「ドクター・ドリトル」★★★ [映画日記]
「アベンジャーズ」シリーズを卒業し、ボクちゃんの中では神化したロバート・ダウニー・Jrですけども。
もしもロバート・ダウニー・Jrが目の前に現れたらば、かしずく心構えですよ!
あのお方が、お次は、どんな作品をお選びになるのかと思ったら。
まるでディズニー映画みたいな、家族向けアドベンチャー作品をチョイスなさいました。
演じる役は、動物と話ができて、軽妙な動きをする獣医ドリトル先生。
ジョニー・デップみたいなメジャー路線をお選びなすった!
まだ当分は、お稼ぎなさいます!!
しかし、その演技は、なんとなく力が入ってないような…。
腑抜けているような!
きっと「アベンジャーズ」での疲れが取れきってないのでしょう。
ゆっくりしてほしいです、バブ入りのお風呂にでもつかって!
劇中で、ドリトル先生の周辺にいるのはCG製の動物ばかり。
相当ガヤガヤしています、ガヤ芸人みたいに!
ドリトル先生が動物と話ができる、という能力は「鳴き声を翻訳してるのかも」と思って、なんとか理解しましたけども。
なぜか虫やタコとも話が可能!
鳴かないのに、なんで?
もはやテレパシーの域でした!
原作の特徴を取り入れるためか、セリフが海外の児童文学っぽい不自然さで、物語の展開も唐突。
終始、ダニー・エルフマンのファンタジックな音楽が鳴りっぱなしで、こわい夢を見せられているよう。
まるで子供向けのドラッグムービーですよ!
なかなかの怪作に仕上がっていたと思います。
登場人物はおじさんが多い〜。
メインの人間キャラに、年頃の美女はおりません。
もはや、おじさんと動物のコラボ映画!
ドリトル先生のライバル役はマイケル・シーンで、海賊王役はアントニオ・バンデラスという、なかなか良いところを突いたキャスティングになってました。
動物の声役は、大物スターが集結してたんですね〜、ほとんど気づきませんでしたが。
見えないところにカネをかけているんですよ。
穿いてるブリーフにカネをかけているようなもん!
オウム役がエマ・トンプソンというのは、声を聞いてピンときましたよ、特徴があるので。
あと犬役がトム・ホランドというのも、ピンときました。
今回のキャスティングは「アベンジャーズ関連役者を排除」の傾向が見られましたが、トム・ホランドだけは別格みたいですね。
ひいきされてるよね〜、あの子!(←後ろ指をさしながら)
「アベンジャーズ」劇中の、ロバート・ダウニー・Jrとトム・ホランドの師弟関係にはファンが多いので、「客寄せ配役」なのかもしれません。
客寄せパンダ役ですよ、動物映画だけに!
「アベンジャーズ」が大好きなボクちゃんとしては、全動物を「アベンジャーズ」キャストでやってもらっても良かったな〜。
シロクマ役はクリス・ヘムズワースとかで問題ないし〜!
今作では、怖いトラ役がレイフ・ファインズなど、イメージ通りのボイス・キャスト例もありましたけども。
キツネ役がマリオン・コティヤールだったとはビックリ。
そんなに出番なかったキツネ。
今回のティヤールは、もったいない使われ方をされてました。
アヒル役にかえてあげたかったです。(←大差ありませんか)