「アメリカン・ホラー・ストーリー:カルト」観終わった。社会派ホラーというテーマが新鮮すぎる〜。 [海外ドラマ日記]
いや〜FOXで放送された「アメリカン・ホラー・ストーリー:カルト」な〜。
先日、全11話を観終わりましたけども。
これまでの「映像インパクト重視」だった「アメリカン・ホラー・ストーリー」シリーズとは、ちょっと違う。
なんと社会派〜!
企画会議で「トランプ政権だなんて、それこそ本当のアメリカン・ホラー・ストーリーだよね」という発言でもあったのでしょうか。
なんと2016年の米大統領選など、政治観を大きく取り入れた物語。
「トランプなんて大っ嫌い!…という嫌悪」と「恐怖」の関係性と、「政治」と「カルト」の関係性を同時に描くという、野心的なドラマに仕上がってました。
最終回まで観終わったとき「あ〜おもしろかった」という感想にはなりませんでしたけども、試みはスゴイと思いました。
確かにアメリカを表現したホラー・ストーリーでした。
これまで「アメリカン・ホラー・ストーリー」シリーズを引っ張ってきたジェシカ・ラングやキャシー・ベイツが不在の今作。
ババアが不在なんですよ!
そのかわり、これまで若手要員だったエヴァン・ピーターズがメイン・キャラクターとして大活躍〜。
はりきってました。↓
これまで名脇役だったサラ・ポールソンも、実質主役に昇格〜。↓
サラ・ポールソンって売れたわな。
映画「オーシャンズ8」では、レギュラー・メンバー入りしてますよ。
こちらのお写真がその8人で、「緑の蛍光ペン」みたいに光っているのがポールソン。↓
サラ・ポールソンが出演している映画で楽しみな作品は、本国で2019年に公開予定のM・ナイト・シャマラン監督作「グラス」(原題)ですよ。
なんと、ジェイムズ・マカヴォイが主演した2017年の映画「スプリット」の続編ですよ〜!
「アメリカン・ホラー・ストーリー:カルト」でサラ・ポールソンのパートナー役を演じたのがアリソン・ピルですけども。
なんとなく見た目がエレン・ペイジをほうふつ〜。
もしかして、最初にエレン・ペイジに役を発注したけど断られたとか?
その代役とか、かな?↓
アリソン・ピルの実生活での夫は、映画「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」でデビューしたジョシュア・レナードなんですね!↓
ちなみにジョシュア・レナードは、今、スーパー!ドラマTVで放送されているドラマ「スコーピオン」に出てますな。
地道に稼いでますな、ご夫婦で!
こちらのお写真が「スコーピオン」出演時の旦那。↓
サラ・ポールソン宅に子守として入り込んでくる女性役を「どっかで見たことがある」と思ったら。
キャリー・フィッシャーの実娘ビリー・ラードなんですね!
映画「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」などにも出演しているビリー・ラードですが。
テレビの方が個性と味が良く出ています。
アンタ絶対テレビ向き〜!↓
物語の中では、時々、脈々と続いているアメリカのカルト史がフラッシュバック映像として挿入されるのですが。
アンディ・ウォーホルを狙撃したバレリー・ソラナス役を演じたのがレナ・ダナムってオツな味〜。
この役は1996年の映画「I SHOT ANDY WARHOL/アンディ・ウォーホルを撃った女」ではリリ・テイラーが演じてましたな。
こちらのお写真は今回のレナ・ダナム版。↓
シャロン・テイト事件も超・過激に描かれておりました。
シャロン・テイト役を演じたのはレイチェル・ロバーツですよ。
2002年の映画「シモーヌ」のシモーヌ役のお方ですよ!
こちらのお写真はシャロン・テイトを演じている時。↓
「シモーヌ」以降、「ガタカ」などのアンドリュー・ニコル監督作品に出演しているレイチェル・ロバーツ。
なんでかと思ったら、レイチェル・ロバーツってアンドリュー・ニコルの嫁だったんですね!
「シモーヌ」が縁で結婚したんですよ、シモ婚〜!!
こちらのお写真は、ちょっとお疲れ気味アンドリュー・ニコルです。
嫁がモデル系って、結構大変だと思う~。↓
*FOXでの「アメリカン・ホラー・ストーリー:カルト」番組情報はこちら。↓
7月16日から再放送開始~。
「パンク侍、斬られて候」★★★ [映画日記]
コメディ時代劇ですよ、ハチャメチャおふざけ江戸時代~!
てっきり宮藤官九郎さんのオリジナル脚本なのかと思っていたのですが。
町田康さんの小説が原作だったんですね。
そう言われてみれば、官九郎さんぽくない、シュールでアバンギャルドな世界観でした。
なんとなく、わずかにアレハンドロ・ホドロフスキー調というか~。
スゴイ世界観けど売れなさそうというか~!
ライトな客層には難易度が高いかもしれません。
官九郎さん独自のストリート感あふれるセリフ回しは健在でしたけども、笑いは少しスベり気味かな。
それでもオモシロおかしく見せている役者さんの振り切った演技が素晴らしかったです。
窮地に立たされると気絶してしまう侍役の染谷将太くんがオモローイ。
いちいち「キャン!」という悲鳴を上げて気絶するところがオモローイ。
失神芸ですよ!
染谷くんが裸になる場面もありましたが、全く鍛えていないユルんだ体が、またオモロかったです。
カルト集団のリーダー役を演じた浅野忠信さんも裸になってましたけども。
浅野さんの場合、ご先祖に白人がいるためか、ユルんだ体でありながらも、どこかガッシリしている印象なんですよね~。
血筋ですよ!
生粋のアジア人には勝てぬ体。
さすが「マイティ・ソー」シリーズでケイト・ブランシェットと戦う役を演じたお方ですよ、負けて死んだけど!
正論しか言わない殿様役で、東出昌大さんも出てますけども。
大根役者のあの子ですよ!(←禁句)
それが、今回も見事な使われ方で味を出してる東出さん。
活かされてます、棒読み!
大根役者って使えない素材なのかと思ってましたけども。
近年の東出さんの活躍ぶりを見ると、大根役者というものは使い方次第で素晴らしい味を出すものなのではないか、そんなふうに思ってきました。
中途半端に個性があって上手い役者よりも、役に染めやすいのではないか。
醤油が染みやすいのではないか、それこそ大根みたいに!・・・そんなふうに思ってしまいました。
殿様の設定も良かったです。
もめている場面で正論を言って場を鎮める、というのが持ち味の殿様なのですが。
確かに場は静まりますが、何か少しシラける、というか。
さっきまで熱かった場が突然つまんなくなる、という、なんともいえない微妙な空気がよく出ていたと思います。
ネット世界でも、意見を言い合う状態になると、ピシッと正論を言って場をまとめる人がいますけども。
「正論さま」ですよ!
今回の殿様は、あんな感じ。
イマドキ感を取り入れる官九郎さんらしい脚色でした。
主人公で、ちゃらんぽらんな侍役を演じたのは綾野剛さんですけども。
今回の綾野さんは、まあまあ普通~。
相変わらず、体臭まで感じとれそうな存在感は流石でした。
綾野さんがフンドシを見せる場面があるのですが。
なんか、すんごく臭そうに思えるんだよね~。(←ホメ言葉)
綾野さんには村上淳さんと戦う場面もあるのですが。
かつての綾野さん出演作「武曲 MUKOKU」では、淳さんの実の息子、村上虹郎くんと戦っていた綾野さん。
珍しい「親子斬り」を実現していたのでした。
「アメリカン・アサシン」★★★ [映画日記]
スパイ・アクション作品ですけども。
主演はディラン・オブライエンですよ。
迷路映画「メイズ・ランナー」シリーズ3作で迷い続けていたあの子ですよ、エンタメ界の迷い子!
そんなディラオブが「メイズ・ランナー」シリーズ卒業を見越し、新たな演技路線を模索すべく製作された(であろう)今作。
探し回ってるんですよ、新しい稼ぎ口!
ヤング向けだった「メイズ・ランナー」に比べると、「アメリカン・アサシン」は大人のお味でした。
大人のベロに合う、がめ煮のお味ですよ!
物語も、ディラオブが美女にプロポーズする場面から始まりましたから。
すでに女性に恋する時代は済んでるんです、抱き終えてんですよ!
その場面でのディラオブは水着姿でしたけども。
海パン穿いて出てきたんですよ!
どうやらディラオブの髪質は剛毛。
ヘソ毛がスゴかったです!
あまりにヘソ回りが黒々としているから、腹に焼き海苔でも貼りつけてんのかと思いました。
韓国海苔ですよ!
監督は、社会派サスペンス・ドラマ「HOMELAND」を手がけた人ということで、確かにそんな感じの空気感。
テロリストをCIAエージェントが追う、っていうシチュエーションも「HOMELAND」っぽかったです。
アクションシーンは「ボーン」シリーズみたいに硬派で、ディラオブが大人のアクション・スターへの道を歩き出したことを実感〜。
劇中で、走っている車にわざとぶつかって痛がり、その車を乗っ取る、という、ずる賢い演技も披露したディラオブ。
コスい演技もお上手!
ズバ抜けてました、当たり屋としての能力も!!
ディラオブの指導者役はマイケル・キートンですよ。
師匠役ですよ、JACでいえば千葉真一!
しかしキートンがあんまり強そうに見えなかったのが少し残念でした。
ちょっぴり動きがノロく見えました。
ノロマ先生でした!
この役はキビキビ動くジェイソン・ステイサム等が演じた方が様になるのでしょうけども、それだと仕上がりがB級っぽくなりますしね~。
ディラオブが追うテロリスト役を演じたのがテイラー・キッチュですけども。
ディラオブとキッチュの顔面系統が同じなんですけど~。
印象が似てる2人なのですが、おすぎとピーコみたいに!
これは、ディラオブの役にとっては、もう1人の自分と戦っている、という意味合いだったのかな。
もしくは、未来の自分と戦っている、という意味合いとか。
そう思えば、奥深さを感じる配役でした。
彫りも深けりゃ、意味まで深い面でした。
「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」独特の銃の撃ち方「ハンソロ撃ち」にシビれた! [映画写真日記]
いや〜「スター・ウォーズ」シリーズのスピンオフ映画「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」な〜。
とっても楽しかったです。
ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー オリジナル・サウンドトラック
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: WALT DISNEY RECORDS
- 発売日: 2018/06/27
- メディア: CD
若かりし頃のハン・ソロが銃を構える姿勢にシビれたわい。
その独特の構え方、昔も今もお変わりないよ!↓
ハン・ソロといえば、愛機はミレニアム・ファルコン号ですけども。
昔は新品同然だったんですね〜。
外装もシュッとしていてカッコいい〜。↓
内装はこんな感じ。
その椅子、いっぺんでいいから座ってみたい。↓
本家「スター・ウォーズ」シリーズでのコクピットは、こんな感じ。
役者さんたちが、みんなキレイ。↓
「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」でのコクピットはこんな感じ。
部品の形とか、本家を再現していて感動〜。↓
新キャラ、リオ・デュラントの声は、映画「アイアンマン」シリーズの監督などでおなじみの、ジョン・ファヴローだったんですね〜。↓
ハン・ソロの悪友ランド・カルリジアン役はドナルド・グローヴァーが演じております。
ドナルド・グローヴァーは、ドラマ「アトランタ」の製作・主演で高評価を得たお方。
ハン・ソロ役のオールデン・エアエンライクも独自に作品製作をしている、ということで。
キャスティングには、クリエイト力の強い人材が揃ったわな。
長引く撮影にも、文句を言わない人材ですよ!
こちらのお写真は、昔と今のランド&ハン。↓
ヒロイン役は、エミリア・クラークが演じておりましたけども。
あらゆる「スター・ウォーズ」っぽいお衣装が、ことごとく似合っておりませんでした。(←これはホメ言葉)
「スター・ウォーズ」っぽいお衣装は、ダサい人の方が似合いますからな。↓
実はタンディ・ニュートンも出てたんですね。
このB級感がたまりません。
まるで「女囚シリーズ」ですよ!↓
こちらのお写真は、プレミア会場に現れたタンディ・ニュートン。
お連れの方は誰だか知らないのですが、まるで「スター・ウォーズ」の世界から出てきたような方ですな。↓
「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」★★★☆ [映画日記]
*ネタバレはありません。
まさか、こんな日が来ようとは。
「スター・ウォーズ」シリーズの人気キャラクター、ハン・ソロを主人公にしたスピンオフ作品が完成~。
長生きはしとくもんじゃな!
飲んどくもんじゃな、皇潤!!
世界観は確かに「スター・ウォーズ」ですけども。
テンションは明るくて慌しい感じ。
宇宙のドタバタですよ!
作品コンセプトは「宇宙のウエスタン」だそうですが、言われてみれば、確かにそんなノリ。
「スター・ウォーズ」シリーズにありがちな「暗い要素」も少なめでした。
「スター・ウォーズ」シリーズのキャラクターがサプライズ出演するのかな、と思ってましたけど。
「来るのかな?本家の人」と思っていたのですが!
小さなサプライズは、ちょこっとありました。
もうちょっと、大きなサプライズがあっても良かったかもよ。
劇中のハン・ソロは20代。
青二才!
抱いてたガールフレンドと生き別れ、もういっぺん再会して幸せを掴もうとするお話。
もういっぺん抱きたがるお話!
宇宙抱きですよ!!
展開にはスピード感がありました。
さすがお若いわい!
「スター・ウォーズ」の小ネタも散りばめられてます。
バラまかれてんの!
ハン・ソロの相棒チューバッカや、悪友ランド・カルリジアン、愛機ファルコン号との出会いなど、なれそめが充実しまくり~。
トリビアの宝庫~!
スピンオフ作品として「よく出来た感」がスゴイです。
クライマックスあたり、劇中で唯一「スター・ウォーズ」のテーマ曲が流れる場面があるのですが、曲の挿入タイミングがバッチリすぎて涙が出たわい。
スタッフの人、素晴らしいタイミングで「再生ボタン」を押してくだすった!(←カセットかい)
もういっぺん観たいくらい楽しい作品だったので、本国での興行失敗が意外~。
一体、何が不満なのさメリケンさんは?!
ハン・ソロ役のオールデン・エアエンライクが素晴らしいです。
演技が上手いし、顔もいい。
本家ハン・ソロ役のハリソン・フォードと並べると似てないのですが、それが気にならない。
顔の系統は同じ、というか~。
臭いの元は同じというか~!
「オールデンのハン・ソロはこれでいい」という説得力がありました。
オールデンは「洗練味の無さ」も魅力。
垢抜けてないんですよ!(←ホメ言葉)
そのダサさが「スター・ウォーズ」の世界に合っていたと思います。
ハン・ソロが世話になるチームのリーダ役が、最近、他作品でも活躍しているウディ・ハレルソンでした。
どんなジャンルでも、どんな若手の中でもスッと馴染んでしまえるウディ・ハレルソン。
ときにはハゲのまま、ときにはズラをかぶって馴染んでしまえるんですよ!
どんなおかずに乗っけてもおいしい、万能ネギのようなお方でした。
「女と男の観覧車」★★★ [映画日記]
ウディ・アレン作品ですけども。
まずは1950年代アメリカの遊園地という舞台が、カラフルな色彩で映画映え。
インスタ映えですよ!
このメイン・ビジュアルは大成功だと思いました、大人のゆめかわという感じで。
遊園地内で働く中年夫妻の、家族と愛についての珍・騒動が描かれております。
その男女間の構図、空回りする人生などを含めて、なるほど確かに観覧車という例えがハマってる。
「女と男の観覧車」という邦題がピッタンコ・カンカン~!
レストランでウエイトレスとして働く中年女性ジニーが主人公。
演じているケイト・ウィンスレットが大迫力で演じております。
圧巻のババア演技!
客テーブルをフキンで拭きながらの登場シーンから様になってます。
雑巾芝居ですよ!
ジニーと関係を持つセクシー・イケメン、ミッキー役がジャスティン・ティンバーレイク、っていうキャスティングも新鮮でした。
ミッキーは、中年女性の目線でみた男性アイドルみたいな存在だったから、ティンバーレイクという素材と相性バッチリ。
ジニーがミッキーに入れ込んでしまうという展開も、「相手がティンバーレイクならハマってしまうかもしんない。ズブズブかもしんない」と、納得感がありました。
そんな、ワケあり恋愛をしているジニー。
ふとしたことで嫉妬するんですよね~。
「なにさ!アンタ、あの娘に気があるんじゃないのかい。抱きたいんじゃないのかい!」みたいな感じで荒れますよ。
ジェラシー・クイーンですよ!
ミッキーに贈るプレゼントも、無理に高価なものを買ってくるジニー。
重いわい!
見るに耐えないジニーの行動。
見事な醜態!
素晴らしいイタい女っぷりでした。
中年女性が嫉妬に狂いすぎて、人に道を外れそうになる、というお話だったと思います。
女性のサイコ的風味、というか、精神的なゆらぎ、というか、そういう面ではウディ・アレンの近年の代表作「ブルー・ジャスミン」ぽいかな、と思いました。
ケイト・ウィンスレットにおける「ブルー・ジャスミン」だったのかも。
そして、こういう「中年女性が若い娘に嫉妬する」というジャンルすら適度にこなしてしまうウディ・アレンの脚本力にもビックリです。
80歳過ぎて、こういう話を書けるって、スゴイわいな。
若いイケメンに抱かれる中年女性が住んでるんですよ、あの爺さんの頭の中に、!
ジニーの息子の癖もスゴイです。
鼻くそをほじる、とか、そんなかわいい癖じゃありません。(←かわいくありませんか)
それは、なんと「火つけ」癖!
あの子の「火つけ」場面がスパイシーで、ものすごいアクセントになってました。
何にでも火をつけてしまう子って、昔のアメリカにはいたのかな?
母も息子も、火遊びが過ぎるお話でした。