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発表!第22回(2024年度) ラヴ・ハリ・アカデミ~賞 [ラヴ・ハリ・アカデミ~賞]

本家アカデミー賞だと思って来てくださった方、すみません。
 
アレじゃナーーイ!
 
*「ラヴ・ハリ・アカデミ~賞」とは…
過去1年の映画作品で「アカデミー賞」や「ゴールデングローブ賞」の主要部門、はたまた 「ラジー賞」すらにも引っかかりそうにもない、毒にも薬にもならなかった「超・中間」の作品や人材に、わざわざ栄誉と慈悲を与えてみよう、とでも言うような企画です。
 
 
2024年度の結果はこちら。↓
 
 
★最優秀作品賞 「名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊」
 
受賞の理由: 原作はベネチアと無関係だから。欧米において「原作・魔改造」例の代表になってしまったから。原作を「世界旅情サスペンス」シリーズにしたがるプロデュース精神が、見事なほどに図太いから。
 
 
★最優秀監督賞 ウディ・アレン「サン・セバスチャンへ、ようこそ」
 
受賞の理由: MeToo運動で米国映画界から弾き出されたものの、自作のヨーロッパ映画を引っさげて復活した姿が清々しかったから。作品は「おじんの不倫劇」で相変わらずの内容だったから。助平心は永遠に不滅だったから。
 
 
★最優秀主演男優賞 マイケル・B・ジョーダン「クリード 過去の逆襲」
 
受賞の理由:主演でありながら監督も兼任し、その演出力が初監督とは思えないほど巧みだったから。「別の人に頼んで、やってもらったんじゃないんですか?」と思わざるを得なかったから。役柄も「セレブ妻を抱き、悠々と暮らす富豪でありながら、実はケンカも強いイケメン」で、やりたい放題だったから。
 
 
 
★最優秀主演女優賞 ジーナ・ガーション「サン・セバスチャンへ、ようこそ」
 
受賞の理由: 監督へのMeToo嫌悪でトップ女優たちが断った仕事を、「棚ボタ」式に引き受けたから。チャンスは掴めるうちに掴む、という心意気が、雌虎みたいでカッコいいから。
 
 
★最優秀助演男優賞 シム・リウ「バービー」

受賞の理由: 作品中の貴重なアジア枠として注目されるも、一切評価されなかったから。今思えば、マーゴット・ロビーやライアン・ゴズリングと同じ土俵で勝負したところで、目立てるわけがないから。出演する前から「負け戦」と決まっていたから。
 
 
★最優秀助演女優賞 ミシェル・ヨー「名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊」
 
受賞の理由:本人が、米アカデミー賞を受賞した翌年公開の今作で、どんな活躍をするのかと思ったら、霊に憑かれて発狂する珍役だったから。挙げ句の果てに、物語の途中で死んだから。たとえ名誉ある米アカデミー賞を受賞しても、持ち前の「B級臭さ」は忘れぬ気構えが男前だから。
 

 

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