、スタイリッシュ感ナーーイ!!
時代設定が1990年代ということで、これは「あえてのダサさ」と信じたいです。
そんなところも含めて、今回は、昔ながらのヒーロー映画という感じの仕上がりでした。
「昔はこういう、ダッサいヒーロー映画がいっぱいあったな〜。そして失敗していたな〜。」と、懐かしい気持ちになりました。
主人公ヴァースは、強すぎて笑ってしまいました。
両手から火の玉飛ばしますし。
大砲女ですよ!
お空も飛べるし、そのまんま宇宙にも行けますよ体ひとつで!
手ぶらでOK!!
宇宙に行ったら行ったで、宇宙戦艦に体当たりして沈めたわい!!
スーパーマン並みの威力をお持ちの女でした。
出演者は、さすがに豪華ですよ、ジュード・ロウとかアネット・ベニングとか出てますし。
アネット・ベニングも〜、ダッサい服を着ちゃったネ!(←ああまた服の話題)
さぞやお辛かったことでしょう、アラ還でそんなバカみたいな服を着るのは!!
小さめの役でジャイモン・フンスーも出てきましたよ。
そのうち、巨大化して暴れるのかと期待してましたけども。
まさかの「その他大勢」扱いのまま終了〜!
「アベンジャーズ」シリーズから、サミュエル・L・ジャクソン演じるニック・フューリーと、クラーク・グレッグ演じるフィル・コールソンが、若い姿で出てきて、うれしかった〜。
全体的にはパッとしない作品でしたけども、「アベンジャーズ」シリーズの新作「アベンジャーズ/エンドゲーム」の前に観ておかなくてはならない作品なんですよね〜。
もはや観ておくことが義務なんですよ!
本編が始まる前には、亡くなったスタン・リーへの追悼映像が。
短い映像でしたけども、愛がいっぱいで涙が出てきたわい。
ああ爺さん!
この作品の中で、最も感動できた場面でした。
Marvel's Captain Marvel: The Art of the Movie
- 作者: Eleni Roussos
- 出版社/メーカー: Marvel
- 発売日: 2019/03/05
- メディア: ハードカバー
「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」は男優もなかなか。英国系の若手に注目〜。 [映画写真日記]
いや〜、スコットランドの女王と、イングランドの女王が腹を探り合う映画「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」な〜。
楽しみましたけども。
『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』オリジナル・サウンドトラック
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Universal Music =music=
- 発売日: 2019/02/20
- メディア: CD
こちらのお写真が、イングランドの女王役マーゴット・ロビーと、スコットランドの女王役シアーシャ・ローナンちゃんのツーショット。
う〜ん、ステキです。↓
イングランドの女王を抱いていた青年役は、ジョー・アルウィンが演じてましたけども。↓
ジョー・アルウィンは、「女王陛下のお気に入り」にも出演していたんですよね〜。
2大「女王もの」を制覇ですよ!
確かに、昔の貴族とか、そういう顔をしているんですよね〜。
こちらのお写真は「女王陛下のお気に入り」出演時のジョー・アルウィン。
エマ・ストーンを抱いていた、というか〜、エマ・ストーンに抱かれていたという感じの役でしたな。↓
で。
ジョー・アルウィンって、私生活ではテイラー・スウィフトを抱いてるんですね!
私生活でも「女王」を抱いてるんですよ!(*2019年3月現在)
こちらのお写真が、おデート現場。
まずは海へ!↓
そして山へ!↓
街でも!↓
テイラー・スウィフトって「抱かれたら終わる」タイプなのでしょうか、男性と交際しても大抵2〜3カ月で破局しますけども。
ジョー・アルウィンとの関係は、なんと1年以上も続いているという。
奇跡のボーイフレンド、それがジョー・アルウィンなのです!
「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」劇中には、牧師さまが出てきましたけども。↓
演じていたのは、ドラマ「ドクター・フー」のドクター役でおなじみのデイヴィッド・テナントだったんですね!
枯れたビジュアルだったので、全く気付きませんでしたけども。
デイヴィッド・テナントも若いと思っていたけれど、実際はもうアラフィフだったんですね〜。
こちらのお写真は、プレミア会場にやってきたデイヴィッド・テナント。↓
大人の男優といえば、ガイ・ピアースなんかも出ているのですが。
貴族の1人を演じていたのが、ドラマ「ダウントン・アビー」のベイツ役でおなじみ、ブレンダン・コイルさんでした。
「ダウントン・アビー」では使用人役でしたけども、今回は貴族役ということで感無量〜。
出番は少なかったですけどね〜。
こちらのお写真がブレンダン・コイルさん。↓
スコットランド女王の再婚相手役は、人気が出そうでいながら、まだ十分に人気が出ていない英国男優ジャック・ロウデンでした。
「2代目トム・ヒドルストン」という感じですよね〜。↓
というわけで。
「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」は、若手男優にもご注目いただきたい。
とくに、テイラー・スウィフトを1年以上も抱いているジョー・アルウィンのことを!
こちらのお写真は、スコットランド女王の兄役ジェームズ・マクアードルと、ジャック・ロウデンに挟まれて興奮状態のシアーシャ・ローナンちゃん。
キツネでも憑いているかのようですな〜。↓
「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」★★★ [映画日記]
年をとると「歴史もの」がたまらんわな。
落ち着くわい!
イングランド女王エリザベスI世と、スコットランド女王メアリー・スチュアートの愛憎を描いた作品ですけども。
主人公はメアリー・スチュアートの方。
若くて、かわいい方!
今回の作品では、男社会の中でも自分の意見を曲げず、何事にも偏見を持たず、同性愛についても寛大、という、なんともイマドキ感あふれる、先進的な女性として描かれているメアリーさんですけども。
殺伐としていながらも、チヤホヤされている生活環境だし、本当はもっとズルくて、気の強い女性だったんじゃないのかな〜。
エリザベスI世のことが邪魔で仕方がなかったようですし。
どっちかっていえば、悪役の方が似合う人だったんじゃないかな〜、本人に会ったことないから知らんけど〜、と思いながら観てました。
今回は、良い人の部分と、悪い人の部分の配合バランスがイマイチで、態度がコロコロ変わったように見えたところは残念でした。
気の毒だと思ったところは、メアリーさんに結婚運が全くナーーイ!
つまり、男運が一切ナーーイ!!
選んだ男、選ばれた男、全てがハズレ。
「どうしてよりによって、その男をお選びなすった?星の数ほどいる中で!」…と思ってしまいました。
とくに、最初の再婚相手がボンクラすぎた。
自分で選んだ男なのにねぇ。
目が節穴だったわな!
やることなすこと、全て裏目裏目のメアリーさんでした!!
対するエリザベスさんは、基本的に受け身です。
メアリーさんからの手紙に書かれた要望を、受け流してみたり、応じたり。
そのうち疲れたエリザベス。
「もうメアリーのことなんてどうでもいい。めんどくさい」みたいな、ヤル気のない態度に。
仕事をほったらかして手芸に没頭!
手芸女ですよ!!
男社会にもまれているのは、エリザベスも同じ。
「男社会に馴染みすぎて、もはや私は男になった。おとこ女よ!」とのたまったときは、「エリザベスさんも大変だな」と思いました。
メアリー役を演じたのはシアーシャ・ローナンちゃんですよ。
スコットランドの女王、と言われれば、そんなふうな顔に見えますな〜。
今回の作品は、シアーシャちゃん出演作品の中では、最もアダルト。
生んでたしね、お子を!
これまでの出演作でもシアーシャちゃんには「抱かれシーン」がありましたけども。
今回は、より一層、幅広い趣向で抱かれたわい!
そして、シアーシャちゃんの「透け乳」を見た気がしたけども、気のせいか?
幻の乳ですよ!
エリザベス役はマーゴット・ロビーですけども。
これまでマーゴットが演じた役の多くは、攻め感のあるキャラクター。
個性爆発女でしたけども!
今回の役も、まー個性はある。
化粧だけは濃い!
しかし、なんとも落ち着いた、どっしり構えた感のある女王役で、これは、今まで見てきたマーゴットとは全然違う〜。
いつの間にやら、立派な女優におなりだよ〜。
まるで赤木春恵さんの演技でも見ているかのようでした。
『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』オリジナル・サウンドトラック
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Universal Music =music=
- 発売日: 2019/02/20
- メディア: CD
「シンプル・フェイバー」地味ながら人気者がズラリ。出演者を大体紹介。 [映画写真日記]
いや〜、失踪したママ友を探すミステリー映画「シンプル・フェイバー」な〜。
とっても楽しかったですけども。
A Simple Favor - Un pequeño favor (Spanish Edition)
- 出版社/メーカー:
- メディア: Blu-ray
ブレイク・ライヴリーが演じているクール系主婦。
暮らしているお宅は、生活感ナーイ!
さては片づけてもらってるね、ダスキンさんに!
ブレイク・ライヴリーを抱いているのは、大ヒット映画「クレイジー・リッチ!」で一発当てたヘンリー・ゴールディングですよ。
今回は石田純一的なポジションに。(←古いですか)↓
売れっ子ファッションデザイナー役は、なんとドラマ「ホームランド」で地道にコツコツ活躍していたルパート・フレンドでした。
高いお洋服を着ているのですが、少々「着させられてる感」が漂ってます。↓
アーティスト役は、アカデミー賞作品「グリーンブック」でステキな奥さん役を演じていたリンダ・カーデリーニさんでした。
こんな尖がった役もやれるんですね〜。
こちらのお写真、左が「グリーンブック」、右が「シンプル・フェイバー」出演時。↓
ママ友役の1人は、名前は知らないけども、ゲイ要員として時々見かける、このお方。
名前はアンドルー・レイノルズというのだそう。
アンドリューじゃありませんよ、アンドルー!↓
主役アナ・ケンドリックの夫役は、どこかで見たことがある、と思ったら、映画「フィフティ・シェイズ」シリーズで、ダコタ・ジョンソンを脅していた役の人でした。
どうやら「危険な男」役がオハコのようです。
アナ・ケンドリックの兄役も、どこかで見たことがある、と思ったら、ドラマ「新・ビバリーヒルズ青春白書」に出ていたダスティン・ミリガンなんですね〜。
どこか、嵐の二宮くんっぽい表情をなさるお方ですな。
こちらのお写真、左が「フィフティ・シェイズ」シリーズ、右が「新・ビバリーヒルズ青春白書」出演時。↓
あとは、あらゆる海外ドラマで、ホントよく見かけるお方。
ジーン・スマートさんも出てました。
海外ドラマ界の大物女優ですよ!
ジーン・スマートさんは、いつも髪型のトップがふんわりしているんだよね〜。
さては、高級なレディスアデランスを乗っけてるね!↓
ここからはプレミア会場でのお写真。
ブレイク・ライヴリーとアナ・ケンドリックとのツーショット特集〜。
2のファッションは同じ世界観でありながら、色と形にカブリがありませんな。
さては2人で相談して決めてるね。↓
こちらは別会場。
劇中で演じたキャラクターのイメージに合わせたかのようなコーディネイトですな。
ステキです。↓
こちらも別会場。
華やかですな、踊りに行くのかもよ、デスコに!↓
こちらも別会場。
ブレイク・ライヴリーはパンツスタイルも似合いますな〜。↓
ブレイク・ライヴリーは、現実感のないお洋服もバッチリ着こなしてます。
アナ・ケンドリックのメイクの感じ…もしかしたら「若かりし頃の黒柳徹子」役もいけるかも〜。(←外人ですが?!)↓
こちらのお写真は、レッドカーペット入場時。
興奮なすってます。↓
こちらは別角度。↓
あらま。
お口の奥の、突き当りまで見えちゃったわな。↓
「シンプル・フェイバー」★★★☆ [映画日記]
*ネタバレはありません。
テーマはママ友の闇ですよ、ママ友の欲!
若手役で活躍していたアナケンが、ついに子持ちの役〜。(←アナ・ケンドリック)
あの子も、ひと山越えたわな!
誰からも好かれて、家事も子育てもこなすという、かわいい主婦を演じているアナケン。
ちょっとイメージは森尾由美みたいな感じですよ!(←古いですか)
家庭より仕事優先、髪型もオシャレもバッチリで、アナケンの役と正反対の主婦役を演じているのがブレイク・ライヴリーですよ。
クール系主婦ですよ、萬田久子みたいな!(←もっと古いですか)
ブレイク・ライヴリーのファッションがキラキラしています。
「袖が手首にしかないシャツ」とか着てますよ!
「それ、普段着なんですか?自分で袖を切ったんですか?裁ちばさみで!」と思ってしまいました。
そんな水と油みたいな2人のママが出会い、交流を深めていくうちに、ブレイク・ライヴリーが演じるクール系ママが失踪してしまう、という展開。
ミスリードさせるストーリーも上手で、最後まで謎解きの楽しさが持続。
コメディ作品が得意な人が監督をしている、ということで、たまに笑えるミステリー作品に仕上がっておりました。
基本的に、アナケンが独自に失踪事件を解明しようとするお話。
子育てで疲れている様子もないし、潜入捜査も完璧。
状況に応じて、YouTubeみたいな動画サイトを巧みに使う、など、機転も利く子ですよ。
敏腕でビックリしました。
もう刑事になったほうがいいと思う〜「ママ友刑事(デカ)」ですよ!
ブレイク・ライヴリーも、彼女史上で最もキレた演技を披露。
シモネタもOK、事務所の許可が下りてんよ!
ステキなブレイクも、ヨゴレたブレイクも見れて満足〜。
このブレイクのハジけた感じ…。
もしや、ヨゴレ映画「デッドプール」での主演で大出世した実の夫ライアン・レイノルズが影響してるのでしょうか。
夫から「お前も少しヨゴレたほうがいい。そのほうが売れる」と囁かれたのかもよ、ベッドで!
ピロートークですよ、金儲けの!!
ボクちゃん、ブレイク・ライヴリーのことは大好きですけども、アナケンよりも。
こうしてスクリーン上で、改めてアナケンとブレイク・ライヴリーの共演場面を観ると、発声、振る舞い、迫力など、総合的に「映画映え」するのはアナケンの方なんですよね〜。
あんだけブレイクが着飾っても、アナケンの魅力の方が上回るという事実。
アナケンの実力を再確認できる作品でした。
底力あんね、あの子!
ブレイクの夫役が、まさかの「クレイジー・リッチ!」の王子様的な役で人気が出た、アジア系男優のヘンリー・ゴールディングでした。
これは大抜擢だと思います、ブレイクを抱いてる役ですから!
ブレイク本人は、アジア系は好みではない。(←そのはず)
2人がチュッチュ、チュッチュする場面は、両者とも、少しぎこちなかった気がします。
チュッチュ、チュッチュする場面では、ボクちゃん、瞬きせずに目を見開いてチェックしてましたから!
「スパイダーマン:スパイダーバース」★★★★ [映画日記]
何このアニメ。
表現が斬新で若——い!
ボクちゃん、タイムマシンに乗って未来に来てしまったのけ?
未来の映画館で、未来人が作ったアニメを観ているのけ?
ああ、自分はもう年寄り。
玉手箱を開けてしまい、瞬時にハゲてしまった昭和のジジイだわさ!
…そんな、置いてきぼりにされたような気分になる、イマドキの技術とセンスがギュウギュウに詰まっているエンターテインメント作品でした。
アメコミ雑誌のページが、そのまんま動いているような映像に目が釘付け〜。
CGだけど、手描き感覚が生きている。
これまでの米国製CGアニメは、「いかに髪の毛1本1本を再現するか。いかに眼球をツヤツヤに仕上げるか。いかに立体感を再現するか」など、写実的な技術を追い求めてましたけども。
そういう路線とは正反対。
「2Dっていいよね」っていう、二次元路線が逆に新鮮。
雑誌売り上げ低迷の時代に、「印刷物バンザイ」みたいな路線ですよ、「チラシバンザイ」みたいな!
音楽の選び方や使い方も若々しくて、なんかまぶしかった〜。
その若さのエキス、数滴でいいから分けてほしいくらい!
分けてもらえたら、すぐさま顔にハタき込みますから!!
「アベンジャーズ」チームに所属しているはずのスパイダーマンが主人公なのですが。
「アベンジャーズ」を製作している会社とは別のライン。
別会社ですよ!
だから、「アベンジャーズ」チーム内のスパイダーマンとは、全く違うものを作らなくてはならない。
しかし、スパイダーマンらしさは残さなくてはならない…。
そんなハードルの高いオーダーに、見事に対応している制作陣。
クリエイティブ魂を保ちながら、そんな大人の仕事をやりきったところも素晴らしいです。
「アベンジャーズ」との差別化を図るためか、そもそものスパイダーマンである主人公ピーター・パーカーが死んだ世界が舞台ですよ。
大胆に原作をおイジリだよ!
「ピーター・パーカーなんて、もう古い」みたいな、「アベンジャーズ」への対抗心もありながら、しっかりとピーター・パーカーに対してのリスペクトもある。
うまいこと作り上げているお話。
練り上げてんよ!
そして、今回の主人公は黒人の男子中学生、っていうところが小憎らしい。
空前の「黒人もの」ブームに、ちゃっかり便乗〜。
しかも、男子中学生の叔父役声優がマハーシャラ・アリさんだという。
ただいまハリウッドで無敵の助演男優様が、こんなところにまで出たーーっ!
そして、男子中学生がヒーローぶる様子は「中学生円山」をほうふつでした。
キャラクターデザインも自由すぎる〜。
間違いなく、制作スタジオの職場は服装自由〜!
物語の中盤で男子中学生と行動を共にする日系美少女ペニー・パーカーが、日本のアニメ風2次元デザイン。
ペニー・パーカー1人だけセル画風で、浮きっぷりがスゴイです。
ついつい目がいってしまう子。
何か光るものがある子!
彼女の見た目は「じゃりン子チエ」をほうふつでした。(←古いですか)