「翔んで埼玉」★★★ [映画日記]
満喫しました、埼玉県人のヤラレ芸!
作品は、埼玉県人が東京都民に迫害されている世界観。
埼玉県人がさげすまられてるんですよ、徹底的に!
東京都民の高校生は、制服なんてフリフリの華麗なデザインなのに。
教師なんて、メイクや髪型までも宝塚スターなのに。
埼玉県人が勉強する場所は、専用の掘っ建て小屋。
着ている服はモンペて!
埼玉県の表現が、まるで戦後でした!!
体調不良の埼玉高校生がお薬をせがむも、東京都民で生徒会長の壇ノ浦百美が放った名セリフ「埼玉県人など、そのへんの草でも食わせておけ!」に玉砕。
埼玉県人の心は、折れるどころか木っ端微塵に粉砕!
学園内で繰り広げられる、埼玉県人イビリが、大げさすぎて逆に気持ちが良かったです。
前半は学園ドラマなのですが、後半は千葉県人や神奈川県人を巻き込んでの、ハチャメチャ戦国ものに。
埼玉県人の植民地を呼ばれるエリアが池袋、っていうのも楽しかったです。
関東にお住まいの方のみニヤニヤできる、関東に特化した、エリア限定コメディ作品に仕上がっておりました。
本編中は埼玉県人への風当たりが強く、また埼玉県人の自虐ネタも多いのですが。
結局は「やっぱり埼玉県が好き!」となる。
虐待が過ぎて、一周してしまうという!
コンプレックスからの脱却劇が鮮やか。
埼玉県への愛憎が、巧みに、楽しく表現されておりました。
魔夜峰央さんの漫画は実写化不可能と思ってましたけども。
壇ノ浦百美(男)役を演じた二階堂ふみちゃんがハマってる〜。
魔夜峰央っぽい髪型やお洋服が似合っています。
顔もよく見たら峰央っぽいかも〜丸いんで!
これは絶妙な配役だと思いました。
百美が恋する美形男子高校生役はGACKTさんですけども。
なるほど、長髪ヅラなどがお似合いで、まあまあハマっていると思いますが。
できれば、もうちょっと若い男優さんの方が良かったかな。(←禁句)
GACKTさんと二階堂ふみちゃんのコンビネーションが良い感じ。
やっぱりGACKTさん1人だと場が持たぬ。
ミュージシャンだし。
下手だもんね!(←禁句)
二階堂ふみちゃんの上手さがGACKTさんを支えていたと思います。
この作品が成功したら、魔夜峰央さん原作漫画の実写版が続々と作られるかも。
手つかずの金脈ですから、あすこは!
すでに製作中の「パタリロ」も楽しみです。
いや〜、それにしても。
本編中では、要所でGACKTさんがあえいだわな。
悶えたんですよ「ア〜ン、ア〜ン」と!
まるで盛りのニャンコみたいに!!
イメージ映像では、GACKTさんと伊勢谷友介さんがチュッチュ、チュッチュ、チュッチュ、チュッチュ、ペロペロペロペロ〜!
ベロを交えたわい!!
大衆映画で、ここまでの映像を出したのは快挙です。
コメディ映画での忘れられない場面が、「GACKTさんのあえぎ」と「伊勢谷友介さんのベロ」という結果になってしまいましたがね。
このマンガがすごい! comics 翔んで埼玉 (Konomanga ga Sugoi!COMICS)
- 作者: 魔夜 峰央
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2015/12/24
- メディア: 単行本