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たしか、宣伝ポスターは死体の写真でした。
どざえもんか何かですよ!
気になっていた作品ですが、観逃しておりました。
日本公開から1〜2年経ち、配信サービスで鑑賞することに。
どんなに知名度の低い映画でも、観ると必ず発見があるものですよ。
主人公の検視官役はエミール・ハーシュだったんですね!
ハシュ坊ですよ!!
芸暦の長いハシュ坊ですけども。
いまだに若手役!
いまだに新卒みたいな顔をして!!
今回のハシュ坊は、ベテラン検視官である父と2人っきりで、遺体安置所と火葬場を兼ねる職場で働く役。
童顔を活かした弟子演技がハマってます。
「こんな弟子がいたらいい」と思わせる存在。
バッチリですよ、師匠ウケ!
アンタなら、談志師匠の弟子にもなれますよ!!
そんな父子の元に、「今夜中に検死して身元を明らかにさせたい」と、美女の遺体が持ち込まれて始まる物語。
検死の描写がリアルです。
お肉や小骨がグッチョグチョ。
ボクちゃん、晩ごはんを食べながら観ていたのですが。(←バカですか)
箸でつまんだ餃子が、色といい、形といい、死体の耳に見えてしまって困りました。
父子は淡々と遺体の隅々までチェックして、遺体の身元を次々と推測していきますよ。
そのあたりは、解剖ミステリーという趣きでした。
ラストシーンまで、この調子なのかな?
西部劇ならぬ、解剖劇なのかな?・・・と思ったら。
物語の後半はハチャメチャな展開に。
オバケが出たわいギャーーッ!
解剖シーンのクオリティの高さから、リアルタイプの作品かと思っていたら、着地点は、なんとも立派なホラー作品に。
なんとも立派に怖がらせてくれました。
結局オバケが出てくる話なのに、リアルから入るところがクールでした。
監督は、ボクちゃんが大好きな作品「トロール・ハンター」を撮った人だったんですね。
「トロール・ハンター」は、トロールが実在するという体で語られるフェイク・ドキュメンタリー作品。
この監督は、観客にマジメに夢を見せてくれるお方なんですね。
夢先案内人なんですよ!
主な登場人物は、計4人くらいしかいませんでした。
低予算で、ここまで楽しませてくれたら十分だと思います。
死体役を演じた美女も、大変な仕事をしてますよ。
目もお口も開いたまんま。
開けっ放しなんですよ、便所の小窓みたいに!
目にはコンタクトレンズも入れてましたからね〜。
ドライアイにご用心!
お口が渇いて辛いときにのアドバイス。
梅干を思い出してツバ出しなね!
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