「ニュー・ミュータント」★★★ [映画日記]
ヒーロー映画「X-MEN」シリーズに、新作が誕生〜。
米国では1年前に公開済み、日本ではコロナの影響もあってか未公開に。
あの「X-MEN」という人気シリーズの新作が、まさかの配信スルーですよ、ひっそりスルー!
そ〜っと流されたわい、流しそうめんみたいに!!
そんな作品ですけども、日本未公開もなんとなく納得、なんだか地味だった〜。
妙に陰気なX-MEN〜!
まずは旧「X-MEN」シリーズのメンバーは1人も出てきません。
お呼びでないんですよ!
旧メンバーを演じていたのは、ヒュー・ジャックマンとかハル・ベリーとか。
み〜んな50過ぎてっから!
もう、バカやってらんないお年頃なんですよ!!
今作では、年代を一新しています。
メンバーは5人いるのですが、全員若いです。
中でも一番目立っているのは、最旬女優アニャ・テイラー=ジョイですね。
見事な猫目を持った、米国の猫娘ですよ!
役柄は、若手チーム内の女番長。
ジャイアン気質の姉ちゃんでした!
他メンバーの何人かは、「ゲーム・オブ・スローンズ」や「ストレンジャー・シングス」など、人気ドラマで見た有力な若手が集結。
その他のメンバーを演じているのは、知らない子でした!
もしかしたら、大人にダマされてスタジオに連れて来られた近所の子かもしれません。(←ちゃんと事務所に所属しています)
彼らが演じる若者5人が、見えない壁に囲われた医療施設で、実験や治療を行われている、という基本設定。
ほとんどの舞台が施設内という、「施設もの」というジャンルですよ。
スーパー能力を持つ若者たちが、閉塞感の中、トラウマと戦いながら「自分探し」をするという内容なんですね〜。
檻の中でもがいている、もがき映画なんですよ!
なんというか〜、ヒーロー映画でありながら、「若者による精神病棟での闘病もの」のような趣。
難病の青春ですよ!
パッと明るく楽しいわけではないけれど、個性的な作品ではありました。
たまには、こういうヒーロー映画があってもいいかな、と思います。
監督・脚本は、かつて大ヒットした青春・闘病映画「きっと、星のせいじゃない。」を手掛けたジョシュ・ブーンということで納得〜。
「青春で闘病といえば、あの人でしょ。あの人しか、いないっしょ」ということで抜擢されたのかもよ。
青春で闘病する映画の巨匠ですから!
珍しい人なんですよ!!