「死霊館 悪魔のせいなら、無罪。」★★★ [映画日記]
米製ホラー・シリーズ「死霊館」ユニバースの第8作目を、前7作を観てない状態で再生しました。
シリーズを、ただの1本も観ていないんですよ!
別にいいでしょう、「死霊館」ユニバースなんて、どっから観ても。(←失礼)
主に、実在する心霊研究家のウォーレン夫妻をフィーチャーしている「死霊館」ユニバース。
演じているのは、ヴェラ・ファーミガ&パトリック・ウィルソンというのが良いじゃない。
お似合いの熟年・美形カップルに見えてます。
しっくりきてます、「抱いてる」って感じ!
今作の劇中では、夫妻は「高校時代からの付き合い」とのことで、セクシー系でありながらも一途、っていう設定がステキです。
10代〜50代まで、1人の相手を好いてる、っていう!
そんなウォーレン夫妻が、今作で解決する心霊問題は、1980年代に実際に起きた殺人事件にまつわるもの。
殺人を犯した青年が「殺した原因は、自分に悪魔が取り憑いていて、操られていたから」と主張。
一連の騒動を描いた物語になっています。
邦題からも、内容は「心霊×裁判もの」と伺えますけども。
裁判場面は、ほぼありません。
ホラーファンは、裁判なんて見たくないんですよ!
ひたすらウォーレン夫妻が心霊現象と向き合うという、エンターテイメント感バリバリの作風になっています。
米国人は、こういうホラーエンタメを作るのが上手ですよね〜。
恐怖感もケレン味も適度だし、出てくるオバケもダイナミックで楽しいです。
派手ホラーなんですよ!
「さすが、明るいオバケ祭、ハロウィンの国の人だよね」と思いました。
今作は、米製ホラーお馴染みの「エクソシスム」が題材。
米国人は、「悪魔祓い」場面が大好きですよね〜、三度の飯より!
見慣れている「パジャマを着た顔色の悪い子供から、悪魔を祓おうとする神父」の構図も、現代の映像技術でアップデート。
取り憑かれた子供が、手足が滅茶苦茶な方向に折れ曲がって、えっらい不自然な姿勢に。
取っ払っています、関節の概念!
観ながら「すごいね、令和のエクソシストは。昭和のエクソシストは、こんなに曲がらなかった」と思いました。
殺人事件と犯人の主張は実話なのでしょうけども。
その他の、捜査場面とか、関連人物とか、もろもろはフィクション臭〜い。
「脚本家が想像で書いたよね」と思いながら本編を鑑賞していました。
しかし、ベースだけでも「実話」とするだけで、何か重みが増して「観たい気分」になりますよね〜。
もはや実話ビジネスなんですよ!
「ホラー」と「実話」の相性が抜群なのは、全世界の映画に共通していますね。
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