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「デッド・ドント・ダイ」★★☆ [映画日記]

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ジム・ジャームッシュ作のゾンビ映画ですけどもユルーい!
 
あまりにも空気感がユルすぎて、本編が始まって、わずか2分で眠くなってしまいました。
 
わたくし、どんな映画を観ている時も、途中で必ず眠くなりますエッヘン!(←もっと恥じて)
 
しかし、大抵の場合物語の中盤にもなれば目も覚めてくるものですよ。
それが今作の場合は、最初っから最後まで眠かった。
 
ぶっとおしですよ!
 
話の途中、不思議系の女性役でティルダ・スウィントンが出てきて、柔道着姿で日本刀を振り回す、という楽しい場面もありましたけども。
 
それでもまだ眠かった〜。
 
ティルダ・スウィントン様が、おちゃらけてくださったのにまだユルいとは〜!
 
米国の田舎町で、ゾンビと警官が戦うお話でしたけども。
 
こっちは睡魔と戦っていたのでした。
 
観終わって、映画館を一歩出たとたんに眠気スッキリ、何なのコレ〜!?
 
奇妙な戦いを体験いたしました。
 
近年のジム・ジャームッシュ作「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」と「パターソン」がすごく好きだったから、今作も期待しすぎてしまいました。
冷静に考えてみたら、本来、ジム・ジャームッシュの作風は眠い系。
 
映像の子守唄!
 
低テンションは本来のジム・ジャームッシュ風味だから、眠い映画で正解なのでしょうね。
 
今回の特徴は、本格的なコメディ作品というところ。
 
ジム・ジャームッシュも今は67歳。
 
大オジン!
 
繰り出してくるオヤジ・ギャグにも、なかなか笑うことができずに困りました。
 
せいぜい苦笑い!
 
2人の警官役ビル・マーレイとアダム・ドライバーの会話中「ジムの書いた脚本がさ〜」みたいな、ジム・ジャームッシュ本人を引用したギャグが出てきたときはビックリしました。
 
ジム・ジャームッシュ流の内輪ネタですよ!
 
思い切ったギャグでしたけども、まー何というか。
 
スベってたわな!
 
しかし、こういうのも新鮮。
これまでのジム・ジャームッシュ作には無い味わいでした。
 
また、スター・ウォーズなどアメリカの映画や音楽を引用してゾンビ映画に組み込むという、いかにもなアメリカ的・カオスでおバカな世界観を、アートなジム・ジャームッシュが作り出したと思うと、微笑ましい気分になりました。
 
「ジム・ジャームッシュのユーモア」という、新ジャンルの悪夢でした。
 
 
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