「クリミナル・タウン」★★ [映画日記]
主演はアンセル・エルゴートですよ。
なぜブレイクしているのかサッパリ分からぬ若手男優なんですよね〜。
普通だよね、顔!?
共演はクロエ・グレース・モレッツちゃんで、2人は高校生カップル役。
生娘&チェリーボーイとして登場しましたぬけぬけと~!
アンセルがクロエちゃんを抱く場面もございます。
つまり初抱き場面!
初抱きにしては、2人とも落ち着いてる~。
模索感ナーイ!
なんべんか抱かれた後のクロエちゃんなんて「ふ~、良かったわよ」みたいな、けだるい感じでまるで娼婦!
とても10代とは思えない、大人びた態度にビックリしました。
いまどきの若いカップルは、みんなこんな感じなのでしょうか?!
みんな熟年カップルみたいな感じなのでしょうか?!
アンセルのフンイキは、他作品で観る姿と変わりありませんでしたけども。
クロエちゃんは一層キレイになりましたな。
アカ抜けたわな、この子!
都会に来て磨かれたわい!!
アンセルの父親役がデヴィッド・ストラザーンということで。
「ハハ~ン、息子は、50近くになって出来た子だね」と思いました。
父役にストラザーンは爺さん過ぎる気がしましたけど、まあいいです。
物語は、アンセル演じる男子高校生が、同級生が殺害された事件を究明する、というもの。
平和な日々を一変してしまう犯罪や、平穏に見える生活の裏に闇がある、というダークな日常が描かれております。
人種問題も組み込んでいて、高校生が主人公の割には骨のある物語でしたけども。
どういうわけか全体的にめちゃめちゃ退屈~。
メッセージ性もありますが、ガツンと響かず弱いです。
鑑賞中は、なんべんも寝そうになって困りました。
カップルや親子間の、ふとした会話に面白みがほしい。
もうちょっとギャグをかまして笑わせてほしい。
アンセルがボケて、クロエちゃんがツッコんでほしい!
しばき合ってほしいんですよ!!(←芸人じゃありませんので)
原作小説の持ち味だと言われている「ティーン・ノワール」の風味が、うまく出ていない気がします。
これでは、お出汁の抽出に失敗したお吸い物!
あるいは、松茸香料の入っていない永谷園「松茸のお吸い物」ですよ!!
クロエちゃんと、母親役キャサリン・キーナーの組み合わせは妙味。
2人の掛け合いは緊迫感があって、ちょっとした演技合戦の趣が。
「クロエ、どんな演技でも投げて来い。母ちゃんが全部受けて返したるさかい!」・・・みたいな、師弟ぽいフンイキがオモロかったです。
そうえばキャサリン・キーナーって、ちょっと前にも「ゲット・アウト」という人種問題作品に出てましたっけ。
人種問題に映える人なのかもよ、人種映え~!