「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」★★★ [映画日記]
恐竜映画の大ヒット・シリーズが、遂に完結〜!
いろんな種類の恐竜が出てきて、楽しいです。
大きさも様々だし、バラエティ感のある恐竜たち。
この映画は恐竜のパーティBOXですよ、もらってうれしいカルピスの詰め合わせみたいなもん!
でっかい恐竜同士が戦う場面などもあり、もはや「ゴジラ」映画でも観ている気分になりました。
クラシック・シリーズ「ジュラシック・パーク」で見せた、「DNAから恐竜を復元する」という科学的なリアリティは、もはや皆無ですね、別にいいけど。
人を襲ってくる「刺客タイプ」の恐竜が、怖くてオモローい。
あの子たち、目つきからヤバめですから。
放っています、「チンピラ以上」のオーラ!
「目を合わせないほうがいい人」みたいな恐竜でした!!
恐竜パートは充実しているのですが、人間パートは「お飾り」程度になってますね。
とくに、子供パートは必要性を感じませんでしたけども。
「お子様客の食いつき要素」として、子供パートは外せないのでしょうね。
主演の男女クリス・プラット&ブライス・ダラス・ハワードも、今では、どうでもいい存在に。
2人とも、毎日ブラブラしています。
いつ恐竜に食われても、とくに差し支えない状況でした。(←主人公ですが?!)
クリス・プラットの役は、普段のクリプラとは完全に別人の、超・二枚目な男性。
クリプラさん、昔は太っていたのにねぇ。
デブ・タレントだったのにねぇ!(←禁句)
つまり、ブライス・ダラス・ハワード共々、「隙あらば、太る体質」なのですが。
今作では、2人ともシュッとシャープな体型で、「ジムで脂を絞ってきた」感が漂っていました。
余計な脂は、網の下に落としてきてました!(←焼肉かい)
今作は、クラシック・シリーズ「ジュラシック・パーク」の主要メンバー、サム・ニール、ローラ・ダーン、ジェフ・ゴールドブラムが久々に、揃って登場〜。
こんなにワクワクさせてくれる、おじさん、おばさん、他にいませんよ!
しかも、みんな見た目が変わってなくて、うれしい〜。
サム・ニール演じるグラント博士は、相変わらず、ダサシャツを、おじさんジーンズにinするファッション。
30年間、ブレのないダサみが圧巻〜!
ジェフ・ゴールドブラムの髪は白髪になっていましたけども。
ファッションは相変わらず、黒革の背広&黒メガネで、胡散臭さが満点〜。
数学者という設定ですが、普通に「謎の不動産で儲けている人」に見えてました。
ローラ・ダーンは、オシャレでセクシーすぎる〜。
インテリだし、恐竜大好き女だし、ダサ・ファッションで良いと思うのですが、ローラ・ダーン本人は「ダサ女」じゃイヤだったのかな?!
ローラ・ダーン本人は、数年前に、ニコール・キッドマン&リース・ウィザースプーンとドラマ共演して以来、オシャレに目覚めてしまったんですよね〜。
とっても残念です、元々「ダサ女」感を出せる人なのに!(←失礼)
そんなクラシック3人組は、ドラマチックな人間ドラマを見せるわけではありません。
クラシック3人組は、ダンゴになって恐竜から逃げる場面で盛り上げてくれました。
結局は「賑やかし要員」でした!
そのうち、クリス・プラットとブライス・ダラス・ハワードとも合流し、さらにダンゴになって恐竜から逃げまくり〜。
スクリーンいっぱいに、おじさんと、おばさんたちがワラワラ〜!
どんだけ出てくんの、おじさんと、おばさんが?
まるで、父兄参加の運動会〜!!
どなたか1人くらい、恐竜に食われても良かったかな〜、なんて思います。(←コラーッ)
ジュラシック・ワールド 新たなる支配者 [国内仕様 帯/解説つき]
- アーティスト: マイケル・ジアッキーノ
- 出版社/メーカー: Rambling RECORDS
- 発売日: 2022/07/15
- メディア: CD
「死霊館 悪魔のせいなら、無罪。」★★★ [映画日記]
米製ホラー・シリーズ「死霊館」ユニバースの第8作目を、前7作を観てない状態で再生しました。
シリーズを、ただの1本も観ていないんですよ!
別にいいでしょう、「死霊館」ユニバースなんて、どっから観ても。(←失礼)
主に、実在する心霊研究家のウォーレン夫妻をフィーチャーしている「死霊館」ユニバース。
演じているのは、ヴェラ・ファーミガ&パトリック・ウィルソンというのが良いじゃない。
お似合いの熟年・美形カップルに見えてます。
しっくりきてます、「抱いてる」って感じ!
今作の劇中では、夫妻は「高校時代からの付き合い」とのことで、セクシー系でありながらも一途、っていう設定がステキです。
10代〜50代まで、1人の相手を好いてる、っていう!
そんなウォーレン夫妻が、今作で解決する心霊問題は、1980年代に実際に起きた殺人事件にまつわるもの。
殺人を犯した青年が「殺した原因は、自分に悪魔が取り憑いていて、操られていたから」と主張。
一連の騒動を描いた物語になっています。
邦題からも、内容は「心霊×裁判もの」と伺えますけども。
裁判場面は、ほぼありません。
ホラーファンは、裁判なんて見たくないんですよ!
ひたすらウォーレン夫妻が心霊現象と向き合うという、エンターテイメント感バリバリの作風になっています。
米国人は、こういうホラーエンタメを作るのが上手ですよね〜。
恐怖感もケレン味も適度だし、出てくるオバケもダイナミックで楽しいです。
派手ホラーなんですよ!
「さすが、明るいオバケ祭、ハロウィンの国の人だよね」と思いました。
今作は、米製ホラーお馴染みの「エクソシスム」が題材。
米国人は、「悪魔祓い」場面が大好きですよね〜、三度の飯より!
見慣れている「パジャマを着た顔色の悪い子供から、悪魔を祓おうとする神父」の構図も、現代の映像技術でアップデート。
取り憑かれた子供が、手足が滅茶苦茶な方向に折れ曲がって、えっらい不自然な姿勢に。
取っ払っています、関節の概念!
観ながら「すごいね、令和のエクソシストは。昭和のエクソシストは、こんなに曲がらなかった」と思いました。
殺人事件と犯人の主張は実話なのでしょうけども。
その他の、捜査場面とか、関連人物とか、もろもろはフィクション臭〜い。
「脚本家が想像で書いたよね」と思いながら本編を鑑賞していました。
しかし、ベースだけでも「実話」とするだけで、何か重みが増して「観たい気分」になりますよね〜。
もはや実話ビジネスなんですよ!
「ホラー」と「実話」の相性が抜群なのは、全世界の映画に共通していますね。
「パパに教えられたこと」★★★ [映画日記]
ジョン・チョウさん、見えませんよね、50には!(←ジョン・チョウさんに向けた、お世辞調の川柳)
50歳になっても、ハリウッドで仕事が途切れないジョン・チョウさん。
アメリカ人は、ジョン・チョウさんが好きなんだろうな〜、と思います。
西洋受けナンバーワンのアジア人男優(50歳)ですよ!
そんなジョン・チョウさんが主演したハートウォーミング映画が、2022年7月に、amazonオリジナル作品として配信〜。
ひっそりと配信〜。(←「ひっそり」かい)
劇中のジョン・チョウさんは、15歳の1人娘を育てるシングルファーザー役。
序盤にて、お医者さんから余命宣告を受けてしまうジョン・チョウさん。
生きているうちに、娘との交流を深めようと、父娘で自動車に乗り、長距離旅行に出発して始まる物語。
父娘のロードムービーという形態になっています。
日頃から、父は女性を、抱いています!(←ジョン・チョウさんに向けた、夜の川柳)
ああ、シングルファーザーの、知られざる性生活!!
父は、悩みを女性に打ち明けたりしてるし、「なるほど、この映画は父が主人公で、父の目線で見る映画なんだね」と思っていたのですが。
娘は娘で、いろんな男とデートしています。
逢引きですよ!(←死語)
父と娘の2人で回している物語で、エピソードの配分も半々という感じでした。
父世代も、娘世代も楽しめそうなお話でありながら、どっちもパートも、ありきたりな仕上がりになっているのが、惜しい〜。
父はアジア人ですが、娘は黒人っていうのも、どうなんでしょうか?!
「多人種、絡めてます」アピールというか〜。
父娘の世界に、自然に入っていけずに困りました。
「娘が黒人って、つまり養子ってこと?」と思いましたが、物語上で実子と判明。
ジョン・チョウさんが、黒人女性を抱いて出来た子だとよ!
その設定が、この映画の中で1番面白いところでした。
ジョン・チョウさんが(役で)抱いたという黒人女性も、チラッと登場するのですが。
「本当に女優さん?本当に芸能人?素人だよね」と思うくらい、オーラがなくてビックリしました。
こんな目立ち方をする人も珍しいです。
「ワル目立ち」ですよ!
冒頭では、娘による「結末に驚くわよ。知らないわよ」というナレーションが入りました。
のっけから脅されたんですよ!
確かに、衝撃の結末に愕然としました。
本編は2時間弱ほどありましたけども。
「ワシが観た2時間弱は、一体何だったのか」と思うくらいの破壊力でした。
「脚本家が無茶したタイプの映画」になっていました。