「もっと遠くへ行こう。」★★★ [映画日記]
シアーシャ・ローナンちゃんと、「aftersun アフターサン」(2022年)でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたポール・メスカルが夫婦役です。
生活感のない、きれいな夫婦だよ〜。
目がキラッキラ。
きっと、おトイレにも行かない夫婦!(←たぶん行ってます)
時代を2065年とした、SF夫婦スリラー作品です。
amazonプライム・ビデオのオリジナル映画として、2024年1月に配信されました。
未来とは思えぬ牧歌的な荒野に、ポツンと建ってる一軒家が夫婦の住まい。
農業で生計を立てているようです。
そんなお宅に1人の客が訪問し、夫妻の夫に対して「あなただけ宇宙へ移住できます。嫁は残しておいてもらいます」と宣告。
「嫁なんてほっとけ」宣言ですよ!
そこから始まる、夫婦の愛憎劇が見どころになっています。
とっても面白そうなお話ですけれども。
「人間の心を弄ぶ残酷な未来感」で、楽しい場面なんて一切ない。
なんともダークな夫婦生活!
真っ暗な夫婦の営みですよ!!
主要な登場人物は3人だけのシンプル設計で、自動的にセリフが多くなるから、なんとなくお硬い舞台劇っぽいです。
メジャーなキャスティングの割に、難易度は高いと思われます。
これは、主演がシアーシャ・ローナンちゃんじゃなかったら、あんまり楽しめなかったかも〜。
シアーシャ・ローナンちゃんも、すっかりベテランな感じで、芝居は常にポール・メスカルの上を行ってますね。
ポール・メスカルに胸を貸してる、っていう感じで頼もしい〜。
すっかり、お姉さん!
シアーシャ・ローナンちゃん、普通に脱いでますしね。(←悲しい〜)
近年、妻役を演じる機会が多くなったシアーシャ・ローナンちゃん。
今作も、「人妻シアーシャ」シリーズの1本として記憶にとどめておこうと思います。
ちなみに今作の監督は、「LION ライオン 25年目のただいま」などのガース・デイビスさんですね。
ライオン映画で1発当てた人ですよ!
映像は壮大な感じで、よく撮れていましたね。
原作は、「もう終わりにしよう。」などのイアン・リードさんらしいです。
「もう終わりにしよう。」も「もっと遠くへ行こう。」も、原作小説のタイトルそのまんま映画にも使っていますね。
なんだかタイトルというか、コピーみたいですよね「そうだ、京都行こう」みたいな。
「もう終わりにしよう。」も、Netflixで映画化済み、ということで。
どうやら、原作者のガース・デイビスさんは人気があるらしいです。(←さっきまで、名前も知りませんでしたが)