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「ヘルボーイ」★★★ [映画日記]

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映画「ヘルボーイ」といえば、2004年のギレルモ・デル・トロ監督作が好きでしたので。


「今回のリブート版も愛せるかな。愛でることができるかな」と心配してましたけども。


リブート版はリブート版で良い感じでした。


こっちこっちで、上手くやったんですよ!


2004年作にはオタク感がありましたけども、リブート版はエンターテインメント性の方を押し出して、派手に仕上げてました。


同じくアメコミが原作の「アベンジャーズ」シリーズみたいな明るい作風じゃございません。

暴力性も、スプラッター場面もあるし〜。大人向けの「アクション・ホラー」というジャンルを貫いているところが素晴らしいです。


儲かりそうもないことを、わざわざやってくれてるんですよ!


2004年作に引き続き、原作者マイク・ミニョーラが監修しているからでしょうか、クリーチャーの造形も気色悪くてカッコいい〜。


キショ・カッコいいんですよ!


とくに、物語の後半に出てきた、ワケの分からない巨大なモンスターのデザインが、「エヴァンゲリヲン」の使徒みたいな不思議感。

出番が少なくて残念〜。


もっと見たかったな〜、あの子たちを!


2004年作で主人公ヘルボーイを演じたロン・パールマンがハマっていたから、「他の男優が超えることはできやすまい。ロンパーさんを」と思ってましたけども。


ドラマ「ストレンジャー・シングス」で出世した男優デヴィッド・ハーバーが演じるヘルボーイも形になっています。


その顔に、悪魔メイクが似合っている。


地獄映えすんの!


「その顔で生まれて良かったね、良い意味で」と思いました。


超常現象の調査員ヘルボーイはキャラクター性が抜群〜。


性格が理性的でお優しいです、見た目は完全に昔話の赤鬼ですが!


日本人としては、節分に豆を投げつけたくなる姿ですけども!!


怪力を発揮することもあれば人情には弱い、みたいな二面性がたまりません。

身長は2メートル以上もある巨漢のヘルボーイですが、佇まいや歩き方は子どもみたいでカワイイです。


米国のキモ・カワ・キャラなんですよ!


改めて「ヘルボーイっていいよね」と思いました。


そんなヘルボーイのアクション・シーンが、ものすごく多く、いちいちCGが合成されていて、映像処理にはカネがかかってそう〜。


そのかわり、味方側のメイン・キャラクターを演じる役者は「テレビ上がり」のみ。


キャストは激安で済ませたわい!


そんな中で唯一、敵の大ボス役がミラ・ジョヴォヴィッチというスター様。


唯一おカネをかけた人材ですよ、一点豪華主義!


ミラは体を寸断されても死なないという、悪の女王様役。


同ジャンルで活躍していた女優、ファムケ・ヤンセンのポジションを受け継いだ状態。


「悪のB級女王役をオハコにして、今後10年の女優人生は安泰」…そんな開き直り方でした。




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