「魔女がいっぱい」★★★ [映画日記]
魔女がいっぱい出てくる映画です。(←タイトルそのまんまですが)
明るいファンタジー・ホラーという感じで、基本的にはお子様向け。
ガキンチョ向けですけども!
「知らない人についていくと、ひどい目に遭うよ!」という、教育的な意味合いも感じるお話。
原作は、「チャーリーとチョコレート工場」や「BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」などのロアルド・ダールさんなのだそうで。
書き慣れてるお方ですよ、お子様を恐怖のどん底に突き落とす話を!
「本当は怖い昔話」みたいな、ハッピーエンドなのかバッドエンドなのか分からない、実は救いの無いお話が良かったです。
今回の脚本を書いたのはギレルモ・デル・トロで、監督はロバート・ゼメキスということで。
作風としては、デル・トロの陰、ゼメキスの陽が、バランスよく配合されていたと思います、バランス栄養食みたいに!
デル・トロとゼメキスがタッグを組んだ、という意味でもレアでした。
怖い魔女役のアン・ハサウェイが大熱演。
よくやったハサ美!
お口は耳の方まで裂けていたし。
美を捨てたわい、汚いハゲヅラまでかぶって!
できれば、あのハゲヅラの脳天に、毛が1本生えていたら一層笑えたと思います、波平みたいで!!
「魔女は鼻がきく」という設定で、子どもの臭いをかぐときは、おっぴろげんの鼻の穴!
ハサ美の鼻の穴が、映像処理によって、恥ずかしげもなく大開きに!!
この「穴開き演出」にも驚きました。
ハサ美は元々、お口も目もデカいから顔芸が映えるんですよね〜。
もはや顔芸人でした!
魔女を退治しようとする役で、メイン・キャラクターの「おばあちゃん」役はオクタヴィア・スペンサーなんですね〜。
これは良い役をもらったと思いますけども。
もう婆さん役ですよ、撮影当時のオクタヴィアは40代なのに!
老け役がハマるという点では、若い頃から婆さん役を演じていた研ナオコをほうふつ。
今回のオクタヴィアは、ナオコ婆さん(←死語)みたいなもんでした!
劇中では、魔女がお子様をネズミにしてしまう場面が。
ネズミが何匹か出てきて、みんなかわいいのですが。
表情を出すためか、ネズミの目の上には眉毛ボーン!
やや不自然でしたけども、仕方ないですね、眉毛がないとネズミなんて氷のような無表情になりますから。
単なるドブネズミになりますからな!
ネズミの1匹は食いしん坊キャラ。
「ブドウ食いたい」「チーズかじりたい」と言っては、チームの足でまといに。
あのネズミだけは処分したくなりました。
そんなネズミたちが、ペラペラしゃべるし、ミッションは遂行するしで大活躍。
まるで「スチュアート・リトル」でした。(←死語)
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