「ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋」★★★ [映画日記]
シャー子の美貌がすさまじい〜。(←シャーリーズ・セロン)
信じられないくらいキレイ。
今回のシャー子は、美貌が強火ですよ!(←ガスコンロの火力で例えてみました)
髪型もメイクもバッチリ決まってる。
テカリもナーイ!
よ〜く皮脂を抑えてんよ、ちり紙で!!
「こんなべっぴんさんが、世界のどこかには、おるんじゃな。いっぺんでいい。拝ませてくれんかのぅ」と思いながら鑑賞してました。(←爺さんかい)
シャー子が演じるのは、米国で人気の国務長官シャーロット。
政治女ですよ!
日本名を付けるとしたら、ゆり子でしょうか?!
シャーロットが、セス・ローゲン演じる冴えない記者フレッドと恋仲になるのか、ならないのか?…という展開になる、ロマンティック・コメディ作品です。
格差カップルのお話ですよ!
古くは、劇中でも音楽が引用されている「プリティ・ウーマン」、ちょっと前なら「ノッティングヒルの恋人」など、男女間の格差ラブストーリーって、いくつもありますけども。
今作は、シャー子とセス・ローゲンが共同プロデュース。
クセの強い2人が手を組んだ!
アクの強い2人が!!
シャー子が好きそうな社会的セクハラ・ネタや、セス・ローゲンが好きそうなキワどいシモネタが次々と繰り出されて、辛口の格差ラブ・ストーリーに仕上がっていました。
セス・ローゲンのプロデュースが効いたのでしょうか、男目線で描かれたシャー子が素晴らしい〜。
近年、シャー子にこびりついたイメージは「おっかねぇ女」ですけども。
今作のシャー子は、仕事や組織のしがらみで疲れきっていて、弱い部分も見せる女。
かわいい40女なんですよ!
同じく、これはセス・ローゲンのプロデュースだからでしょう、エロチック・コメディ風のセクシー演技も披露するシャー子。
「抱かれ役」まで、こなしてくだすった!
その挙句、「仕事でもベッドの上でも女王様でゴメン」と謝るシャー子がステキでした。
「気取らないシャー子」を表現するためか、ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」や、映画「アベンジャーズ」に対してのリアクションもあり、サービス満点〜。
他作品では見ることのできない、ゆるめのシャー子が味わえてよかったです。
セス・ローゲンが演じるフレッドも、仕事へのプライド、好いた女性への一途な態度、ちょっとした嫉妬、意外な包容力など、一般的な男子が持ち合わせる普通の感覚があって、共感できるキャラクター。
愛すべき凡人!
セス・ローゲンの魅力って、「普通なところ」なんだな〜、と思いました。
そんな感じで、シャー子とセス・ローゲンが、お互いをプロデュースし合って、アイデアや魅力を出し合って、盛って盛って盛って盛って!
ロマコメ作で本編時間2時間5分て、長いわい!!
シャー子とセス・ローゲンの情熱が、十分すぎるほど注ぎ込まれた作品でした。
米国の大統領役はオデンさん!(←ボブ・オデンカーク)
テレビ男優から大統領になった、という設定ですよ。
そのせいか、劇中では「テレビから映画界に進出して成功した人は少ない。ジョージ・クルーニーとかだけ」というセリフが何度が飛び出しましたけども。
「テレビから映画界に進出して成功したのは、ジェニファー・アニストンも」というセリフのあとには、「そうか?」というツッコミが入ったところが良かったです。
シャー子のリアクションも見てみたかったです。