「ザ・プレデター」★★★ [映画日記]
姿をくらまし人間を襲う宇宙人、プレデターがまた来たヨ。
地球においでなすったわい!
忘れた頃に製作され続ける「プレデター」シリーズの新作ですけども。
冒頭から軽いノリ~。
「トランスフォーマー」みたいなメジャー感を打ち出してきて売れる気マンマン!
中学生から楽しめそうな作風ですけども。
よく見たら残虐シーンもあって、子どもにはオススメしづらい感触。
口当たりは優しいけれど、油断してると激辛なお味になってビックリする感じ。
1つだけ辛子入りが混じっているロシアン・シュークリームみたいな作品ですよ!
プレデターと戦う人材が、軍人と犯罪者の連合チームというのが面白いです。
みんな喜んでプレデターと戦ってますから!
チームの中に1人だけ小学生の男児が混じっているのがスゴイです。
浮いてんね、あの子!
全体的にワイワイガヤガヤしていて、楽しさのある恐怖映画に仕上がってました。
展開はものっすっごい雑でしたけど。
プレデターさんが乗っている宇宙船も雑~。
船体には、エンジンに空気を取り込む穴みたいなものが付いてましたしUFOなのに!
帰宅後に作品について調べてみたら。
監督・脚本を担当したのは、ボクちゃんが大好きな「アイアンマン3」を監督したシェーン・ブラックだったんですね。
そう言われて改めて作品を思い返してみると、人間とプレデターの戦闘シーンは、プレデターが持つグッズをよく使っていて遊び心が満点。
「プレデターごっこ」みたいな楽しいノリ〜。
人間たちが死ぬ場面も、言われてみれば、いちいち気が利いたヤラレ方をしていたと思います。
主人公の軍人マッケンナ役を演じた男優は知らない人で、嫁役はドラマ「CHUCK/チャック」などテレビドラマ界でおなじみのイヴォ子!(←イヴォンヌ・ストラホフスキー)
彼らの息子ローリー役を演じたのが、なんと「ルーム」や「ワンダー 君は太陽」などでおなじみの天才子役ジェイコブ・トレンブレイ君でビックリ。
アンタんち、トンビが鷹を産んだお宅だわな!
戦闘に巻き込まれる生態学者役はオリマン!!(←オリヴィア・マン)
オリマンは、あんまり頭は良さそうに見えませんでした、別にいいけど求めてないし。
その他、よ~く見ると、なかなか良いキャスティングなんですよね~。
悪そうな人間を演じたのはドラマ「THIS IS US 36歳、これから」でブレイクしたスターリング・K・ブラウン。
さらに役の犯罪者役でどっかで見たことがある男がいる、と思ったら。なんとそれはトーマス・ジェーンでした。
ああトーマス、今はそんなちんまい役でくすぶって!
この人のピークは2008年の「ミスト」だったわな~。
全然気がつかなかったのですが、最後までプレデターと戦う黒人男性を演じていたのは映画「ムーンライト」で青年版シャロンを演じたトレヴァンテ・ローズだったんですね~。
この人、他作品で見かけても記憶に残りにくくて困っています。
その迷彩能力もプレデター並みでした。